無資格の男が施術=はり治療後に女性死亡−大阪府警
大阪府池田市の鍼灸(しんきゅう)院で昨年12月、同府箕面市の女性=当時(54)=がはり治療を受けた直後に死亡した事件で、女性に施術した20代の柔道整復師の男がはり師免許を未取得だった事が15日、大阪府警捜査1課への取材で分かった。同課によると、男は鍼治療の専門学校生だが、免許は未取得だった。院長も男が無免許である事を把握していたといい、同課は業務上過失致死容疑などで2人から詳しく事情を聞く方針。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010011500749
との事で、続報が出て来ましたね。
最近、当鍼灸院に通っている何人の患者さんに、この事件についてよく聞かれました。皆様の関心の高さを実感している所です。
あり得ないことが現実になって、なんで もしかしたら、無免許の人がやったかねと思っているところ、まさにその通りでした。
現在、鍼灸院、整骨院で「学生が修行する」と言う名目で、実質働いていたり、アルバイトしていたりと言う事は、ある程度「公然と」行われているのが実情なんでしょうが、こう言う事故が起こった事で、一時「学生の修行」 は減るでしょうね。
もともと、鍼灸学校に3年間通って、国家試験を受かったら、鍼灸師の免許をとれます。ただ、学校の3年間、国家試験のための勉強が多いので、臨床経験はなかなか少ないため、ほとんどの人は学生から鍼灸院か、接骨院で仕事をしながら、臨床の勉強をするパタンです。なので、これからの臨床の勉強はどうなるでしょうね