40年の経験、実績と信頼!東京・三鷹にある難病専門の中国鍼灸(はりきゅう)の林鍼灸院にお任せ下さい(対応言語:日本語・中国語・English)
 

5月31日

うっとうしい梅雨の季節となりました。この時期こそ体調管理が大事ですね!

身体の余分の水分を取り除くためにスイカキュウリをよく食べたのをおススメです。

さて、4月5人の方の懐妊に続き、5月にも4人の方から妊娠の報告を受けました

しかも、一人の方がもうすぐ44歳で、初めてのご懐妊

もう一人の方が33歳で、当院の不妊治療で、初めて自然妊娠をされました

おめでとうございます!

二人とも遠方(名古屋と埼玉)から通って下さいました。本当にお疲れさまでした

そして、安定期に入るまで、もう少し頑張ってください。

詳しくは最新の妊娠報告を見てくださいね!

2013年6月6日

15歳のYNさん。身長、158cm。

2010年8月下旬体重が減り始め、30kgを下回る。病院に入院を繰り返し、2013年2月まで、体重36kgになったが、食欲全然なし、やる気もない、生理も初潮から2回しかこなかった。病院にとにかく食べるよう指導されたが、食べたっらすぐ満腹食べられない。一日寝るばかり・・。これ以上になると・・父母親はとても悩んでいた。

3月29日に林針灸院に治療が始めました。初診時、無表情で、顔色が蒼白く、話し声も聞こえないぐらい小さく、ふらつきで、母親に支えをもらわないと倒れそうな状態でした。6月5日まで当院の12回の鍼灸治療を受け食欲は随分出てきて、体重が42kgまで増えてきました、生理も久しぶり来ました、表情も明るくなって、とてもうれしそう、元気そうになった。。お母さんと半年ぶりに電車に乗れるようにもなった。母親から、それ以上の嬉しいことがないととても感謝しますと言われました。

2013年6月12日

梅雨季節にはいっても、なかなか雨は降らないですね。季節に合わない気候ですので、身体も付いていかないだと思います

この季節こそ、冬瓜・苦瓜などをよく摂取し、暑熱をおさめ、トマト・カポチャなどビタミン、ミネラルの豊富な野菜で免疫力を高め、蒸し暑い季節を乗り越えましょう

さて、当院の待合室に夏にふさわしい睡蓮の写真を飾りました。来られた時、ぜひ見てくださいね

カメラマンは同じく桜・芍薬を撮ったMさんです。ありがとうございます

2013年6月22日

「にきび」

青春のシンボルに効く2つのツボ

「症状」

「青春のシンボルと」いわれているのがにきび。思春期になって性ホルモンの分泌が活発になるに伴って皮脂の分泌も増えるために、皮脂が毛穴につまって起こるケースがほとんどです。脂性の人や、甘い物、乳製品、チョコレート、ココアなどを好む人にできやすいが、25歳くらいまでにはたいてい治ります。症状としては、まず毛穴に皮脂がつまってブツブツができ、押すと脂肪の塊が出てきます。化膿したり、硬い結節ができたりします。

「ツボ」

曲池(きょくち)、内庭(ないてい)。

「位置」

曲池(きょくち)

肘を曲げた時に出来る皺(しわ)の終わるところに曲池のツボがあります。

 内庭(ないてい)

足背、第2・第3足指間、みずかきの近位、赤白肉際

「治療」

にきびの治療には食事の改善がどうしても必要です。症状の項目であげたような食品を避け、新鮮な野菜、果物、海藻を多く摂るようにしましょう。これらの食物には繊維が多く、にきびの大敵の便秘を改善、血液をアルカリ性にしてにきびができにくい性質に変えてくれます。

ツボ療法としては、毎日、曲池と内庭のツボに3〜5秒ずつ3〜5回指圧します。胃腸の働きが促され、しだいににきびが消えていきます。

健康はあなたの財産です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病のもと」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。

