2015年6月20日(旧暦5月5日)
今日は中国の「端午節」です。
「端午節」は、春節・中秋節に並び、中国の三大伝統節句とされています。
紀元前3世紀の中国、楚で始まったとされる。楚の国王の側近であった屈原は人望を集めた政治家と詩人であったが失脚し失意のうちに汨羅江に身を投げることとなる。それを知った楚の国民たちは粽を川に投げ込み魚達が屈原の遺体を食らわないよう魚のえさとしたものが粽の由来と言われている。
この偉大なる愛国の詩人を記念するため、毎年のこの日に人々は竜船を漕ぎ、粽を食べます。この風習は今でも続いています。
ただ、粽の中身と味が東北と南と違いがあります。東北地方では糯米と棗を蓬の葉で包み蒸し、出来上がったら砂糖をつけて食べるに対し、南地方では、糯米と肉などに塩、醤油を入れて蓬の葉で包み蒸しする、出来上がったらそのまま食べると。
私は北方の出身なので、小さいときから、甘い粽しか食べたことはないです。日本に来て、塩味の粽もあると初めて知り、食べたら意外に美味しいと覚えます