冬になると、旬の食材−カニが食卓に出てきて、とくに、お正月に皆が必ず食べますよね。
カニの食べ方としては生、焼く、蒸、鍋などいろいろがあります。カニはただの美味な食べ物ではなくて、肝臓の機能を強化する低カロリー食品でもあります。
カニの自然の属性が寒性、味塩である。腎臓・肝臓・心臓に入り、他の魚類以上に豊富なカルシウムを含まれるそうです。
★現代の研究よりカニは以下の作用があります。
・血中コレステロール値を降下させる作用
カニにはコレステロール値を抑制するタウリンが多く含まれ、心臓・肝臓の機能促進に関係する。
・高血圧を降下する作用
カニの甲らにはタウリンが多く含まれ、これには交感神経を抑制して、食塩の摂りすぎによる高血圧を降下する働きがある。
・うっ血性心不全の予防作用
カニの甲らのタウリンは、血中のカルシウム濃度を調節する重要な役割を果たす。カルシウム濃度は心筋の収縮力を高めてうっ血性心不全を防ぐ働きがある。心不全の治療に医薬品として用いられている。
・血行を良くする作用
ビタミンB群のバックアップに必要な成分ナイアシンが含まれ、血行を良くする。
★古典より
カニと相性の悪い組み合わせ
柿と一緒に食べると腹痛を、梨と一緒に食べると嘔吐・腹痛・下痢を、ピーナツと合わせると下痢を起こす。また、機能が正反対のドジョウと一緒に食べるとどちらの機能も阻まれる。それぞれ気をつけるようにという勧告が古文献に載せられている。