2013年6月29日

61歳の男性Kさんが20年前から三叉神経痛(左側の第Ⅲ枝)に診断され、食事時、歯を磨いた時痛くて、かみ合わせができないときもあった。ずっとテグレトールで痛みを抑えてきたが、痛みが繰り返して段々ひどくなってしまった。薬が1錠(100mg)からどんどん増えてきて、5錠まで増えて来たが、それでも、段々効かなくなってしまった。それ以上増やせないと医者に言われた。そして、ふらつき、眠きなど副作用もひどくなった。

2010年10月から当院に通い始め、週2回のペースで3ヶ月に、その後週1回で通い続いた。鍼治療を2ヶ月後、痛みが徐徐に緩和され、薬も徐徐に減っていた。一日0.5錠〜2錠で維持し、痛みがほとんど無くなった。しかし、どうしても薬を完全にやめたいという気持ちがあり、根気で、当院に通い続き、今月初めから、薬が完全にやめる事がてきました。とてもうれしいと先生のおかげだと感謝の言葉も頂きました。

この例ですが、本人の努力により、20年以上の苦痛を抱いて、とても難病も言える三叉神経痛の完治することができました。私とスタッフ全員とも嬉しかったです

2013年7月5日

朝から、日差しがすごいですね!急に暑くなりましたので、塩分や水分の補充がとても大事ですね、これから、体調の管理をお努めしましょう!

ちなみに、昨日の木曜日に、大好きなインド風なマトンカレーとナンを作りました。汗が流しながら美味しく食べてしまいました。ちょっと食べすぎぐらいですが、夕方にプールで40分泳いたので、すっきりしました

7月12日

暑い日が続いております、体が消耗されますので、水分の摂取は勿論ですが、たっぷりの栄養も必要です。

ここは、栄養豊富、特に不妊症に腎(生殖ホルモン系)の機能を高める山芋を紹介したいと思いますので、ぜひ、沢山を食べてくださいね。

山芋は、実は漢方の素材としても使用されている。漢方薬に使用するのは、皮をむいて乾燥させたもので、生薬名を「山薬(さんやく)」といいます。滋養強壮疲労回復効果のほか、呼吸器や、胃腸の働き良くし、腎(生殖ホルモン系)の機能を高めるものとされています

≪現代の研究により≫

老化防止作用−ヤマノイモは生命の基本物質ムコ多糖などを含む。これらは細胞組織を潤し、老化防止などの作用を持つと考えられている。

血糖値の降下作用−ヤマノイモには血糖値の降下作用があることが判明した。

強壮作用−ヤマノイモのサポニンという成分の働きと考えられている。

動脈硬化予防作用−ヤマノイモのコリンという成分はコレステロールが血管壁に着くのを妨げ、動脈硬化を予防する働きがある。

≪栄養素の上手な摂り方≫

イモ類はヤマノイモしか生で食べられません。とろろなどにして食べると、粘膜や細胞を丈夫にするのに良いですが、アスターゼやアミラーゼなどデンプンの消化酵素は加熱により働きが失われてしまうので、とろろ汁のだし汁の温度は40〜50℃にするのがよいでしょう。

今日もまた皆さんに嬉しいご報告ができます。

一つ目は、二人の方からご出産の報告がありました、一人は双子で、もう一人が4250gの女の子でした。(患者ん様の嬉しい声

二つ目が当院で治療を受け、赤ちゃんを授かられた方が安定期に入り治療を卒業されました。

Nさんが当院に来られたのはちょうど半年前のこと。

第2子挙児のご希望でした。(一人の息子さんが8歳で、それ以後妊娠していないことで)焦る気持ちや専門病院での治療の不安、色んなことを聞き、話し合ってきた半年間でした。

今日で妊娠14週に入り、一応治療を卒業されることになりました。

最後、受付で「いままで本当に有難うございました。心身ともに癒され、感謝でいっぱいです。」と、嬉しい言葉をいただきました。

こういう言葉をいただく時いつも、この仕事をしていて良かったと心から想います。

Nさん本当におめでとうございます!これから大変ですが、身体に気をつけて頑張って!

