40年の経験、実績と信頼!東京・三鷹にある難病専門の中国鍼灸(はりきゅう)の林鍼灸院にお任せ下さい(対応言語:日本語・中国語・English)
 

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当院では大勢のインポテンツの方が通ってきています。伝統的な鍼灸治療法によりよい効果が得られます。インポテンツは機能性と器質性に分かれますが、機能性が9割近いと言われています。その原因は精神的なものが多く、それが鍼灸治療の主な対象となります。鍼灸治療で高い有効率が見られます。治療法についても、鍼治療の以外のお灸も積極的に使います。身体を暖めて循環をよくして、体質改善を中心に治療が行われます。

 

現在、成人男性の約4人に1人がインポテンツ(EDと言われているのだそうです。割合の多さに驚かれるかもしれないが、実はEDとは「男性が最もかかりやすい生活習慣病」なのです。


特に最近は仕事や環境のストレスが多く、ストレスを発散できずためこんでしまうと若くしてもEDになってしまうという人が多くなっているようです。東洋医学の鍼灸治療は西洋医学との組み合わせにより相乗効果が認められています。

ED・インポテンツとは

性交時に勃起しない、あるいは十分な勃起が維持できないため、満足な性交が行えない状態のこと。最近では「勃起障害(ED:erectile dysfunction)」といわれています。
現在、40〜70歳の男性の半数以上が何らかの原因でEDになっていると考えられているそうです。

EDの原因には

 身体に問題のある「器質性」と身体に問題のない「機能性」の2つに分類されます。

「機能性」は「心因性」とも呼ばれており、EDの大部分を占めています。新婚EDがその代表。

「器質性」には、陰茎そのものの障害、神経や血管の障害、内分泌異常などがあります。糖尿病でみられるEDは、神経や血管の障害によるものです。



西洋医学的治療

軽度のEDの場合の治療法として、以下の5つがあげられます。

・できるだけ体をリラックスさせ、ストレス解消に努める
・ 適度な運動をするようにする
・ 喫煙や飲酒の習慣を見直す
・ コレステロール値を下げるよう食生活を見直す
・ 男性ホルモン「テストステロン」の分泌を促進するサプリメントを摂取する

以上のような方法をとることで、軽度なEDは徐々に改善されていきます。

・ED治療薬の他、精神安定剤などがあります。

 

ED・インポテンツの中国医学の考えについて

ED・インポテンツは中国医学では「陽萎」と呼びます。陰茎の勃起に障害が起こるために性交ができない病証である。遺精、滑精、早泄を伴いやすい。

中国医学ではこの病気は体質が弱いかあるいは老化の早まり、また房事過多、長期にわたる手淫(マスターベーション)および過度の思慮などによって循環が悪くなって、血流が滞ることにより引き起こす。

インポテンツ・EDは悩み事が多いことも原因の一つで、悩みもまた精を不足させるのです。血管の詰まり、美食や脂っこいものを食べている人は血管に脂肪の塊があることで流れがせき止められています。宗筋(陰茎の筋肉)が栄養されなくなって緩み、陰茎に力がはいらず立たなくなり、セックスに際しても堅くならないと考えています。鍼灸治療でこういった症状を取り除くことによって、インポテンツ・EDが改善されるわけです。

 

発症の機序とは

心は血脈を主る。脾は生血、湿の代謝と関連が深い。肝脈は陰器を回る。腎は生殖発育を主る。従って人間の正常な性生活が出来るのは心、脾、肝、腎機能の正常が必要である

 

◎命門火衰による陽萎  

先天不足、房事過多や長期間の手淫、加齢により精気を損傷し、命門火衰になると「陽萎」がおこる。  

 

◎心脾両虚による陽萎

思慮過度、労倦、食事不摂生により心脾を損傷すると、気血両虚の病態がおこる。気虚により宗筋(陰茎)無力となり、血虚により宗筋が失養になると宗筋は弛緩して「陽萎」がおこる。

 

◎驚恐傷腎による陽萎

恐怖、憂鬱、怒りにより気血が失調し、そのために気血が前陰に充足しなくなるとこのタイプの「陽萎」がおこる。

 

◎湿熱下注による陽萎

油っこい、甘い物の食べ過ぎや過度の飲酒により湿熱が生じ、それが前陰に下注して肝脈を阻害し宗筋が弛緩すると「陽萎」がおこる。

 

陽萎のタイプ別の症状と鍼灸治療

◎命門火衰タイプ

主 症:陽萎、陰部の冷え

随伴症:精液は薄く、量が少ない、精子数が少ない、腰や膝がだるい、寒がり、四肢の冷え、顔面晄 白、耳鳴り、精神不振、舌質淡、舌苔白、 脈沈細    

治 療  

治療原則:温補腎陽、益腎填精(腎陽を強め、腎精を補うことにより陽萎等症状の改善をはかる)

