春の薬膳ー2010年5月22日

医食同源」(いしょくどうげん)と言う言葉は、四千年の歴史を持つ中国に伝わるもので、古くは「薬食同源」とも言われ不老長寿の道を深く突き詰めたところに生まれた言葉です。

その意味は「医(薬)も食(食物)も源は同じ」、人間健康を維持したり病気から快復するために、薬と食品が同様な効果を持つことを意味した言葉です。

薬と食物が同じものから出ているのなら、個々の食物にもそれぞれの属性(温熱の性質と寒涼の性質)・効能があり、体質や季節に合わせる食物を選ぶのは疾病の予防や治療そして、健康を維持することが重要のポイントであると認識されます。

これから、春の薬膳、夏の薬膳、秋の薬膳、冬の薬膳を紹介しますので、ぜひ、見てくださいね。

今日のテーマはまず「春の薬膳」です。

春の薬膳」

春は陽気が芽生え、気が上昇する季節です。また春は肝が旺気(活発になる)する季節です。

ですから春の食養生で気をつけたいのは肝を養い肝気の流れをよくすること。

 

肝気の流れがスムーズに行かなくなるとイライラやのぼせなど気が逆上した症状が出やすくなります。

このような時は以下の気の流れをよくする食べ物を食べたほうがよいでしょう。

えんどうまめ みょうが 竹の子   たらの芽 

ふき     玉ねぎ  菊花  紫蘇 柑橘類

 

また身体の中の陰が不足すると相対的に陽が亢進しやすくなります。

ですから陰を補う食べ物も必要です。

補陰作用があるものは小麦 大豆 黒豆 アワビ アサリなど貝類など

 

また肝は血と深い関係があります。
補血作用のある食物も必要です。

レバー 肉類  青味の魚 あさり  アワビなどの貝類

なつめ ブドウ 黒ゴマ  クコの実 ブルーベリー 

黒砂糖 ひじき 落花生  ほうれん草

 

冬の間にじっとしていた人は身体に熱がこもっている場合があります。そうすると目が赤くなって痒いなど花粉症のような症状が出てき易くなります。 

清熱作用のあるものは

苦瓜 なす チンゲンサイ 胡瓜  ヒジキ 緑茶

 

また肝の働きと脾胃の働きは非常に密接です。脾胃の働きをよくする食べ物も食べたほうがいいでしょう。
健脾作用のある食べ物は、鶏肉  山芋 穀物類 白きくらげ  じゃがいもなどのイモ類です。

 

食べ物に気をつけてもどうしても身体の調子が改善しない時は鍼治療をお勧めします。肝気を整えるのは針治療が一番早いように思います。