2012年10月24日
コレステロールとはりきゅう
戦後、日本人の食生活は急激に変化し、高タンパク、高脂肪、高カロリーという欧米型の食生活がすっかり定着しました。そういうなかで、成人病の代名詞でもある動脈硬化が、最近は子供たちの間にも急増しています。
動脈硬化の最大原因がコレステロールであることはよく知られています。コレステロールには悪玉コレステロール(LDL)と善玉コレステロール(HDL)があり、特に悪玉コレステロールが多いと血管が詰まりやすくなり、動脈硬化をもたらすのです。一方、善玉コレステロールには悪玉コレステロールを除去する働きがあり、血管や組織の内部を正常に保つとともに、脳や神経をつくる材料ともなるわけで、生体にとって不可欠な物質ということができます。
そこで、血液中の総コレステロール量を減少させ、善玉コレステロールを増加させる働きがある鍼治療が有効になるのです。