2015年4月8日
③ 糖尿病と言われたら
糖尿病とは、血液に含まれる糖分(血糖)が多くなる病気です。その状態が長く続くと血管に障害が出やすくなります。初期段階ではほとんどが無症状のため、血液検査をして初めて糖尿病と診断されることが多いのです。
原因はとしては、
すい臓から分泌されるインスリンが十分に供給されなかったり、インスリンが出てもその受け手である細胞に作用が十分に行き渡らなかったりすることです。遺伝、肥満、運動不足、すい臓自体の病気などが背景にありますが、まだ不明な点も多く残されています。
治療法としては、
◎ 食事療法
◎ 運動療法
◎ 薬物療法 の3つの方法で治療していきます。
主な目的は、血糖コントロールにより合併症を防ぎ、健康な人と変わらない活動的な毎日を長く続けられるようにすることです。
食事に関して、
1.あなたに合ったエネルギー量を取ります。
1日に必要なエネルギー量は、年齢、性別、身長、体重、活動量、血糖値、合併症の有無などによって1人ひとり違います。主治医からエネルギー量の指示がありますので、それに従ってください。
2.栄養バランスに気をつけます。
体に必要なエネルギーを過不足なくとることが大切です。おかずの取り方を覚えましょう。ゆっくりよく噛む、食品はまんべんなくいろいろ食べる、野菜類を毎食しっかりとる、脂肪、油分の多い料理はひかえる、嗜好品はルールを守る。
3、合併症予防のために塩分は控える。