9月27日
今年の特別の暑さで、皆さんの食欲が落ちてしまいバッド(下向き矢印)、急に涼しくなると体が追いつかなくて、疲れやすくなり、身体がだるいとか様々の不調が出てきませんか。
食欲のない夏から食欲旺盛の秋に変わると何に気をつけたほうがいいでしょうか。
季節に合わせて身体を補う・・・これ中国医学の基本的な考え方です。
秋になると空気中の湿気がだんだんと少なくなり空気が乾燥してきます。
春は補昇、夏は補清、秋は補平、冬は補温です。補平って何
つまり秋はうまくバランスをとることが大切です。
陰と陽、動と静、湿と燥・・・などです。
例えばあまり動き回りすぎて、大汗をたらたらかいたりすると体内の陽気が外へ漏れ、からだの中の必要な水分(津)が消耗し身体の中の抵抗力が弱くなってしまいます。(動と静のバランスです。)
この季節は暑かったり寒かったり気温が大きく変化します。身体もそれに合わせて温かくしたり、暑くなったらすぐ脱ぐなど工夫が大切です。 (寒と熱のバランスです。)
また秋は空気中の湿気がだんだんと少なくなり空気が乾燥してきます。身体の乾燥に気をつけて潤いをあたえるように心がけます。(湿と燥のバランスです。)
秋の食養生の基本は、益気・潤燥・滋陰(気を補い、乾燥に気を付け、陰を養う)を心がけます。気が足りなくなると疲れやすくなったり元気が足りなくなったりと、気力や体力がなくなります。
気を補う食べ物はたくさんありますが穀類やイモ類、豆類、肉類です。
滋陰潤燥の働きのある食べ物は(身体を潤す働き)落花生・ゴマ・さつまいも・山芋・かぼちゃ・だいこん・白菜・百合・きくらげ・なし・りんご・葡萄・枸杞・オリーブ・杏仁・蜂蜜・豚肉・かも肉等です。
陽気を収斂するために少し酸味のものも一緒にいただくといいでしょう。
皆さんは季節の変わり目に、食事に少し工夫したら、身体の不調をうまく乗り越えるかもしれませんよ。