40年の経験、実績と信頼!東京・三鷹にある難病専門の中国鍼灸(はりきゅう)の林鍼灸院にお任せ下さい(対応言語:日本語・中国語・English)
 

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当院の院長が中国の大学病院に勤務時代にたくさんな重症筋無力症の患者に対し診断と治療を行った。その経験を生かし、重症筋無力症に対し高い技術しかできない眼鍼、電気頭鍼を用い常に最善の治療を行われています。

当院では東洋医学の理論に基づき、お一人ひとりの体質に合わせ、タイプに応じて治療を行っています。その上、独自に「重症筋無力症の頭皮針電気療法」および「眼鍼療法」を用い、よい効果が得られています。

 

重症筋無力症とは

重症筋無力症(じゅうしょうきんむりょくしょう)は筋肉の力が弱くなる病気で、厚生労働省の特定疾患(難病)に指定されています。同じ筋肉を何回も動かしていると筋肉がすぐに疲れて力が入らなくなり、特にまぶたが下がってくる眼瞼下垂(がんけんかすい)や、ものが二重に見える複視(ふくし)など眼の症状を起こしやすいのが特徴です。20〜50歳代の女性に多く発症し、近年では男女ともに50歳以上で発症する方が増えています。また、多くの患者さんは胸腺に腫瘍などの異常が見られます。

 

重症筋無力症の原因

通常、神経と筋肉が接する場所(神経筋接合部)において、神経の末端から筋肉に向けてアセチルコリンなどの神経伝達物質が放出され、脳からの指令を伝える役割をしています。重症筋無力症は、その指令を受け取るアセチルコリン受容体の働きを妨げる抗体(抗アセチルコリン受容体抗体)が体内で作られて、脳からの指令が筋肉に伝わりにくくなることが主な原因とされている自己免疫疾患です。自己免疫異常が原因であるため、感染や遺伝することはありません。また、多くの患者さんは胸腺に腫瘍などの異常が見られ、何らかの胸腺の関与が疑われています。

 

重症筋無力症の症状

重症筋無力症は、まぶたが下がってくる眼瞼下垂や、ものが二重に見える複視など眼の症状にあらわれることが多く、眼の症状だけの「眼筋型」と、眼だけでなく手足や飲み込む力などの筋力が低下する「全身型」があります。

症状があらわれる部位やその程度は人により異なります。易疲労性といって疲れやすく、また1日の中でも症状が変動したり、日によって疲れやすさも違います。

侵される筋肉によって次のような症状が現れます。

 

※目の周りの筋肉

まぶたが下がってくる(眼瞼下垂)、ものが二重に見える(複視) など

※口の周りの筋肉

飲み込みにくい、食べたり飲んだりするとむせる、しゃべりにくい など

※手足の筋肉

ものをうまく持てない、立つことや歩くことが大変 など

※呼吸筋

呼吸困難や息苦しさ など

 

重症筋無力症の治療

 西洋医学では

 重症筋無力症の治療には、対症療法と免疫療法と手術療法があります。

 1対症療法では、コリンエステラーゼ阻害薬という内服薬で神経から筋肉への信号伝達を増強し、眼や全身の症状(脱力や疲れやすさなど)を改善しますが、その作用は一時的です。

 2免疫療法ではステロイド薬と免疫グロブリン療法などがあり。

 3手術療法では胸腺腫を合併する場合は胸腺摘除術といって腫瘍を取り除きます。

 

中医学(東洋医学)では

重症筋無力症は、中医学では「痿証」の範疇に分類されています。「痿証」は現代医学では、重症筋無力症の他、筋ジストロフィーやギランバレー症候群、多発性神経炎、中枢神経感染後遺症などがあります。

痿証とは

肢体の筋脈が弛緩して軟弱・無力となり、しばらくすると自分の意思によって行われる運動(随意運動)ができなくなって、筋肉の萎縮、拘縮などが起こる病症です。

その原因は長期の飲食の不摂生、考えすぎなどで脾臓の働きが弱くなり、または過度のストレス、飲酒などで肝臓の働きが弱くなり脾臓への悪影響により脾臓の働きが弱くなり、そうすると脾臓のエネルギーが不足で筋肉を支える力が足りなくて、筋肉の萎縮、拘縮などが引き起こる。

 

痿証の鍼灸治療

当院では中医学の理論に基づき、お一人ひとりの体質に合わせ、タイプに応じて治療を行っています。その上、独自に重症筋無力症の「頭皮針電気療法」および「眼鍼療法」を用い、よい効果が得られています。特に、眼筋型」の重症筋無力症に対して鍼灸治療は最も効果的です。「全身型」には初期の比較的軽い症状の鍼灸治療により、ある程度の症状改善と進行を遅らせることができます。早期治療と治療を継続しながら、支障なく仕事をしたり日常生活を送っている患者さんは多くおられます。

西洋医学の治療でなかなか良くならない、または副作用の心配がある方は中医学的な鍼灸治療をおすすめです。

重症筋無力症の症例

女性 41歳 (初診2023年6月)

4月より左目が開かなくなり、眼科にステロイド、アレルギーの点眼薬と飲み薬を処方され1ヶ月継続するも変化なし、お昼から夕方にかけて体がだるくなり、1、2時間昼寝をしながら動いている。5月より重症筋無力症の検査で疑いだと薬を処方された。夜間の身体の痛みとだるさが軽減したが、目が開かずだるさも続いている。

当院の10回の鍼灸治療により左目が完全に開くようになり、体のだるさもほとんど感じられなくなった。

 

男性 57歳 (初診2020年10月)

8月中旬に左眼瞼下垂、複視(二重見える)、眼球が動きにくい、斜視の症状が出始め、9月中旬に入院した。MRIなどの検査で、異常なし。おそらく重症筋無力症眼瞼型による動眼神経麻痺だと言われました。免疫力を抑える薬、ステロイドなど4週間を内服したが症状は改善されませんでしたため、当院にたどり着きました。

当院の8回の鍼灸治療後、まぶたが完全に開けるようになり、斜視と複視もなくなって完治されました。

 

 

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   院長 中医師 林 暁萍

中国医師/武庫川女子大学非常勤講師/中国遼寧中医薬大学 客員教授

患者様のつらい気持ちをわかって心がこもった治療は大切ですが、豊富な医学知識、確かな技術により病気をしっかり治してあげることも大切です。だから、私は常に最新の医学知識と医術の勉強を努力しています。誰にも言えない身体の悩みがひとりで抱えないで、ぜひ一度、ご相談してください。

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記事が2012.No8 医道の日本に掲載された

記事が2017.No.5 医道の日本に掲載された

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