当院には大勢のムチウチ症の方が通ってきています。ムチウチ症は鍼灸治療の適応症です。はりとおきゅうが刺激された首の周りの組織の炎症を抑えることで、腫れを取ったり、痛みを緩和することができます。
|ムチウチ症とは
ムチウチ症はまた、頚椎捻挫、外傷性頚部症候群とも呼びます。自動車に追突される事故によって発生する頚椎の異常の代表的なものです。軽いものでは、事故直後にはほとんど症状はありません。しかし、数時間後に頚椎の運動制限や痛みを訴えるようになります。重いものでは事故直後から痛みを訴え、時間とともに痛みがひどくなります。 またムチウチ症で困るのは、首の痛みだけでなく、頭痛、めまい、手のしびれ、 耳鳴りなど、多彩な症状(自律神経症状)が現れる場合があることです。むち打ち症によって起こる症状の大半はこのような自覚症状です。血液検査やレントゲン検査では異常が認められません。
|原因は
車に衝突された時、急激な後方からの外力により、頭部・頚部に直接の外力が加えることなく、体幹に加えた衝撃力によって重い頭部を支えている頚部がムチを振り回したような運動を起こし、頚椎周囲の靭帯・筋肉・血管・神経などの組織が損傷を起したのは原因です。
|症状とは
頚椎の運動制限や痛み、頭痛、めまい、手のしびれ、頭重感、耳鳴り、悪心など多彩な症状(自律神経症状)が現れる場合がある。
|西洋医学的な治療
原則として保存的治療です。急性期には安静と頚椎カラーによる固定を行う。また、鎮痛薬の内服と外用も必要です。
|東洋医学の考え方としては
ムチウチ症は首、手の痛み、痺れなど症状が主とするので、東洋医学では「痺症」であると認識されている。「痺」とは詰まって通じないという意味です。
|病因病機
局所の捻挫により、経絡気血の運行が悪くなり、長時間で気滞血、脈絡阻塞不通となり、腫れ、痛み、痺れなどが現れると考えられている。
|鍼灸治療では
治療原則―疎経活血、通絡止痛。
取穴原則―局部取穴を主として、足の膀胱経及びその他の経穴を配合する。
取穴−阿是穴、大椎、崇骨など
耳針治療を加える。
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