2009年11月23日にブログが始まりました。最低、一週間に一度の執筆を目標に続けます。こちらでは、鍼灸治療院での日々の出来事に限らず、趣味の料理、ウオーキング、薬膳、ニュースのことなど、ゆるーりと楽しみながら書いています。
感想などを、治療の時にお話いただいたり、xiaoping529@hotmail.co.jp宛にお送りいただけると、励みになります。
40年の経験、実績と信頼!東京・三鷹にある難病専門の中国鍼灸(はりきゅう)の林鍼灸院にお任せ下さい(対応言語:日本語・中国語・English)
2009年11月23日にブログが始まりました。最低、一週間に一度の執筆を目標に続けます。こちらでは、鍼灸治療院での日々の出来事に限らず、趣味の料理、ウオーキング、薬膳、ニュースのことなど、ゆるーりと楽しみながら書いています。
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鍼灸の道は、私の大好きなお仕事
鍼灸治療は、多くの疾病を治すことができ、たくさんの人に笑顔をもたらすことができる治療です。ですから、私は今、このお仕事ができていることを心から嬉しく思っています。
私が小さい頃、母が病気がちで、よく病院へいっていました。そんな経験もあり、患者としてのつらさはよく覚えています。そして小さい頃から、『将来はお医者さんになって母親を助けてあげたい!』と心底思っていました。今、努力の甲斐あって、医学の道にいて、たくさんの患者さんと関わることができて、本当に嬉しく思っています。
私は治療の中で、『治す治療』をすることを大切にしています。そのためにも、患者さんの状態がわかる会話やコミュニケーションをよくとるようにしています。
お一人お一人のつらい気持ちを理解しながら、少しでも多くの方に元気を取り戻してもらえるよう私も日々勉強をしながら、頑張ります。だれにも言えない身体の悩み、ひとりで抱えないで、是非一度、ご相談下さい。
今日から3日までお休みになります。皆さんよいお年をお迎えてください。来年よいことがありますように
メリークリスマス
昨日イブで、しかも休みの日なので、大丸百貨店の19階にあるホテルで、食事をしました。美味しくて、とても幸せでした
食事後のデザートです
ご存知ですか?「漢方」の現在
「日本では、大学医学部・医科大学において、平成16年度には、80大学すべてにおいて漢方医学の教育が実施され、漢方外来の設置も平成21年度には79大学(付属)病院に。漢方医学の教育を大学で受けた多くの医師が毎年誕生しています」
「現在、医師の8割以上が漢方薬を処方しています。漢方単独での処方が20.2%、西洋薬との併用が79.8%となっており、漢方薬を処方する理由の上位3項は、①西洋薬で効果がなかった症例で漢方薬が有効56.4%、②患者さんの要望44.3%、③エビデンスが学会などで報告された33.6%となっています」(12月9日の朝日新聞により)
一方、中国では医科大学は2種類に分けられます。一つは西洋医科大学で、もう一つは中医医科大学(漢方医学)です。二つとも5年制または6年制で、卒業後、国家試験を受かたら同じく医師になります。ただ、専門は西洋医学もしくは中医学(鍼灸を含む)の区別だけです。
★便秘について
若い女性の半数便秘の悩みあり
20〜30代の女性の約半数が便秘に悩まされ、疲れや冷え性、ニキビなどの肌のトラブルを抱えていることが、森永乳業の調査で浮き彫りになった。下痢の症状も合わせると、排便で何らかのトラブルがあると考える人は約82%にのぼるという。1万人の女性を対象に5月にインターネットで調べたところ、「よく便秘をする」「たまに便秘をする」は約52%。さらに、便秘200人と快便200人に肌のトラブルの有無を聞いたところ、便秘の9割が「ある」としたのに対し、快便は7割だった。肩こりや冷え性、視力低下など約10項目の気になる症状も、すべて便秘の人が快便の人を上回った(12月7日の朝日新聞により)
ここで便秘への対策を紹介します。
☆ 穏やかな精神状態を保ち、ストレスを避け、毎日定時の排便習慣を身につける。
☆ 陽虚タイプの便秘患者は、寒冷刺激を避け、保温に注意する。
