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 三叉神経痛は、坐骨神経痛肋間神経痛と並び、日本人に多い神経痛の一つです。三叉神経痛は顔面に起る神経痛で、一般には顔面神経痛とも呼ばれています。顔面の神経を司る働きを担う三叉神経に沿って痛みが走る神経痛の事ですが、とても強い痛みが、発作的に起る疾患です。

三叉神経痛が、辛い疾患だと言われるのは、とても強烈な痛みがある事と、痛みが顔面で起こるため、食事ができなくて体力の消耗をきたしりする事と、痛みの発生頻度によっては、三叉神経痛が原因で、ひどいうつ状態になったりする事もあるためです。

また、三叉神経痛は発症後、時間経過と共に、悪化する傾向が強く痛みの生じる頻度と、持続時間は変動するものの、相対的に辛さが増す時が多いと言う事もあり、三叉神経痛は早期の対応(治療)と予防が大切だと言われています。発症年齢は大部分が50歳代以降で、やや女性に多く見られます。

 

三叉神経とは

 三叉神経とは脳神経の中で最も大きな神経です。眼神経(第一枝)と上顎神経(第二枝)、下顎神経(第三枝)が三枝に分かられている。三叉神経痛になるのは最も多いのが第二枝の上顎神経で、その痛みが上唇から頬やこめかみに及びます。次いで第三枝の下顎神経の痛みが多く、下唇や下顎からこめかみに及びます。第一枝の眼神経の痛みは額から頭部に及びますが、第二枝、第三枝ほど発症頻度は多くありません。

 

原因で

三叉神経痛の原因はわからないものが大部分ですが、頭部に腫瘍や動脈瘤、動脈硬化症によって三叉神経が圧迫されていることがありますし、顔面の三叉神経の近くにある歯や耳、目などの病気で起こることもあります。また、糖尿病やアルコール中毒などによって起こることもあります。 

 

症状では

三叉神経痛の症状は極めて特徴的です。痛みは神経が刺激されるような、ビリっとすると表現される電撃痛ですが、数秒、数分後にはうそのように消えることもあります。一日中うずく持続的な痛み方はしません。食事、歯磨き、洗顔、髭剃り、会話などで誘発されます。痛む部位は顔面と頭頂から前の部分に限られ、片側性です。日常生活に大きな苦痛を伴います。 

 

 

三叉神経痛の西洋医学の治療法

現在、三叉神経痛の治療法には大きく分けて4つ方法があります。内服薬による治療、神経ブロックによる治療、手術による治療、ガンマナイフによる治療です。

 

内服薬による三叉神経痛の治療

内服薬は抗てんかん薬の一つのテグレトールを服用するようです。良く効くことが多い薬で、約50-75%の方に効果があるといわれていますが、問題は徐々に効果がわるくなって、この薬だけで痛みの消失を得ることができなくなることがあるということです。また、薬の副作用としてめまい、ふらつき、眠気、脱力感があり、最終的にはこれだけで痛みの消失を得ることが出来無くなることが一般的です。

 

神経ブロックによる治療

神経ブロックによる治療とは、一時的に神経を麻痺させる薬を麻酔科的な手技を用いて痛んでいる神経に注入したり、特殊な薬液や熱凝固システムを用いて三叉神経の一部を半永久的に遮断したりする方法です。これらの神経ブロックによる治療にも、いくつかの問題があり、特に三叉神経節をブロックする方法では、顔面のしびれや感覚障害が後遺症として残ったり角膜障害が起こることもあります。またブロック自体が原因となって、あらたな難治性の顔面痛を生じたりすることがあります。 

 

手術による治療(微小血管減圧術)

三叉神経痛の原因となっている脳深部血管の三叉神経への圧迫を手術によって取り除く(微小血管減圧術)方法です。

 

ガンマナイフによる治療

放射線の一種のガンマナイフのガンマ線を用いて、三叉神経痛を治療する方法です。最近では比較的効果があるとされる方法ですが、設備がそろっている病院が少なく、また保険適用外の手術ということで誰でも簡単に受けることができないというのが現状です。 

 

東洋医学では

『黄帝内経』という中国の古典医学書の中には「頬痛」の記載があります、これは現代医学の三叉神経痛に相当します。東洋医学では身体の痛みの原因が「不通則痛」と考えまてます。というのが、「気・血が滞って通らない」という意味で、風寒、湿気などの外界因子が身体の活動に必要な基本物質である気や血の流れを妨げた状態を指します。滞って通らない部分が、「痛み」となって現れるのです。神経痛には、急性と慢性とがあります。急性の神経痛は環境因子の影響で起こりますが、慢性の場合には、それに加えて病気に対する抵抗力が不足するなど、体質素因がからみます。経過も長引き、治療も難しくなります。

 

