2013年4月9日
竹の子を食べる季節になります。
東洋医学の五行思想の中、春は木に属する。木の花や葉が幹の上を覆っている立木が元となっていて、樹木の成長・発育する様子を表す。「春」の象徴。
木は燃えやすいので春になるとイライラしやすい、熱がこもりやすくなりますので、「寒性」のものを食べたほうがいいわけです。
竹の子の性質は「寒性」で、粗い食物繊維が多く、身体にこもった余分の熱を収める作用や整腸作用があり、便秘がちの「食積痰熱」の方や、熱っぽい「肝陽亢進」の方に適します。
ところが、胃腸の弱い人、年配の方、や元々冷え症のある方は控え目に。
竹の子の東洋医学的効能
化痰下気・・・津(唾液等)の分泌を促進し、痰を除き、気のめぐりを良くする。
清熱徐煩・・・体内にこもった熱を収め、イライラを解消する。
現代の研究より
整腸作用・・・食物繊維の働きと考えられている。
骨を丈夫にする作用・・・タケノコはリンの含有量が高く、リンは骨の組織の重要な成分である。
竹の子の栄養の上手な摂り方は良く煮る方が吸収しやすいので、竹の子レシピとして竹の子とスペアリブの煮物、竹の子のごはんなどがあります。