そしてこんなに素敵なお花のバスケットを頂きましたので、記念に載せさせていただきました。

2013年7月24日

米国BBCは2012年12月13日付の記事で、鍼治療による薬物中毒やアルコール中毒の患者の治癒に成功している実績を英国の慈善団体が発表したことを伝えました。

記事によると、この慈善団体は2010年に英国宝くじ発行機関から寄贈された167,000ポンド(約2,400万円)を活用して、鍼による薬物中毒の治療を目的したセンターを設立したということです。さらに、センターではこれまでに600人以上の薬物中毒患者の治療を行い、禁断症状からくるストレスや中毒症状の緩和に成功したと発表したとも伝えられています。

7月に6人からの妊娠報告がありました

その中、一人の方が45歳10カ月で、かなり奇跡的な妊娠でした

他にも3人の自然妊娠で、一人が39歳で、初めての妊娠です

本当におめでとうございます

これから順調に育てられますように     詳しくはこちらへ

2013年8月5日

ものもらい」(麦粒腫)

「症状」

まぶたやまぶたの周りにできるおできの一種がものもらいです。まつ毛の根元にある毛穴や皮脂線に細菌が感染し化膿したものは、初期には、まばたきすると痛く、赤く腫れてくるが約1週間で自然に膿が出て治ります。まぶたの裏の結膜にものもらいができた時は、なかなか自然には治りにくいです。

「ツボ」 脾兪

「位置」

背中の第11と第12胸椎の棘突起から外方1寸5分に取ります。(さし指から小指の間に結ぶ線が3寸、半分すると1寸5分になります)

「治療」

気にならない程度のものもらいなら放っておいても自然に治るが、治るどころか次第に大きくなり、まぶたやまぶたの裏側全体に及ぶこともある。そうなると切開手術をしなければならないので、やはり早めにツボ療法で治しておくのが賢明。せんねん灸や棒灸でも効果ある。また、繰り返しものもらいになる場合にも灸をすることで再発も防げる。ぜひ早めに治療しましょう。

「方法」

せんねん灸での場合には脾兪に5個(回)をする、1日1回、5回で終わる。棒灸を使用する場合には、脾兪に5分でする。1日1回、5回で終わる。

健康はあなたの財産です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病のもと」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。

2013年8月13日

昨日大阪の気温は39℃らしくて、とても暑い一日でした。しばらく暑い日が続いているそう、体調の管理をしっかりしましょう!

夏野菜はビタミンミネラル食物繊維機能性成分が豊富に含まれており、暑い夏を元気に過ごすため欠かせない食材です。

トマト

赤い皮に含まれるのは、リコピンという抗酸化作用のある成分。リコピンは悪玉コレステロールの酸化を抑え動脈硬化を予防することが期待されています。クエン酸は血糖値の上昇を抑えてたり、疲労回復作用があります。

 

かぼちゃ

カロテン、ビタミン類が豊富に含まれています。抗酸化作用のあるβカロテンは活性酸素を抑制する働きを助けます。また、ビタミンC・ビタミンEも強い抗酸化力があり、ガンの予防や血行を良くする効果が期待できます。

 

なす

なすの紫色はナスニンというアントシアニンの色素。この色素には抗酸化作用があり、ガンの予防血液をサラサラにして血管もきれいにするので、動脈硬化を予防する作用もあるといわれています。

 

きゅうり

水分カリウムがたくさん含まれるので、とり過ぎた塩分の排出を促進します。また利尿作用があるのでむくみの解消にも役立つとされています。お勧めの食べ方はぬか漬け。ぬかに含まれるビタミンB1やカリウムがしみ込み、栄養価も上がります。

 

夏野菜をたくさん食べて、夏バテや暑さに負けず、夏を乗り切りましょう♪

2013年8月19日(月)

明日から27日(火)まで、1週間の夏休みとなります。母校の訪問と帰省するので、長い休みになりました。皆様にご迷惑をおかけてしまいまして、申し訳ございません。  なお、28日(水)から、通常通り診療が開始致しますので、どうぞ、よろしくお願い致します