三叉神経痛の鍼灸治療

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三叉神経痛に対して鍼灸治療はとても有効的な治療法です。良い効果が得られています。鍼の独特な鎮痛作用を利用して激しい三叉神経の痛みを和らげたり完治したりすることができると思います。今までの症例観察によると三叉神経痛に対して短期間での鍼灸治療の有効率は80%以上となっています。また、鍼灸は副作用のない治療法ですので、鍼灸治療をお薦めします。薬物治療の副作用が強い場合は鍼灸治療を受けてみる価値があると思います。鍼灸治療は痛み・しびれなどの症状がエスカレートして手がつけられなくなるということや、また内服薬のように疲労感、ふらつきなどの副作用が出る心配もなく、身体に余計な負担をかけることもありませんので、リスクのない効果的な治療法といえます。また、血液循環、自律神経の異常を改善するのも鍼灸治療の一つの目的です。

 

症例

女性 43歳 初診 2024年2月

1月末に発症、激しい痛みがあったため5日間入院した。退院後もリリカを150㎎/日を服用していて、常に鈍痛と、歯を磨く時、食事時、喋る時に電気が走るような痛みが出て来る。

当院の3回治療後、痛みが出る間隔が長くなり、時間も短くなった。治療の7回後、痛みがなくなり、普通に食べるも喋るもできました。

 

女性 71歳 初診 2022年2月

先週から左側顔面(3枝とも)に激痛があり、食べる時も歯を磨いた時も電気が走るような痛みが出てきて、病院に三叉神経痛だと診断され、薬を出されたが飲みたくないから当院の治療を求めに来た。

当院に1回の鍼灸治療を受けたら、痛みが大分良くなり、3回の鍼後痛みが完全になくなり、今、美容針と三叉神経痛再発の予防のため、定期的に当院に通っています。

 

女性 53歳 初診2021年9月

両方血管と神経とぶつかっていて三叉神経痛、舌痛になり、昨年、左側だけ手術されたが再発した。今、薬を服用しているが痛みが治まらなくて特に目から額までの第Ⅰ枝と第Ⅲの枝の範囲の痛みと舌の痛みと唇のピリピリとした違和感がつよい。

当院に週1〜2回のペースで半年の鍼灸治療を受け、痛みが完全になくなった。その後も再発してないと連絡があった。

 

女性 44歳 

昨年から左側奥歯を治療後、左前上歯のところに電気が走るような痛みが出てきて、その後、鼻の左側、額部、頭も食事時、歯を磨くときも電気が走るような痛みがあった。触る時も痛い。病院に行ってない。

当院に2回の鍼灸治療を受けたら、痛みが大分良くなり、その後、週1回のペースで合計5回の治療後痛みが完全になくなり、今、美容鍼の目的で通い続いてます。

 

女性 51歳 

1年半前から左下奥茎の鋭い痛みがあり、MRIの検査で、血管と神経がぶつかると三叉神経痛(Ⅲ枝)に診断された。リリカ170mgを一日3回分けて服用しても痛みが改善されなかった。当院に最初に週2回のペースで4週間通い、痛みが徐徐に緩和され、その後週1回で2クール(20回)治療後、痛みがなくなった。薬もやめることが出来た。

 

女性 45歳 

2年前から三叉神経痛(右側Ⅱ,Ⅲ枝)発症した。食事、洗顔、歯磨き、お化粧時に痛くなり、酷いときにおしゃべり時も痛いし、一日中にずっと痛い時もあった。テグレトールがアレルギーで、飲めないから、手術を勧められた。親戚のご紹介で来院した。当院に最初に週2回のペースで3週間通い続き、痛みが徐徐に緩和され、その後週1回で1クール(10回)治療後、食べる時もしゃべるときも痛みがなくなり、再発防止のため定期的に治療を受け、半年後に完治した。

 

女性 33歳 

1年前から三叉神経痛(右側Ⅱ枝)発症した。食事、洗顔、歯磨き時にいたい。3週間前からリリカ薬を飲みだしたが、痛みが飲む前が10とすると8ぐらいある。当院の治療を始まって、週2回のペースで通い続いて、痛みが徐徐に緩和され、1クール(10回)後、痛みはなくなり、りりか薬もやめられました。

 

女性 49歳 

4年前三叉神経痛(左側三枝とも)発症した。常に痛い、テグレトールを服用し、量も徐徐に増やし、段々効かなくなったため、りりかという薬を併用したが、薬の副作用で激しいめまいため、仕事にも支障が出てきた。4月13日に当院の治療を始まって、週2回のペースで通い続いて、痛みが徐徐に緩和され、6月9日来られたときに痛みもなくなって、りりかという薬も半分になた、めまいもかなり軽減した。

薬を完全にやめるまで鍼灸治療を続けると。

 

