2013年8月5日
「ものもらい」(麦粒腫)
「症状」
まぶたやまぶたの周りにできるおできの一種がものもらいです。まつ毛の根元にある毛穴や皮脂線に細菌が感染し化膿したものは、初期には、まばたきすると痛く、赤く腫れてくるが約1週間で自然に膿が出て治ります。まぶたの裏の結膜にものもらいができた時は、なかなか自然には治りにくいです。
「ツボ」 脾兪
「位置」
背中の第11と第12胸椎の棘突起から外方1寸5分に取ります。(さし指から小指の間に結ぶ線が3寸、半分すると1寸5分になります)
「治療」
気にならない程度のものもらいなら放っておいても自然に治るが、治るどころか次第に大きくなり、まぶたやまぶたの裏側全体に及ぶこともある。そうなると切開手術をしなければならないので、やはり早めにツボ療法で治しておくのが賢明。せんねん灸や棒灸でも効果ある。また、繰り返しものもらいになる場合にも灸をすることで再発も防げる。ぜひ早めに治療しましょう。
「方法」
せんねん灸での場合には脾兪に5個(回)をする、1日1回、5回で終わる。棒灸を使用する場合には、脾兪に5分でする。1日1回、5回で終わる。
健康はあなたの財産です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病のもと」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。