☆ 食療法について食療法の原則は淡白な食物や高繊維食を摂取し、香辛料を避けることである。
以下、便秘解消に有効な果物を紹介する。
◎ バナナ 2本。
食べ方:毎朝、空腹時に食用。
◎ ジャガイモ 適量。
食べ方:ジャガイモ汁を40cc位絞り取り、2回分けて朝、昼食前に飲用。
◎ 松の実 120g。
食べ方:1日2回に分けて生で食用。
◎ ほうれん草 250g。
食べ方:洗浄したホウレンソウを湯通しし、適量の塩、胡麻油などの調味料をかけて食用。 1日1回。
◎ 胡桃(クルミ) 適量。
食べ方:毎晩就寝前に3〜5個胡桃を食用。 30日間継続。
◎ りんご2個。
食べ方:朝晩1個ずつ空腹時に食用。7日間継続。
咳や痰に効くものは何
昨日から寒くなってきましたよね、これから真っ冬になり、風邪または気管支炎により咳や痰の症状が出る人が増えてくるでしょう。ここで、咳や痰に効く食べ物を紹介します
「肺を潤す梨」
咳や痰が多いのは水毒の特徴の一つと言われます。このような場合は利尿作用のある梨を食べると効果的です。
「咳と痰によく効くフキノトウ」
フキノトウに含まれるケムフェロール、苦味など成分には、咳を鎮める作用があります。
「蜂蜜(ハチミツ)」
肺・脾・大腸に作用し、呼吸器系を潤す作用があります。
ミカンとグレープフルーツの違うの話について
今日、一人の患者さんの話で今までミカンを食べる気がなかったです、なぜですかと聞いたら、ミカンが嫌いのではなくて、グレープフルーツが好きで、でもいつも食べた後、すぐ下痢してしまいまして、怖いから、ミカンも含めて食べたくなくなりました。最近、どうしてもミカンを食べたくて、試しに食べたら何もなかったです、とても喜んでいましたと
では、なぜミカンを食べるとおなかの調子がいい、グレープフルーツを食べると下痢するといいますと・・・
ミカンとグレープフルーツとの違うところが
なので、この方はもともと軟便(胃腸弱い―脾陽虚のタイプ)なので、グレープフルーツを食べると、おなかをもっと冷させるから下痢してしまう。ミカンを食べるとお腹が温めることができますので、とても調子が良くなるわけですよ
新しい挑戦
忘年会シーズンが入りましたよね
昨日同じマンションの友たちと近所の焼肉屋さんに食べに行きました。とても美味しかったですよ
私は生肉に苦手でしたが、美味しいですよと勧められて挑戦したら、本当だよ。また、食べに行きたいぐらいです。
ご報告
月刊北國 アクタス雑誌 2009 No.241 8 にて紹介されました 中国、日本、韓国の伝統的鍼治療の比較検討が行われたのであるという記事の鍼治療検証結果は11月28日、29日に金沢で開催されました国際シンポジウムで
明治国際医療大学 川喜田 健司先生より
発表されました。
・・・今回の臨床研究は、あくまでそれぞれの国における伝統的鍼治療の経験豊富な3名の治療者による診断、治療、その影響について検討したものである。いずれの国の方法であっても、鍼治療を受けることによって、今回の比較的高かった総白血球数がほぼ2ヶ月間隔の3回の異なる治療後に減少してより正常域に変化している。また、すでにeCAM誌に報告した鍼刺激による白血球成分、すなわち顆粒球とリンパ球の構成比の変化についても各国の治療群において若干の違いがあるものの、同様の傾向が認められている。またストレス状態の指標として計測したアドレナリンの毛中濃度量も鍼刺激によって低下傾向が認められている。鍼には様々な調節効果があることはこれまでも指摘されているところであるが、今回がそれを追認するとともに各国の独自性の持つ意義についても何らかのエビデンスを提供できると思われる今回得られた、同一被験者に対する3ヶ国のそれぞれの観点から定められた診断法、治療法の違いについての解析結果の詳細は明らかになっていないものの、その違いはその生体に対する影響の違いを含め、鍼の臨床を理解する上で貴重な情報をもたらすものとなりうる。このような臨床研究は世界で初めての試みである。個々で得られたデータは、今後の代替医療における鍼治療の役割を理解する上で貴重の情報を提供するものである・・・・・
追伸 当院の院長林の私は中・日・韓の3名治療者の中国代表としてこのプロジェクトを参加しました。
いいニュースを報告します。