薬物治療:漢方エキス剤:海馬補腎丸

鍼灸治療:関元、中極、曲泉など。お灸と併用

 

◎心脾両虚タイプ

主 症:陽萎、倦怠感

随伴症:顔色につやがない、不眠、心悸、食欲不振、四肢無力、舌質淡、舌苔白、脈沈細弱

治 療  

治療原則:益気健脾、補血養心(脾気を強め、心血を補うことにより陽萎等症状の改善をはかる)

薬物治療:中成薬及び漢方エキス剤:帰脾湯

鍼灸治療:中極などお灸と併用

 

◎湿熱下注タイプ

主 症:陽萎、陰嚢が湿って臭い、陰嚢or睾丸の腫痛

随伴症:腰や下肢の重だるさ、小便黄、または下痢不爽・肛門灼熱感、舌苔黄厚、脈滑数

治 療

治療原則:清熱利湿(熱を清め、湿を除くことにより陽萎等状の改善をはかる)

薬物治療:中成薬及び漢方エキス剤:竜胆瀉肝湯

鍼灸治療:三陰交など

 

◎肝気鬱結タイプ

主 症:陽萎、性交時に不安のため勃起しない、平素イライラしたり、怒りっぽい

随伴症:ストレスがたまりやすい、不眠、胸脇苦満、舌質淡紅、脈弦

治 療

治療原則:疎肝行気 解鬱(肝気を巡らせ、鬱状態を解消させることにより陽萎の改善をはかる)         

薬物治療:漢方エキス剤:四逆散

*食欲不振、下痢或は軟便などの脾胃虚弱(肝気犯脾胃)症状があれば加味逍遙散に変更する。

鍼灸治療:期門等お灸と併用

 

◎陰虚火旺タイプ

主 症:勃起しやすいが、早泄や遺精が伴う

随伴症:腰膝のだるさ、心悸、不眠、盗汗、眩暈、耳鳴、健忘、舌質赤、苔少、脈細数

治 療

治療原則:滋陰降火、強腎固精(陰液を補い、虚火を清め、腎の生殖を主る働きを強めることにより陽萎の改善をはかる)

薬物治療:漢方エキス剤:瀉火補腎丸

*遺精・滑精が酷い場合は柴胡加竜骨牡蛎湯7.5g(分3内服)を追加する。

鍼灸治療:心兪等 

 

症例

47歳

薄毛を治療のためプロペシアを半年服用した。その後、勃起機能不全になり、朝立ちのなくなった。薬を止めてから1年に経っても症状は緩和されてないため当院の治療を求めに来た。

3か月での鍼灸治療後、症状は徐々に改善され、一年後、待望の赤ちゃんも生まれて、とても元気になった。

 

48歳

高血圧で45歳から薬が服用している。一年前から性欲が低くなり、あったときも性交渉がうまくいかなかった。背中の痛み、腰痛、上腕痛なども伴い、当院の治療に来ました。

週一のペースで半年の治療後、性欲が出て来て、性交渉もできるようになった。他の症状も大分改善された。

 

67歳

糖尿病、高血圧、高血脂症、肥満など生活習慣病があり、長い期間に薬を服用している。その症状を改善するために当院の治療を定期的に受けている。最近、若いパートナが出て来て、性交渉をすると、全然できないことで、EDの治療も始まった。すると、次の来院時、とてもうまくできたと喜んでた。その後も週一のペースで治療を継続して、EDを治った上、生活習慣病も良くなりました。

 

52歳

1ヶ月前、左耳難聴、耳鳴り、EDで来院。常に睡眠不足(4時間)、腰痛。管理職でストレスもたまっていると。

当院に定期的に全身鍼治療を受け3か月後、聴力を上り、耳鳴りにも気になりなくなった。EDも改善された。

 

32歳

4,5年前から原因不明の男性機能低下、性交渉困難の症状が出てきて、下半身の冷えがある、半年前結婚したため、当院の鍼灸治療を求めに来た。1クールの治療を受け、性交渉は徐々に上手く行けるようになり、継続の治療で、正常になりました。

 

ED・インポテンツと養生男性不妊

膀胱炎間質性膀胱炎前立腺肥大症

 

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   院長 中医師 林 暁萍

中国医師/武庫川女子大学非常勤講師/中国遼寧中医薬大学 客員教授

患者様のつらい気持ちをわかって心がこもった治療は大切ですが、豊富な医学知識、確かな技術により病気をしっかり治してあげることも大切です。だから、私は常に最新の医学知識と医術の勉強を努力しています。誰にも言えない身体の悩みがひとりで抱えないで、ぜひ一度、ご相談してください。

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記事が2012.No8 医道の日本に掲載された

記事が2017.No.5 医道の日本に掲載された

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