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2011年11月26日

私たちがふだん“とろろ”などで食べている山芋は、実は漢方の素材としても使用されているのはご存知でしょうか。

漢方薬に使用するのは、皮をむいて乾燥させたもので、生薬名を「山薬(さんやく)」といいます。滋養強壮や疲労回復効果のほか、呼吸器や、胃腸の働きを良くし、腎(生殖ホルモン系)の機能を高めるものとされています。

 

≪東洋医学的効能≫

補肺固腎−衰弱した肺の機能を高め、生殖機能を保つ

潤肌−肌を潤す

健脾益気−胃腸を丈夫にし、吸収力を高め体力をつける

清虚熱−体の衰弱による微熱を除く

淡滲利湿−淡い味で利尿作用があり、体内の余分な水を尿から排泄する

鎮心安神−虚弱な体質を補い、精神を安定させる

≪現代の研究より≫

老化防止作用−ヤマノイモは生命の基本物質ムコ多糖などを含む。これらは細胞組織を潤し、老化防止などの作用を持つと考えられている。

血糖値の降下作用−ヤマノイモには血糖値の降下作用があることが判明した。

強壮作用−ヤマノイモのサポニンという成分の働きと考えられている。

動脈硬化予防作用−ヤマノイモのコリンという成分はコレステロールが血管壁に着くのを妨げ、動脈硬化を予防する働きがある。

≪栄養素の上手な摂り方≫

イモ類はヤマノイモしか生で食べられません。とろろなどにして食べると、粘膜や細胞を丈夫にするのに良いですが、アスターゼやアミラーゼなどデンプンの消化酵素は加熱により働きが失われてしまうので、とろろ汁のだし汁の温度は40〜50℃にするのがよいでしょう。

   院長 中医師 林 暁萍

中国医師/武庫川女子大学非常勤講師/中国遼寧中医薬大学 客員教授

患者様のつらい気持ちをわかって心がこもった治療は大切ですが、豊富な医学知識、確かな技術により病気をしっかり治してあげることも大切です。だから、私は常に最新の医学知識と医術の勉強を努力しています。誰にも言えない身体の悩みがひとりで抱えないで、ぜひ一度、ご相談してください。

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記事が2012.No8 医道の日本に掲載された

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