今年の8月から通っている一人の不妊症の方は、先日に人工受精で着床が成功したという報告がありました。本人がとても喜んでいて、私もとてもうれしいですよ。
★冷えについて・・・・11月24日の産経新聞より
女性だけでなく男性も油断大敵!夜更かしやめ、生活改善。
20代~40代の男女544人にアンケートで、身体の冷えを感じることがある人は女性86.2% 男性61.5%もあり、この中で何か対策を取っている方は、女性62.5%男性28.8%という結果で男性も冷えを感じてはいるものの対策を取っている方は少ないことがわかりました。 男性は50歳を過ぎた頃から自覚するようになるが、「冷え性は女性のもの」という意識や恥ずかしさなどから言い難く潜在化している、と指摘されている。女性はホルモンの分泌が複雑に変化するため自律神経が乱れ、冷え性になりやすい。 しかし、男女を問わず年を取ると新陳代謝が落ちて血行が悪くなることや自律神経の反応が落ちて熱を奪われやすくなる。また、皮下組織が、薄くなることなどで熱が逃げやすくなることも関係している。若い世代では、ファッションなどにより、体全体が低体温になり自覚しにくい。内臓が冷えると全身の機能が落ち風邪をひきやすく、昼間も元気がない、眠れないなど影響もでてくる。働き盛りの男性では、オフィス生活による運動不足やストレスが冷えの原因になりやすい。ストレスを抱えた状態では自律神経の反応が鈍く、寒さを感じにくくなるということと、冷えを放っておくと、肌荒れ・下痢・風邪をひきやすくなったり免疫機能が落ちて様々な病気の引き金となる。
対策は夜更かし型の生活リズムを改め深酒を控えること。運動などで身体を温めることや食事面ではショウガや唐辛子などを取り入れることも有効です。
あけましておめでとうございます。新しい年に皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。
今年もよろしくご厚意のほどお願いも申し上げます。
私は、去年のお正月に中国に帰ってきましたが、今年は私の故郷が30年ぶりの寒さで、1月1日の気温はマイナス30°と、親戚から聞きまして、びっくりしました。ちょっとさびしいでしたが、帰らなくてよかったかなと思いました。そして、五日間の休みで、ゆっくり出来まして、体にいっぱい充電しましたので、今年も頑張りに行きたいと思います。よろしくお願いします
冬になると、旬の食材−カニが食卓に出てきて、とくに、お正月に皆が必ず食べますよね。
カニの食べ方としては生、焼く、蒸、鍋などいろいろがあります。カニはただの美味な食べ物ではなくて、肝臓の機能を強化する低カロリー食品でもあります。
カニの自然の属性が寒性、味塩である。腎臓・肝臓・心臓に入り、他の魚類以上に豊富なカルシウムを含まれるそうです。
★現代の研究よりカニは以下の作用があります。
・血中コレステロール値を降下させる作用
カニにはコレステロール値を抑制するタウリンが多く含まれ、心臓・肝臓の機能促進に関係する。
・高血圧を降下する作用
カニの甲らにはタウリンが多く含まれ、これには交感神経を抑制して、食塩の摂りすぎによる高血圧を降下する働きがある。
・うっ血性心不全の予防作用
カニの甲らのタウリンは、血中のカルシウム濃度を調節する重要な役割を果たす。カルシウム濃度は心筋の収縮力を高めてうっ血性心不全を防ぐ働きがある。心不全の治療に医薬品として用いられている。
・血行を良くする作用
ビタミンB群のバックアップに必要な成分ナイアシンが含まれ、血行を良くする。
★古典より
カニと相性の悪い組み合わせ
柿と一緒に食べると腹痛を、梨と一緒に食べると嘔吐・腹痛・下痢を、ピーナツと合わせると下痢を起こす。また、機能が正反対のドジョウと一緒に食べるとどちらの機能も阻まれる。それぞれ気をつけるようにという勧告が古文献に載せられている。
夜散歩
私の趣味の一つは散歩です。夕飯の30分後、40分~1時間にかけて、散歩をしています。毎日同じ道に歩くのではなく、いつも、違う道に夜景を見ながら、いろいろ所を発見します。とても楽しかったです。しかし、この半年、仕事が遅くなり、その上、毎日1時間前後の温泉に入りますので(言い訳するな!)、最近、散歩をしても、急いで帰るか、またはサポートしたことが多くなります。そのせいで体重が増えてきてしまった(食べ過ぎのせいもある)のだけではなくて、体力も落ちたような気がしますなので、散歩の再開と時間の守るのを決意しました。さあ、今日から1時間で歩きに行きます。
