1月28日
今年に入り、中国武漢での新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大で世界に大騒ぎになってます
今までの発表の内容によりますと、感染が拡大しているが死者の大半は60歳以上、しかも多くは基礎疾患があった年配者やもともと持病者であること、また、若い人、子供等感染者も少ない、感染しても早く回復されることから考えると、免疫力の低下に関係があると思います。
どの病気でもそうですけど、とくに「温毒時疫諸病」にとって免疫力は勝負のポイントです。免疫力が高ければ移しもらえにくいし、感染されでも早く治ることができるのです。
免疫力を低下させない、または免疫力を高めることで新型コロナウイルス肺炎だけではなくインフルエンザ、風邪、など「温毒時疫諸病」にも予防することが期待できます。
免疫の低下をさせない方法は皆さんのご存じような以下のことに心をかけること。
☆十分の睡眠を取ること
☆栄養のバランスがあるの食事をとること
☆ストレスを溜まらないこと
☆過労しないこと
免疫力を高めるに対する中医学(東洋医学)がお得意です。
ここで一つのツボと漢方生薬をご紹介したいと思います。
ツボは足三里です。
位置:膝を立て、外膝眼穴(膝の外側のへこんでいるところ)の下の3寸です。(左の図をご参考)
作用:胃腸を整え長寿のツボとして有名です。また万能のツボと言われます。
胃炎・胃アトニー・胃弱などの慢性消化器疾患のほか、自律神経失調症や中風と呼ばれた半身不随、小児麻痺、喘息、咳嗽、更年期障害、精神不安、ニキビ、吹き出物などにも効果があるとされている。 また、保健強壮のつぼとしてもよく使われる。
現代医学の研究では足三里に鍼やお灸をすると白血球とリンパ球を増えることで免疫増強、抗炎症と抗ウイルスの作用があります。
方法:人差し指でツボに刺激する。またはせんねん灸で足三里にお灸する。1日三回するだけで、効果が得られる。
漢方生薬は板藍根です。
板藍根は漢方医学の生薬としてウイルス予防に有効であり、また清熱解毒、涼血利咽作用があり、温熱病の治療に優れています。
その他に免疫増強、肝臓機能保護、抗腫瘍などの作用もあるので、インフルエンザ、風邪、肺炎、おたふくかぜ、咽頭炎、扁桃腺炎、ウイルス性肝炎、ウイルスが誘因する腫瘍、他のウイルス感染症、他の細菌感染症などによく使用されています。
板藍根飴、板藍根茶、板藍根顆粒などがあります。
今の時期こそ足三里のツボ押しと板藍根を飲んで免疫力をアップしましょう