男性 67歳

数年前発症した三叉神経痛が今年2月から酷くなった。物を食べると激痛がする。200mg/日の、テグレトール薬を服用すると痛みは少し軽減されるが副作用で耳鳴りがする。進められたブロック注射を受けるが軽減せず。痛みを抑え、そして薬の服用量を減らしたいとのことで林鍼灸院を通いはじまった。1回目の鍼治療後、痛みと耳の違和感が軽減される。4回の治療でピッと走るような痛みもなくなり痛みをまったく感じなくなる、普通に食事もできるようにした。そして、薬も半分にしても痛みがなかったから、5月59日に完全にやめた、現在、痛みを防ぐため、また、通院中。(本人からの手紙

 

男性  44歳

同年2月に三叉神経痛(第一枝)を発症。額部に焼きつくような痛み、風があたるだけで激痛が起こる、病院にいって普通の鎮痛剤を処方され、服用してもぜんぜん効かなかったため当院に来院されました。数回の鍼で症状は緩和。しかし、痛みがまだ残るため神経内科の受診を勧める。三叉神経痛の診断を頂き、テグレトールという薬療法を併用すしたが、薬疹を発症し薬の治療を中止した。鍼治療を2ヶ月ほど続け、痛みはほとんどなくなった。現在も通院中で痛みはまったくない。

 

女性 67歳

2013年発症、鼻の右側に洗顔とき、ビーと痛みがあって、次第ひどくなり、歯を磨いたとき、噛むときも痛くなった。薬は副作用があるから、鍼の治療を求めって当院に来ました。最初の2ヶ月で、週に2―3回、痛みが少しずつ緩和され、その後ペースをあけて、週1、2週間1回で、鍼の治療を受け、2015年11月、3ヶ月ぶりに来て、痛みが完全に無くなったと報告を受けました。薬を1錠も飲まなくって、三叉神経痛を完治したととても喜んでもらいました。

 

男性 60歳

20年前から左三叉神経痛(第Ⅲ枝)に診断され、食事時、歯を磨いた時痛くて、かみ合わせができないときもあった。ずっとテグレトールで痛みを抑えてきたが、痛みが繰り返して段々ひどくなってしまった。薬が1錠(100mg)からどんどん増えてきて、5錠まで増えて来たが、段々効かなくなってしまった。それ以上増やせないと医者に言われた。そして、ふらつき、眠きなど副作用もひどくなった。

2年前から当院に通い始まった。週2回で3ヶ月に、その後週1回で通い続きてきた。鍼治療を2ヶ月後、痛みが徐徐に緩和され、薬も徐徐減っていた。現在、一日0.5〜2錠で維持して、痛みがほとんどない。薬が完全にやめるまで通い続き行きたいと。

追加:2013年6月初めからテグレトールを完全にやめた。

 

男性 75歳

3年前に左三叉神経痛(第Ⅱ・Ⅲ枝)に診断され、洗顔時、ひげを剃った時、痛くて、しばらくひげを剃らない時もしばしばあった。テグレトールを5錠まで増えて来たが、それでも効かなくなった、ふらつき、眠きなど副作用で、車の運転も出来なくなってしまった。医師に手術を勧められ、したくないことで、1年半から当院に通い始まりました。鍼治療5回ぐらいで痛みが殆ど無くなり、普通に洗顔とひげ剃りもできた、薬も徐々に減らして、現在、1錠になった。1年半の間、2回に痛みがひどくなった波があったため、根気を持って、しばらく通い続けていきたいと。

 

男性 62歳

2007年10発症した右三叉神経痛(第Ⅱ・Ⅲ枝)かみこめ、顎部、鼻翼部痛くて触れない

4年間、ずっと800mgのテグレトールを飲んでいるが、痛みを抑えられない時段々増えて来た。近所にある鍼灸院で200回前後の鍼治療を受けたが効かなかった。

当院に2012年1月から週2回〜1回のペースで通い始めから、少し違和感があるだけ、痛みが出なくなった。

 

三叉神経痛の症例                                               帯状疱疹後神経痛と鍼灸/中国はり

頭痛(片頭痛)と鍼灸/中国はり                  顎関節症と鍼灸/中国はり 

肋間神経痛と鍼灸/中国はり                    各種疼痛と鍼灸/中国はり

 

 

 

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「鍼灸がモルヒネより鎮痛効果が高い?」 

Posted by 鍼灸ニュース on Apr 29, 2020 7:00:00 AM

  

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   院長 中医師 林 暁萍

中国医師/武庫川女子大学非常勤講師/中国遼寧中医薬大学 客員教授

患者様のつらい気持ちをわかって心がこもった治療は大切ですが、豊富な医学知識、確かな技術により病気をしっかり治してあげることも大切です。だから、私は常に最新の医学知識と医術の勉強を努力しています。誰にも言えない身体の悩みがひとりで抱えないで、ぜひ一度、ご相談してください。

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記事が2012.No8 医道の日本に掲載された

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