7月15日
これから桃を美味しく食べられる時期になります、桃の効能を少しご紹介したいと思います。ぜひ、ご参考してください。

桃は「長生果」と呼ばれているバランスよい果物です。自然の属性が温性で、気血両虚、胃腸弱い、血行悪い、陽虚、全身冷えの方に相性はいいと言われます。
≪東洋医学的効能≫
生津潤腸−体や腸を潤わせ整腸機能を助ける
補脾活血−胃腸の機能を良くし、血の巡りを促進する
消積 −体内の老廃物を体外へ排出する
≪現代の研究より≫
整腸作用−モモには水溶性食物繊維のペプチドが豊富に含まれている。胃腸に優しい整腸作用がある。
血中コレステロール値の降下作用−モモの食物繊維の働きでコレステロール値を下げると考えられている。
鎮痛作用−モモの木の葉にはグリコシドという成分が含まれ鎮痛作用があり、頭痛や神経痛などを緩和させる。
利尿作用−モモの花にはケンフェロールという成分が含まれ、利尿作用が認められた。
≪家庭療法への応用≫
寝汗−桃肉15gに適当に水を加え、300mlまで煎じて、毎日2回に分けて飲む。飲むときは少し砂糖を入れて味をつける。
便秘−桃仁(漢方薬)9gをすり潰して少量の水を加え、煎じた後、30gのハチミツを加え、毎日3回に分けて飲む。
早漏−熱したフライパンに桃肉30gを入れ、表面が焦げるまで乾いりして、すぐに水を加え、30gのナツメを入れ、一緒に100〜150mlまで煎じて飲む。