40年の経験、実績と信頼!東京・三鷹にある難病など様々の症状に対応する中国鍼灸の林鍼灸院にお任せ下さい(日本語・中国語・Englishに対応)
 

イラスト(先生).JPG

当院には大勢の顔面神経麻痺の患者が通院しています。鍼灸治療の適応症の中で、顔面神経麻痺・脳梗塞・脳出血後遺症などの神経内科の疾患は当院の最も得意な疾患の一つに挙げられます。

当院の院長は、大学病院の神経内科での十数年間の臨床の間に、大勢の顔面神経麻痺・脳梗塞・脳出血の患者を針灸で治療した、豊富な経験を持っています。特に体針と眼針を合わせて行うことによって効果がかなり上がっています。

顔面神経麻痺の鍼灸治療の効果は、発症時期と重さによりますが、鍼灸治療の有効率は極めて高いです。ただ、鍼灸治療開始の時期及び施術の先生の技術、経験によって完治できるかどうかはとても重要な要素ですので、顔面神経麻痺になった方または病院で改善されない方は、ぜひ早めに一度、経験のある当院で鍼灸治療を受けることをおすすめします。

 

顔面神経麻痺の原因

西洋医学では

顔面神経麻痺の原因は臨床的には中枢牲顔面神経麻痺末梢性顔面神経麻痺に分けられます。

 

○中枢性顔面神経麻痺

顔面神経核上病変(上位神経)による麻痺です。原因は脳溢血、脳腫瘍、その他脳内の病変により、顔面神経が障害され、顔面機能が消失する病気です。

 

○末梢性顔面神経麻痺

①ベル麻痺

顔面神経を栄養する血管はウイルスの侵入によって痙攣になって顔面神経組織への血液の栄養が失って、浮腫、圧迫され、顔面神経麻痺を発症する。

 

②ハント症候群

顔面神経麻痺の原因の15パーセントほどを占めるものとしてハント症候群があります。ハント症候群は、水疱瘡(みずぼうそう)の原因ウイルスである帯状疱疹ウイルスの再活性化により発症します。

 

③外傷などにより顔面神経が障害され、顔面機能が消失して麻痺になることもある。

 

東洋医学では

顔面神経麻痺の原因はストレスや過度の疲労などが原因で体力と免疫力が低下して、体の中の正気(抵抗力)が不足して脈絡が空虚になり、外表を防衛できなくなる、その上、風邪・寒邪・熱邪が虚に乗じて、顔面を支配している主な脈絡に陽明、少陽という脈絡を侵入して脈絡の流れが悪くなると筋肉が麻痺を起すと考えられています。

 

顔面神経麻痺の症状

顔面麻痺は朝起きた時、突然に顔面の片側に力が入らなくなり、頬が腫れて、食事した時口角から食物がこぼれて、目が閉じなくなる、麻痺している側の口角が下がってくるなどの症状が現れる。大勢の顔面神経麻痺の方は発症の1日〜1週間前、風邪のような症状があり、耳の後ろに痛みがあることが多くみられる。

 

○末梢性顔面神経麻痺の症状

·  麻痺側の前額郡の「シワ」がなくなり、又「シワ」を作ることが出来ない。
·  閉眼が不十分、または閉じられない。
·  口笛が上手く吹けない。うがいができない。
·  神経麻痺側の鼻唇溝は平坦となり、口角は垂れ下がる。
·  神経麻痺側の舌の前2/3の味覚障害がでることがある。
·  食事と飲水時、口角から食物がこぼれる。
·  耳が痛い、高い音や自分の声が響くなど症状。

 

○中枢性顔面神経麻痺の症状

·  対側前頭筋がほとんど障害されない。上方視に際にシワを作ることができる。
·  目周りの筋肉(眼輪筋)は麻痺がされないか、あってもきわめて軽い。
·  健側と麻痺側の両目が閉じることが可能である。
·  口周りを中心に両側の筋肉(口輪筋)が障害されることが多い。
·  食事と飲水時、口角から食物がこぼれる。
·  顔面麻痺以外の症状がでる。

 

○中枢麻痺と末梢神経麻痺の鑑別の仕方

オデコにしわ寄せが出来るか否かによる。
·  麻痺側のオデコにしかしわ寄せが出来ない、出来ても弱い→末梢性
·  両方のオデコにしわ寄せができる→中枢性

 

