顔面痙攣(けいれん)眼瞼痙攣と中国鍼灸/はり/東洋医学

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当院の院長は大学病院で勤務医として大勢の顔面痙攣、眼瞼痙攣など疾患の治療をしてきました。そこで、長期間の臨床経験と研究で生みだした顔面痙攣に対する治療法は身体の鍼や眼針および皮内針を用いるのです。この方法で顔面痙攣に対する治療効果を上げています。病院で手術やボトックス注射をされる前に、鍼灸治療を試してみる価値があるではないかと思います。

 

顔面痙攣・眼瞼痙攣とは

顔の片側または眼瞼が自分の意志とは関係なく、ピクピクと痙攣したり引きつったりする病気です。40代以降の中高年齢層での発症率が高く、男性よりも女性に多くみられます。
発症初期は、ときどきしか症状が現れませんが、進行するにつれて発症頻度が高くなり、就寝中にまで及ぶこともあります。また、片眼をつぶってしまうほど顔が引きつることもあり、人前に出にくくなったり、車の運転が難しくなったりするなど、日常生活にも支障をきたすようになります。

 

顔面痙攣・眼瞼痙攣の原因  

中医学では

痙攣が肝の働きに関係すると考えている。肝は血液や栄養などを体の各所に送り届ける役目や風を抑える働きがある。ストレス(情志の抑郁)などで肝の不調になると各所に送る栄養のバランスが崩れているや気滞になるため、皮膚表面や筋肉など、特に良く使う顔の筋肉への血液の栄養が足りなくなると肝風を抑えられなくなり、顔面痙攣を起す原因になると考えられている。


西洋医学では 

◎動脈硬化した血管が、顔面神経を圧迫することによって起こる

◎脳腫瘍や動脈瘤が顔面神経を圧迫している

◎顔面神経麻痺の後遺症である

◎ストレスなどの精神的緊張が引き金になるという主な四つの説があります。

 

顔面痙攣・眼瞼痙攣の症状

 初期症状としては目の下だけピクピク痙攣する程度だが、次第に同じ側の頬、顎、唇、口の周辺へと範囲が広がっている。さらに症状が進行すると、痙攣頻度が高くなり、就寝中にまで及ぶこともある。また、顔が引きつってゆがんだり、片眼がギュッとつぶったままになったりする。痙攣の振動が内耳に伝わることによって、耳鳴りがする場合もある。人前に出にくくなったり、車の運転が難しくなったりするなど、日常生活にも支障をきたすようになる。その上、ストレス、過度疲労及び睡眠の不足などが症状の増悪の要素になる。

 

顔面痙攣・眼瞼痙攣の西洋医学の治療法

抗不安薬や抗てんかん薬、筋弛緩薬などの薬物内服療法が用いられる場合もありますが、主流はボツリヌス療法と手術の大きく2つになります。原因ははっきりしてないから、治療は症状を抑える対症療法が中心となっています。

◎薬物(内服)療法 

抗不安薬や抗てんかん薬、筋弛緩薬などが用いられる。

◎ボツリヌス療法 

痙攣している顔の筋肉にボツリヌス毒素製剤を注射し、軽度の麻痺を起こすことによって症状を抑制します。その効果は3〜4カ月間持続し,効果がなくなった時期をみて再注射するという治療法です。

◎手術                                                  

脳の血管による顔面神経の圧迫を除去する手術(神経減圧術)を行います。有効性の高い根本治療ですが、全身麻酔を伴う開頭手術のため2週間ほどの入院が必要です。また、顔面神経麻痺や聴力障害などの合併症を引き起こす可能性もあります。 

 

顔面痙攣・眼瞼痙攣の中国鍼灸治療について

 当鍼灸院は顔面痙攣に対して独自な治療法(眼針、皮内針、体針)で積極的に治療を行っています。その治療によって8割近い顔面痙攣の方が完治したり、症状が改善したりすることが認められます。軽い顔面痙攣は完治することが多いです。特にストレスによるものに対しては、鍼灸治療の効果が期待できると思います。また、顔面神経麻痺になったら、顔面痙攣の後遺症にならないためにも、早期に針灸の治療を受けたほうがいいと思います。

鍼灸治療により全身血流の循環を良くし、自律神経のバランスを調整して、体をリラックスさせることにより顔面痙攣の症状改善につながります。病院で手術やボトックス注射をされる前に当院の鍼灸治療を試してみる価値があるではないかと思います。

 

