2014年2月11日
近年、「首の痛み」のある人がかなり増えてきました。
「首の痛み」とは、肩甲骨周辺から後頭部の辺りまでを含めた痛みを指し、多くの人が日常的にこの痛みを経験しています。
そのほとんどは、筋肉の疲労などによるもので、心配はいらないが、パソコンやスマホ等のやり過ぎ、目の疲れなど首の痛みの原因となる要素を挙げている。
一般に、首の痛みの約9割は原因がはっきりしていません。多くが筋肉の疲労や精神的なストレスが関係しているとされ、鍼などの治療により、1、2週間で改善することが多く、あまり心配しなくてもよいものです。
しかし、残りの約1割は明らかな原因があるもので、原因として、
1.骨に転移したがん
2.感染症(細菌の感染で起きる化膿(かのう)性脊髄炎)などの病気
3.骨折・脱臼といった外傷
4.「頚椎椎間板ヘルニア」「頚椎症」「後縦靱帯骨化症」などがあげられます。
これらは専門的な治療が必要となるため、痛みが長引くようであれば原因を調べ、原因に応じて適切な治療を受けることが大切です。