ご参考
散歩消費するカロリー歩き方によって、消費するカロリーは違います
ブラブラ歩く(散歩): 1分間に約2.7kcal
普通に歩く(平常歩): 1分間に約3.3kcal
大またでサッサッと歩く(速歩): 1分間に約4.2kcal
大またで力強く息を切って歩く(急歩):1分間に約7.9kcal
300kcal消費するのにかかる時間は
散歩なら・・・110分
平常歩なら・・90分
速歩なら・・・60分
急歩なら・・・38分となります。
(※消費カロリーは、体重60kgの人の場合で計算しています。)
無資格の男が施術=はり治療後に女性死亡−大阪府警
大阪府池田市の鍼灸(しんきゅう)院で昨年12月、同府箕面市の女性=当時(54)=がはり治療を受けた直後に死亡した事件で、女性に施術した20代の柔道整復師の男がはり師免許を未取得だった事が15日、大阪府警捜査1課への取材で分かった。同課によると、男は鍼治療の専門学校生だが、免許は未取得だった。院長も男が無免許である事を把握していたといい、同課は業務上過失致死容疑などで2人から詳しく事情を聞く方針。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010011500749
との事で、続報が出て来ましたね。
最近、当鍼灸院に通っている何人の患者さんに、この事件についてよく聞かれました。皆様の関心の高さを実感している所です。
あり得ないことが現実になって、なんで もしかしたら、無免許の人がやったかねと思っているところ、まさにその通りでした。
現在、鍼灸院、整骨院で「学生が修行する」と言う名目で、実質働いていたり、アルバイトしていたりと言う事は、ある程度「公然と」行われているのが実情なんでしょうが、こう言う事故が起こった事で、一時「学生の修行」 は減るでしょうね。
もともと、鍼灸学校に3年間通って、国家試験を受かったら、鍼灸師の免許をとれます。ただ、学校の3年間、国家試験のための勉強が多いので、臨床経験はなかなか少ないため、ほとんどの人は学生から鍼灸院か、接骨院で仕事をしながら、臨床の勉強をするパタンです。なので、これからの臨床の勉強はどうなるでしょうね
この2週間で、当院では顔面神経麻痺の患者さんが4名来られました。12歳の小学生から70歳の大人まで、4名とも発症が1カ月前後でした。
東洋医学ではストレスや過度の疲労などの原因で体力と免疫力が低下したところ、風邪・寒邪が虚に乗じて、顔面を支配している主な脈絡に陽明、少陽という脈絡を侵入して、脈絡の流れが悪くなると筋肉が麻痺を起こし顔面神経麻痺が発症すると考えられます。寒い時期の冬や春先に一番なりやすい病気です。なので、風邪が引きやすい、ヘルペスになりやすい方が 要注意です。
顔面麻痺にかかると病院のどの科にいけばよいか、またどんな治療法をすればよいのか迷っている方々が多いと思います。一般的にまず耳鼻科や脳神経内科などへ行って諸々の検査を受けます。
そして、治療では、副腎皮質ステロイドや抗ウイルス剤の点滴、星状神経節ブロックなどを行い、改善されなければ、血流改善剤、ビタミン剤や神経賦活剤などが薬が処方されます。
一般的に顔面神経麻痺に対する現代医学ではまだ特効薬はなく、発症直後には、顔面神経麻痺は時間が経てば経つほど、治りにくくなり、後遺症が残ります。したがって、麻痺が起こった早い内からの治療がベストです。
顔面神経麻痺に対しては鍼灸治療は最も効果をあげられます。まず針灸治療によって身体の中の邪気を取り除いて、経絡を活性化して、温灸で血気が疎通するようにします。それによって麻痺した神経の働きが徐々に回復していくと考えています。
冬の体質改善で花粉に強い体を!
底冷えのする日が続く冬本番。寒さが苦手な人にとってはつらい季節ですが、中医学では、冬こそ体調を整える大切な時期と考えます。冬場の体質は春からの花粉症の予防にもつながるので、今から積極的な養生を心がけましょう。
冬令進補(とうれいしんぼ)