食べ物の「五性」「五味」をバランスよく

6月1日

5月21日に食養生が元気の基本を紹介しまして、今日はその続き、食べ物の「五性」「五味」と主な食材を紹介したいと思います。

≪五性≫

身体を温める、冷やす、という働きを表すもの。

「寒性」「涼性」「温性」「熱性」また、寒熱のどちらにも属さない「平性」5つに分けられます

“温性・熱性”身体を温める食材で、気・血の流れを良くしたり、新陳代謝を高めたりする働きがあります。寒い時期や、冷え性の人、疲れやすい人などに。

主な食材→しょうが、ねぎ、にんにく、玉ねぎ、ニラ、しそ、よもぎ、シナモン、紅花、唐辛子、桃、胡桃、かぼちゃ、鶏肉、羊肉、牛肉、さけ、あじ、えび、もち米、酒類、紅茶、黒砂糖 など

“平性”冷やし過ぎず、温め過ぎず、寒熱どちらにも属さない穏やかな食材。常食に適していて、虚弱体質の人や病後、高齢の人などにも安心です。

主な食材→とうもろこし、山芋、じゃがいも、キャベツ、もやし、人参、黒きくらげ、クコの味、小豆、大豆、ごま、ぶどう、りんご、豚肉、いか、うるち米 など

“寒性・涼性”体内の余分な熱を冷まし、身体を冷やす食材。夏の時期や、熱っぽい症状、ほてり、のぼせなどがあるときに。

主な食材→きゅうり、セロリ、トマト、苦瓜、大根、ほうれん草、れんこん、緑豆、なす、スイカ、梨、バナナ、あさり、しじみ、わかめ、豆腐、そば、緑茶、はと麦、白砂糖 など

≪五味≫

五味は五行学説に基づいた考え方で、それぞれの味が五臓に対応しています。

「酸味=肝」「苦味=心」「甘味=脾」「辛味=肺」「鹹味(塩味)=腎」というように分かれて対応する臓器を調整する作用もあります。

“酸味”汗や尿など体液の過剰な流出を抑える、筋肉などを引き締めるといった働きがあります。頻尿や多汗、下痢などの症状に。

主な食材→レモン、梅干し、酢、サンザシ など

“苦味”体内の余分な熱を冷まして炎症を抑える、湿(余分な湿気や汚れ)を取り除く、便通を良くするなどの働きがあります。皮膚トラブルや便秘、喘息などに。

主な食材→苦瓜、杏仁、銀杏、緑茶 など

“甘味”血の栄養分や体内の気を補給し、身体を補う働きがあります。疲れてるとき、痛みを和らげたいとき、虚弱体質の人などに。

主な食材→白米、牛乳、バナナ、はちみつ、肉類、なつめ、天草、黒砂糖 など

“辛味”身体を温めて、気・血の流れを良くしたり、邪気を発散したりする働きがあります。かぜの初期の寒気、くしゃみ、鼻水や冷え性の人などに。

主な食材→しょうが、ねぎ、ミカンの皮、紅花、にんにく、玉ねぎ、ニラ、大根 など

“鹹味(自然の塩辛さ)”固いものを柔らかくする、という働きがあります。皮膚や筋肉のしこり、便秘などの症状に。

主な食材→昆布、わかめ、のり、いか、あさり など

元気な脾胃で食養生の効果アップ!

食養生は“食べること”が基本。いくら身体にいい食材を選んでも、食欲がなかったり、しっかり栄養を吸収できなかったりしては食材のパワーを活かしきれません。食欲不振や胃痛などの不調を感じているときは、まず脾胃(胃腸)を元気にして機能を高めることが大切です。

脾胃を元気にする食材→大豆、山芋、米、りんご、サンザシ、鶏もつ、生姜、八角、三椒、カルダモン、グローブ、ナツメグ など