2013年3月20日
日本の食卓に毎日欠かせないものは魚介類です。魚は様々な栄養成分が含まれます。とくに生活習慣病の予防に役立つ魚油に注目します。
魚油(ぎょゆ、fish oil)とは、魚から採取される脂肪油で、しばしば海産動物油と同義語を意味する。通常はイワシ、サンマなど大量に捕獲される魚類を原料とする。
魚油の効果
魚に含まれる体表的な油は、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)です。
EPA・・・動脈硬化予防、高血圧予防、抗炎症作用
DHA・・・脳の発達促進、認知症予防、視力低下の予防
EPAは、血液をサラサラにする効果を持っています。このため、血液の流れがスムーズになり、高血圧の予防につながります。さらに血液中に悪玉コレステロール(LDLコレステロール)や中性脂肪を減少させて善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やす働きがあります。
また、花粉症やアトピー性皮膚炎のようなアレルギー疾患の症状改善に良いこともわかっています。
DHAは、EPAと同様な働きをはじめ、脳の働きを高め、脳の老化防止に良いとされています。
また、人間の網膜はDHAを多く含んでいるため、魚油をとることは視力低下の予防につながるとされています。
生活習慣病の予防には食事の量だけでなく、組み合わせ・バランスに気をつける事が重要です。
特に魚を食べる機会が減っている人は、これを機会に見直してみましょう。
*EPA、DHAを多く含む魚・・・イワシ、サンマ、アジ、サバ、カツオ、ブリなど