ちなみに、当院のホームページのトップページがリニューアルしまして、前より明るくなりましたので、ぜひ、見てくださいね

2013年8月28日

1週間の夏休みが終った中国の東北にある瀋陽の実家に帰省した

久しぶりに母親とおばさんにあって、2人とも去年より元気になったことで、とてもうれしかったです

母親とおばさんー姉妹があわせて171歳ですとても元気で、幸せで一緒に暮らしている

遠方なため親孝行できない娘ですが、2人とも元気で、楽しくて、もっと長生きして欲しいですね

ちなみに、元に勤めていた大学病院にも見学しに行った 元の同僚と鍼灸治療の最新情報も交流した

短い時間でしたが、公私ともとても充実な1週間でした

9月9日日 

今年の特別の暑さで、皆さんの食欲が落ちてしまい、急に涼しくなると体が追いつかなくて、疲れやすくなり、身体がだるいとか様々の不調が出てきませんか。

食欲のない夏から食欲旺盛の秋に変わると何に気をつけたほうがいいでしょうか。

季節に合わせて身体を補う・・・これ中国医学の基本的な考え方です。

秋になると空気中の湿気がだんだんと少なくなり空気が乾燥してきます。

秋の養生の基本は、益気・潤燥・滋陰(気を補い、乾燥に気を付け、陰を養う)を心かけます。気が足りなくなると疲れやすくなり、気力や体力もなくなります。

気を補う食物はたくさんありますが、穀類やイモ類、豆類、肉類がいちばんいいらしいです。

滋陰潤燥の働きのある食べ物は(身体を潤す働き)落花生・ゴマ・さつまいも・山芋・かぼちゃ・だいこん・白菜・百合・きくらげ・なし・りんご・葡萄・枸杞・オリーブ・杏仁・蜂蜜・豚肉・かも肉等です。

陽気を収斂するために少し酸味のものも一緒にいただくといいでしょう。

皆さんは季節の変わり目に、食事に少し工夫したら、身体の不調をうまく乗り越えるかもしれませんよ。

2013年9月13日(金)

せっかく涼しくなったのに、この2、3日また暑くなりましたよね、季節に合わない気候に身体がついて行くのにかなりなエネルギーが必要です。十分の睡眠と栄養のバランスのいい食事を取りましょう。

さて、東京に開催“第3回の日本中医学会 学術総会”(総合テーマは少子化問題を解決中医学)に特別講演を依頼されましたため、16日の祝日にお休みさせて頂きます。

帰ってきたらまた、学会の状況を報告させて頂きます。宜しくお願い致します。

2013年9月18日

とても快適な季節になりましたね。

先日、東京に開催された「日本中医学会」に参加して、あいにく十何年ぶりの台風に遭いました。なんとか無事に大阪にも戻ってきました。

「少子化問題を解決する中医学」をテーマとして、大学病院の産婦人科の先生をはじめ、不妊治療専門のクリニックの医師、薬剤師、鍼灸師および中国、台湾、韓国など海外からの医師たちが、さまざまの治療経験を発表されまして大変勉強になりました。

私自身も「不妊症の中医鍼灸治療」のテーマで、特別講演と実演を行いました。久しぶりに大勢な人、しかも、不妊治療の専門家の前にお話しをするのに、とても緊張しましたが、なんとか無事で終わりました。講演の後、実演もして、とてもいい反響が得られました。やはり、理論だけでなく、どこの選穴、手技などに皆さんは興味が持っているらしいですね。

このような学会にもっと参加した方が臨床の治療に役立つになれると思います。

以下は講演と実演した時の写真です。(学術総会リポート

座長レポート

【 特別講演 】

「不妊症の中医鍼灸治療」林暁萍先生の特別講演を拝聴して

座長:王 財源(関西医療大学)

