40年の経験、実績と信頼!東京・三鷹にある難病専門の中国鍼灸(はりきゅう)の林鍼灸院にお任せ下さい(対応言語:日本語・中国語・English)
 

東洋医学(中医学)3千年以上の歴史を有する医学です。科学的理解を前提とする西洋医学とは異なり、病態・病因の追求よりは、病人に対する最適の治療法を優先的に考えていくのです。古代から伝えられており、豊富な臨床経験や中国伝統文化を基にした医学体系で独特な治療法を持つ伝統的な医学です。西洋医学だけでは得られないすばらしい治療効果が得られることがあります。勿論、西洋医学はすばらしい医学ではあることは間違いありませんが、東洋医学をプラスすることによって、更に飛躍した新しい医療が生まれ、患者さんのQOLの向上のために大いに役立つようになることが確信できます。ここで東洋医学の特徴をいくつか取り上げてみます。

東洋医学を生み出した思想的特徴

古来より,定着農耕を主要な生活手段としてきた中国大陸の人たちにとって,四季の変化が正常に運行するかどうかは,切実な関心事であった。換言すれば,一年を通じて農耕の成果を左右する太陽や雨,風などの恵みを,ほどよく享受できるかどうかということが重大事であったのである。このことを「黄帝内経」の「四気調神大論篇」は,四季の季節特徴を,生(春)・長(夏)・収(秋)・蔵(冬)としてとらえ,この四季それぞれの季節の特徴的な働きを「四気」といい,それによってあらゆる生命活動が影響を受けるとみている。
中国では,この「気の思想」が,春秋時代の末期(紀元前5世紀)から,老子や荘子によって主張され,「天人合一思想」とともに,森羅万象を理解するための基礎的な思想となった.この考え方は,さらに陰陽論と五行説とによって哲学性を深めて,東洋医学の思想的な背景を発展させた.
荘子は,「人の生は気の聚なり,聚れば生となり,散ずれば死となる」とし,「気の思想」に基づく生命観を確立した.その後,戦国時代末期から漢代の数百年間にかけて「呂氏春秋」,「管子」,「淮南子」などによって「気の思想」は展開されてきた.東洋医学,とりわけ鍼灸医学の理論体系の大部分は,前漢から後漢にかけて形成されたが,その体系化にあたっては,この「気の思想」がよりどころとされている.

人と自然についての見方

人は生きていくために必要な食物も空気も,すべて自然界に頼っている。これはすべて,天と地の産物である。このことから人間の生命活動の源泉は,天と地からなる大自然(大宇宙)にあるということができる.このことを「黄帝内経・霊枢」は,「人と天地は相応ずるなり」といい,また「素問」では,「天は人を食なうに五気を以てし,地は人を食なうに五味を以てす」といっている。いずれも「気の思想」や,「天人合一思想」,「天地人三才思想」に基づいている。

◎東洋医学の特徴的な思想

天人合一思想

 人(人間・小宇宙)の形と機能とが、天(自然界・大宇

宙)と 相応していると見る思想。

天地人三才思想

 天の陽気と地の陰気とが調和することによって、人の気

が生成されるとする思想。

心身
一如

人の心と、身体とは互いに影響しているという考え方。

代医学の精神・身体二元論に対して、心と体は相互接に関連しているものとして捉え、体だけでなく心も一緒に治ていく。

心を治すことによって体がよくなり、体を良くすることに

よって心もよくなる。心身全体の調和・向上こそが治療の目標です

未病治 本格的な病になる前に対処しようとする考え方。

※天地人三才思想とは

「天」の陽気と「地」の陰気とが調和することによって、「人」の気が生成されるとする思想。

 天:上部、浅い位置・・・天の陽気と感応

 人:中部、中位の深さ・・・天地陰陽の中和の気と感応

 地:下部、深い位置・・・地の陰気と感応

 三才の概念は、人体の三焦理論、脉診法、刺鍼の深さなどに関係している。

   院長 中医師 林 暁萍

中国医師/武庫川女子大学非常勤講師/中国遼寧中医薬大学 客員教授

患者様のつらい気持ちをわかって心がこもった治療は大切ですが、豊富な医学知識、確かな技術により病気をしっかり治してあげることも大切です。だから、私は常に最新の医学知識と医術の勉強を努力しています。誰にも言えない身体の悩みがひとりで抱えないで、ぜひ一度、ご相談してください。

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著書 中医治療学マニュアル

記事が2012.No8 医道の日本に掲載された

記事が2017.No.5 医道の日本に掲載された

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