顔面神経麻痺の治療

西洋医学治療

顔面神経麻痺にかかると一般的にまず耳鼻科や脳神経内科などへ行き諸々の検査を受け、副腎皮質ステロイドや抗ウイルス剤の点滴、星状神経節ブロックなどを行い、改善されなければ、血流改善剤、ビタミン剤や神経賦活剤などの薬が処方されます。病院によっては顔面神経減荷術の手術を行うところもありますが、手術の後遺症を伴うなどのリスクが高いですし、因果関係はまだはっきりしていないということで、現状ではよい治療法とは言いきれません。なかなか症状改善されなければ薬物・ビタミン投与などのあとは「しばらく様子を見る 」ということになり、これといった治療法が確立されていないのが現状です。 

 

東洋医学治療

顔面神経麻痺に対しては鍼灸治療最も効果をあげられます。針灸治療によって経絡を活性化して、気・血のながれをよくしそれによって麻痺した神経の働きが徐徐に回復していくと考えています。



◎鍼灸治療と治療時期及びかかる時間

顔面神経麻痺は早期治療が大切な病気である。時間が経てば経つほど、治りにくくなり、後遺症が残りやすくなる。顔面神経麻痺に対して鍼灸院によって様々な鍼治療法がありますので、まず顔面神経麻痺に対しての治療経験豊富な鍼灸師を慎重に選んだほうがいいでしょう。

顔面神経麻痺は症状や発病の時期によって治療法が変わることがあります。特に顔面神経麻痺発症の初中期は低周波を使っての電気鍼など強い刺激は避けるべきです。病的な共同運動など後遺症が出現しやすくなることがあります。鍼灸は主に自然治癒力を活かして、麻痺された神経を早期回復することに主眼がおかれます。顔面神経麻痺は自然に治ることもあります。しかし、麻痺の程度や治療法、治療開始時期などによって、予後に大きく影響することがあります。

 

当院の治療方針

当院院長の長い治療経験や治療した例からいいますと、治療時間は一般的に発症して一週間前後から鍼灸治療するのがベストだといいでしょう。発症初期は病院と並行しての鍼灸治療をお勧めします。発症してからの半年前後が勝負のわかれ目である。当院では体鍼や眼針やお灸を使うことで治癒率を高め、短期間に回復させて顔面神経麻痺の後遺症を防ぐことが可能である。そのために、まず、針灸治療によって風邪や寒邪を取り除いて、経絡を活性化して、特に顔面部の経気のめぐりをよくし、三陽の経筋の栄養状態の改善をはかる。主に手足陽明胃経、手足少陽経穴を取穴する。局部取穴と遠隔取穴を組み合わせる。タイプ別取穴を加わる。必要に応じて灸法または耳針など療法を用いる。 

 

養生法

· 患部に寒冷の刺激を避けて、冬の場合にはマスクをするほうがよいこと。
·  患部を自己マッサージする、または暖かいタオルで患部に敷く、10分間/1回、1回/1日。やけどしないよう注意すること。
·  閉じられない目の感染も注意を払うこと。

 

当院の顔面神経麻痺の一部の症例

AZM.さん 女性 38歳 顔面神経麻痺 

それは余りにも突然のことでした!朝起きると顔面の右側に違和感を覚え、鏡を見ると目が閉じられず右顔面が動かない!!右顔の表情が全く消え去ってしまったのは2009年11月末のことでした。これはもしかして、「顔面麻痺」かも?とインターネットで調べてみると全ての症状が自分の顔に起きていることと一致しているんです。さらに愕然としたのは治癒するのに早くても3ヶ月〜6ヶ月、ひどい場合は1年以上かかるとか・・。麻痺するのはあっという間なのに、うそでしょう?

翌日、耳鼻咽喉科に行くとやはりその病名を告げられ、凄く落ち込みました。綜合病院を紹介され、そこで検査を受けて5日間のステロイドの点滴治療を行いました。私の場合かなり重症で当初の検査で左100%とすると麻痺側の右は10%のお動きしかないとのことでした。発症前は耳の辺りが痛くなる場合があるが私にはその症状がなく、ただ前日の昼食時に右舌の味覚がないなあ?と感じたのがその前さ触れだったのです。動かなくなってすぐは顔面の痛みはなかったのですが5日目にあたりからほっぺたに手を添えるだけで激痛が走り飛び上るほどでした。

