食養生について
中医学とは、『薬物療法(漢方)』『鍼灸』『食養生』に分けられます。
昔から中国では、「医食同源」、「薬食同源」などの言葉にあるように、食事自体が医学だと認識されていたのです。
事実、食事は娯楽の一つでもあり、そういった形で食を楽しむのは大いに結構だと思います。
しかし、毎日摂る食事の積み重ねが未来の健康状態を左右するということも、意識しておく必要はあるのではないでしょうか。
食は最も優れた予防医学なのです。
食材には、色々な性質があります、身体を温める・冷やすものが代表的ですね。 これらの性質を身体の状態や季節などに合わせて使いわけるというのが食養生の基本です。
ここで、今の冬の季節に合う食べ物と控えるべき食べ物を紹介したいと思います。
ご参考になれば、うれしいなあ。
まず、お肉では
鶏肉、牛肉が温性であり、羊肉が大熱の性質があり、身体に温める作用があるから、冬には、特に冷えの体質の人が食べたほうがいいそうです。
なるほど 北海道では、ジンジ―スカンを良く食べるわけだよね。
豚肉が平(微寒)、アヒルが涼性、サクラ肉(馬肉)が涼性(微寒)の自然属 性をもつなので、冬には控えたほうがいいでしょう
魚では
ふぐ、タチウオ(太刀魚)、ベニザケ(紅鮭)、フナ、エビ、ナマコ、がき(牡蠣)の自然属性が温性であり、冬として最適です。
なるほどフグは冬しか食べないだよね。
タコ、ハモ、アサリ、ハマグリ(蛤)、バカガイが寒・涼の性質ですので、冬には控えたほうがいいそうです。
野菜では
たまねぎ、人参、ニラ、アスパラガス、しそ(紫蘇)、いんげん豆の自然属性が温性であり、または、微温であり、 冬野菜として最適です。
なす、トマト、ほうれん草、セロリ、苦瓜、冬瓜、キュウリの自然属性には、寒性または涼性であり、冬には、特に冷えしやすいタイプの人が控えたほうがいいでしょう。