Ⅰ はじめに
 林暁萍先生は1984年に中国遼寧省中医薬大学を卒業され、1992年には上海中医薬大学鍼灸研究科を終了後、1995年に来日、その後、京都府立大学老化研究センターで約3年の臨床研究を経て、現在では林鍼灸院で院長をするかたわら、武庫川女子大学薬学部で非常勤講師をされています。今回はそれらの豊富な知識経験より、不妊症の中医学理論を用いた不妊症に対する治療方法と実技を公開して頂きました。

Ⅱ 治療方法
 林鍼灸院では2009年5月から2013年7月までに他の医療機関で不妊症と診断された挙児希望で来院し、中医弁証論治による鍼灸治療継続3ヶ月以上(鍼灸治療のみおよびART+鍼灸治療)行ったことで、113名の方が自然妊娠とARTで初めて妊娠したことが示し出されています。林暁萍先生は不妊症を腎虚、肝鬱気滞、痰湿、瘀血型と4タイプに分類している(表1)。

表1 不妊症の分類
分 型
治療原則
処方穴
① 腎  虚 温陽強腎、
調補衝任
関元、三陰交、足三里、血海、腎兪、志室、中極、大赫、太谿 など
腎陰虚の症状があれば上穴+復溜、陰郄、然谷、照海、灸なし。
陽両虚の症状があれば上髎、命門、関元兪
② 肝鬱気滞 疏肝理気、
調経
関元、三陰交、足三里、血海、肝兪、蠡溝、期門、太衝、曲泉、気海など
③ 痰  湿 燥湿化痰、
理気調経
関元、三陰交、足三里、血海、陰陵泉、脾兪、太白、曲泉、豊隆、天突
④ 瘀  血 活血化瘀、
調経
関元、三陰交、足三里、血海、地機、心兪、膈兪、合谷、気海など

■ 治療方針の特徴
1.妊娠しやすい体質を作る目的で弁証後、体質改善の全身治療を行う。
2.愁訴の軽減を目的に全身や局部取穴を行う。 
3.通院回数や鍼の刺激量の調節など、患者の個々の病態を考慮して治療を進める。
 とくに、人工受精・体外受精か否か、採卵・着床・妊娠の継続など、それぞれの時期に応じた選穴と鍼の刺激量の調節および、施灸の必要性を検討する。
■ 鍼灸治療時の配穴の原則
1.弁証により、配穴を決定し、腹部のみだけでなく、特に遠位配穴も重視する。
  また、眼鍼、頭鍼、耳針およびお灸も併用する。
2.調気血・和脾胃・養肝腎を治療原則として、関元・血海・足三里・三陰交を基本穴とする。
  また、症状に合わせて適宜配穴を増減する。

Ⅲ 対象と年齢
 今回、不妊症による中医鍼灸対象とした患者は113名で、以下の所見がみられた。
1.他医療機関に不妊症と診断された者。 
2.当院に週1回以上、連続3ヶ月以上の鍼灸治療を受ける者。 
3.他の医療機関に「妊娠が成立した」と確認された者が当鍼灸院に報告した者。
 また、林暁萍先生の鍼灸治療を受けて妊娠された113名の患者の年齢は、初診年齢は35.6±3.71歳(最小27、最大44歳)、結婚年齢は30.0±5.0歳(最小23、最大40歳)で、 鍼灸治療は1-2回/週 、鍼灸治療回数は24.4±17.1 回である。

Ⅳ 結果
 113名妊娠患者のうち、腎虚証が51名を占め最も多く、次に瘀血証27名。肝鬱気滞証22名、痰湿証13名であった(表2)。

表2 113名不妊症治療の内訳
分  型
例 数 (%)
平均年齢
平均治療回数
人工授精成功率
体外受精成功率
自然妊娠
腎  虚
51 (45.1)
37.20±3.30
25.3±18.0
8
31
12
瘀  血
27 (23.9)
34.2±4.26
19.0±11.77
6
18
3
肝鬱気滞
22 (19.5)
34.33±3.33
21.62±10.6
8
10
4
痰  湿
13 (11.6)
35.46±2.33
28.3±27.97
2
9
2
(林暁萍先生の提供資料より作成)