1週間後、鍼灸治療がよいと知りある鍼灸院へ通っていたのですが、なかなか改善されず1月16日から林先生に診ていただくことになりました。最初は痛く感じましたが、だんだん慣れてくると心地よくなってきました。その痛み感じは「響き」と呼ばれ、ツボに鍼が確実に入って反応しているということらしいです。そして、3〜4回目にはほっぺたの辺りが少しピクピクとさせられるようになり動き出す感覚が自分で感じ出すようになりました。実は最初に通っていた鍼灸院は顔面麻痺の患者さんが多くなかったのと比較的軽度で数回の治療で治った方々の事例が紹介されていて、なかなか動きが出ない私の顔に首をかしげられ、ますます私を不安にさせるのでした。

そんな時に林鍼灸院のホームページを見て少し遠方なのですが見ていただくことにしました。林先生は中国の神経内科医としても今まで多くの患者さまを治療されておられたので「あせらなくてもいいですよ、時間がかかりますが必ず良くなりますから」と言って下さり精神面ですごく楽になりました。女性の先生ですので、気軽に何でも相談しやすく安心感がありました。

この病気は一向に顔が動き出さないことへの焦りが心まで不安定にしていくのですが、鍼灸治療をしていけば確実によくなっていくことを信じてゆっくりと治していくことが大切だと思います。そういう私自身も治癒するまで長い時間がかかることを納得するまで気持が穏やかではありませんでした。2ヶ月間、仕事を休んで複帰する時が一番憂鬱な時期でした。半分、引きこもりみたいな状態になっていた所もあったのですが、職場のバックアップもあり、何とか複帰出来ました。あと、顔面麻痺をきっかけに食生活も和食中心になり神経回復のためにビタミンB群やレシチンを多く取り入れるようにしました。体内からの治療である食生活もすごく大切だと思います。

2ヶ月半後の検査では麻痺側の動きは30%くらいの回復でした。今もう少し動いてるみたいで周りからも「よくなってきたね!」と言われます。私もまだまだ治療中ですが、同じように顔面麻痺になられた方にはぜひ、林鍼灸院での治療をお勧めします。  

 

KI.さん 女性 35歳 顔面神経麻痺 

重度の顔面神経麻痺で通いました。

第二子妊娠中のためステロイドが使用できず、麻痺が結構残るかもと病院でも言われていましたが、5ヶ月弱通い、パッと見でわからない、話したりしていても気にならないほどになりました。

顔だけではなく全身鍼なので、施術後は血流が良くなっているのが毎回実感でき、普段酷い肩こりも感じなくなりました。

第一子の2歳の長女も、発症直後は「何かお母さんの顔変…」と感じていたようで、私の顔をじっと見つめたりしていて、第二子が生まれたら一度も笑顔を見せてあげられないのかな…と思った時期もあったので、本当にここまで回復して嬉しいの一言です。

院内には顔面神経麻痺の施術事例の写真がたくさん貼られていて、参考になりますし、経験豊富な先生なので、心配なことがあればささいなことも相談でき、安心してお願いできます。

また何かあればぜひお願いしたいと思います!!」

 

 患者さんからの治療経過の手紙 症例 234

 

料金・診療日

↓ ご予約はこちら ↓

TEL 0422-68-7889

(なるべくお電話にてご予約ください)

ご予約フォームはこちらをクリック

(ご予約フォームからのご予約は3日前までにお願いします)

LINEでのご予約

【休診日】 月曜日/日曜日 ※祝日は不定休

※当院のホームページの全ての文章と画像の複製および無断転載は禁じます※

   院長 中医師 林 暁萍

中国医師/武庫川女子大学非常勤講師/中国遼寧中医薬大学 客員教授

患者様のつらい気持ちをわかって心がこもった治療は大切ですが、豊富な医学知識、確かな技術により病気をしっかり治してあげることも大切です。だから、私は常に最新の医学知識と医術の勉強を努力しています。誰にも言えない身体の悩みがひとりで抱えないで、ぜひ一度、ご相談してください。

院長の素顔はこちら
院長ブログはこちら

新著書 中医美容鍼灸実践

著書 中医治療学マニュアル

記事が2012.No8 医道の日本に掲載された

記事が2017.No.5 医道の日本に掲載された

※取材依頼はこちら

ホームページのQRコード

ホームページのQRコード

LINE公式アカウント

LINEでのご予約・お問い合わせの受付をはじめました ぜひ友だち追加お願いします