2012年4月3日
4月に入ると、随分温かくなり、本番な春になりましたね!
体が倦怠感、眠い、口内炎が出て来たなど体の不調の方が少なくないでしょう。
東洋医学では、一年四季の春夏秋冬は一日の朝昼夕夜と似たものとして考えている。
夜が長い冬の身体は、保湿性が高く、活動性は低いものです。
春にそれを引きずっていると、朝は起きられず自然と夜更かしになり、やがて冬眠を招き悪循環に陥ります。
また春先の倦怠感、口内炎は、冬の身体の熱の“こもり”が元とも考えられます。
春は陽気が芽生え、気の上昇する季節です、また肝が旺気(元気になる。活発になる)する季節といわれます。
ですから春の食養生で気をつけたいのは肝を養い肝気の流れをよくすること。
肝気の流れがスムーズに行かなくなるとイライラやのぼせなど気が逆上した症状が出やすくなります。
このような時は気の流れをよくする食べ物を摂ったほうがいいと思います。
例えば:えんどうまめ・キャベツ・玉ねぎ・アブラナ・ニラなど。
また肝の働きと脾胃の働きは非常に密接です。脾胃の働きをよくする(健脾作用のある)食べ物は、山芋・穀物類・豆類・じゃがいもなどのイモ類です。