以上の結果から次のことが示唆された。
 ① 中医弁証による鍼灸治療は女性不妊症に有効な治療法である。
 ② 中医弁証による鍼灸治療とART療法との併用は妊娠成功率を高める。
 ③ 不妊症患者の内、高齢による腎虚型が一番多いこと。
 ④ 湿邪による痰湿型の治療時間は最も長いこと。
合わせて不妊症の鍼灸治療の利点も示唆された。
 ① 有効性が期待できる(不妊症治療 or ARTの成功率をあげる)。
 ② 安全、苦痛が少ない、副作用がない。
 ③ 体質改善、全身症状や精神不安の改善に効果がある。

Ⅴ おわりに
 日本はすでに少子高齢化を迎え、今後、晩婚化、晩産化の流れで、不妊症患者、さらにARTを実施する患者の増加も予想されています。このような社会状況の中で、中医鍼灸が日本国内における少子化問題を解決する一筋の光明として今後期待できるものだと思われます。今回、特別講演をお引き受け頂いた林暁萍先生は「今後も鍼灸治療の有用性を生かし、もっと沢山の不妊症に悩まれた患者に良い結果を出せるようにお手伝いできることを期待します」とコメントされています。

2013年9月26日

先日、1人の妊婦さんが逆子のため、当院への治療に来た。妊娠29週で、28週時病院に逆子だと言われ、病院の指導通り、毎晩、家で体操をやってきたが、治らなかった。当院のお灸と鍼を1回に受け、なんか、胎児に蹴られた場所は変わったと感したが、1週間後に病院の検査日なので、不安の為、もう1回鍼灸を受けました。次日に病院の検査で逆子が治りましたよと言われました。そんな早く治るのにびっくりした、帝王切開をしなくでもいいと、とてもうれしい声で病院から直接に電話で御報告を受けました。

Tさん、これから、安産の為にも頑張ってくださいね!

待合室の写真が変わりました。

干潟と白鷺の写真です。

海の青と白鷺の白、葦の緑のコントラストが美しい写真です。

忙しい中でも、この写真を見ると心が落ち着くような・・・

10月といえば秋ですが、まだまだ暑いので紅葉の写真は来月にする予定です。 来月もお楽しみに〜

2013年10月12日

10月になってもまだまだ暑い日が続いてますが、皆さん体調はいかがでしょうか。  

夏バテに引き続き、「秋バテ」の人が今年は急増とニュースで聞きました。そんな中、胃腸の疲れがある方には申し訳ないですが、食欲満載の私たちは疲れも吹っ飛ぶ「がっつり焼き肉ランチ」して参りました〜

場所は当院から徒歩1分程、「清次郎」という店です。入って驚くのは壁にびっしり張られた、芸能人・スポーツ選手のサインの多さ!一流どころサインに、味の期待も高まります!

ランチはテーブルで自分で焼くタイプと、焼いて貰ってお皿で出てくるタイプとが選べます。私たちは時間短縮のため焼いて貰いました。お肉の種類や量も選べます。食べれるよな〜と2番目の量を注文したらスゴイ量でした!!

お肉は柔らかくてジューシーで・・・スゴイ量と言いつつペロッと食べてしまう自分が怖い(笑)食後もコーヒーかわらび餅か選べて大満足。

 

なんか今日はしっかりエネルギー取りたいわ!という時、ぜひお勧めです!

   院長 中医師 林 暁萍

中国医師/武庫川女子大学非常勤講師/中国遼寧中医薬大学 客員教授

患者様のつらい気持ちをわかって心がこもった治療は大切ですが、豊富な医学知識、確かな技術により病気をしっかり治してあげることも大切です。だから、私は常に最新の医学知識と医術の勉強を努力しています。誰にも言えない身体の悩みがひとりで抱えないで、ぜひ一度、ご相談してください。

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新著書 中医美容鍼灸実践

著書 中医治療学マニュアル

記事が2012.No8 医道の日本に掲載された

記事が2017.No.5 医道の日本に掲載された

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