テニス肘とは肘の外側の部分(上腕骨外側上果)の炎症です。肘関節の外側の骨の突起部(上腕骨外側上果)周辺の痛みが主な症状です。テニスをする人にしばしば見られる病気です。中高年では家事(皿洗い)を行う人、農作業(鎌での草刈り)を行う人、肘の関節の曲げ伸ばしを繰り返す職業の人(清掃員)などにも見られます。
「成因」
原因は筋肉や腱の使いすぎです。
大きく2つの要因が考えられます。1つは筋腱の使いすぎによるものです。多くは前腕の旋転に無理な力が加わったり、力が入れすぎたり(テニスの練習など)したときに前腕伸筋に起点(上腕骨外側上果)部の捻挫が発生して、出血、小断裂などによる炎症が起ると考えられている。もう一つは、加齢に伴う筋腱の衰えです。こうした要因から、40歳代に多く見られるとともに、日常生活の家事で発症する主婦も少なくありません。
「症状」
上腕骨外側上果の圧痛があります。タオルや雑巾を絞る、字を書く、蛇口をひねる、車の運転、ほうきの使用やドアのノブを回すなど手関節の背屈と前腕の回外を伴う運動で痛みが誘発される。
「治療」
原則的には保存療法が行われます。安静の指示、要はテニスを休止すること。消炎鎮痛剤の内服・外用。理学療法などを組み合わせて行う。
東洋医学では
局部気血が損傷し、筋脈不和を起したことが原因です。局部の損傷によりおっ血になり、痛みなど症状が現れる。
「治療」
治療原則−舒筋・活血・通絡
取穴−局部取穴と遠隔取穴を組み合わせる。
局部取穴 圧痛点、手三里など
遠隔取穴 合谷、陽池
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