眼瞼痙攣・顔面痙攣症例


女性、47歳

5年半前から右顔面が痙攣したり、こわばったりします。症状が段々ひどくなり、時時目が開かないぐらいの引きつるがあった。人と対面している時、いつ症状が出るか不安でもあり、自身も不快に感じています。MIRの検査は異常なし。当院に最初週2回のペースで鍼灸治療を受けまして、症状が徐々に軽くなり、3か月後痙攣に気にならなくなり、こわばり感じもなくなりました。再発しないために今ペースをダウンして、しばらく通う続ける。



男性、68歳

 

3年前、左顔面神経麻痺で来院した、週1回のペースで3か月で完治した。

今度は右目の下眼瞼痙攣で再来院して、5回の治療で完治した。

再再診は左目の下眼瞼痙攣が発症して再来院した。いずれも発症したばかりの内に当院の鍼灸治療を受け、4回でピクピクが完全になくなった。

 

男性 17歳

 

3か月前から、眼瞼は開きにくくなり(特に屋外)、顔面、目がピクピクような症状もあり、自転車に乗って前が見えないので人とぶつかることがあった。心療内科にて薬を服用中。また、寝つきが悪い、夢が良く見える。

当院に4回の鍼灸治療を受けたあと、目が開きやすくになり、顔面と目の痙攣も止まった。自転車にも乗れるようになった。睡眠も大分とれるようになった。その後、10回続いての治療後、目が完全に開けるようになり、顔面痙攣もなくなった。ほかの症状も良くなりました。完治した。

 

男性、62歳

 

1年半前から右目の周りにピクピクが出てきて、だんだんひどくなり、右顔面部全体に広がっていた。ひきつる感もひどい。ボトックス注射をしたが違和感がひどく、痙攣もあんまり良くならなかった。遠方からなので、最初の5回がホテルに泊まり、毎日治療を受けた後、痙攣の頻度が大分減った。ひきつる感もほとんど感じなくなった。その後週1回当院に治療にきて、2クール(20回)の治療終わったところ、痙攣が気にならなくなった。ほぼ完治した。

 

男性、52歳

 

10年前から左上下の眼瞼、口元、頬がピクピクが発症した。だんだんひどくなり、3、4年前から年3回ぐらいボトックスの注射をした。段々効かなくなって、注射しても、痙攣が止まらない。当院の患者さんの紹介で当院に治療にきた。鍼治療が2回をすると痙攣の回数が少なくなって、調子がとてもよくなった。また継続の治療をしているが、5回で、痙攣がほとんどなくなった。

 

女性、53歳

 

左の目の下にピクピクするのが半年前に発症した。あったり、なかったりするが、3日前から酷くなり、一日中ずっと痙攣した。とても気持ち悪くて人前に話も怖くなった。当院で3回の治療で痙攣が完全に止まって、気持ちが随分楽になった。

 

女性、44歳

 

昨年9月から左目の下がピクピクと痙攣、笑うと頬が引き攣れるような感じ、とても不安を感じた。MRI検査では頭部の異常はなかったので、リボトール薬を服用したが効果はなかった。ボトックスの注射を進められたが、抵抗があって、当院の治療を求めてきた。

週2回のペースで鍼灸治療をして、7回目から、痙攣の回数が大分減って、引き攣れるような感じも良くなりました。10回したら、痙攣は殆どなくなった。引き攣る感じもなくなった。

 

女性、75歳

 

2007年前に、左側顔面、特に目の周りと口元に痙攣が出てきて、だんだんひどくなり、とても不快感があり、病院に顔面けいれんと診断され、手術も進められた。2009年、頭の手術を受けたが、痙攣が改善してないうえ、左頭部のしびれ、痛み、そして、左上眼瞼が開けられなくなった。日常生活にも影響が出てきた。病院の再診察を受けたら、また頭の手術をすすめられて、怖くて、娘さんと相談したら、しないほうがいいですよと言われ、娘さんが調べて当院の鍼灸治療を受けることになった。最初に週2回のペースで、3か月に通っていて、その後に週1回で鍼灸治療を受けた。頭のしびれと痛みが大分改善され、左上眼瞼も開けられるようになった。効果を維持すると体のメンテナンスのため、しばらく通院している。

 

女性、53歳

 

3年前から、左片側顔面、特に目の周りと口元に痙攣が出て、日常生活もままならない状態だったが、ボツリヌス注射と薬の服用によって、症状が緩和された。今年の11月10日ごろから急に症状がまた出てきてしまった。顔の引きつるも酷い。前はボツリヌス注射1年半して、まぶたが動かなくなって顔の違和感も強いから、ボツリヌスの注射はしたくないで、来院した。

1クール(10回)の治療後、けいれんの回数が減り、回数が重ね、けいれんは殆どうなくなって、顔の引きつる感もなくなった。

 

女性、49歳

 

3月頃から、左顔に痙攣(けいれん)の症状が出て、特に目の周りの痙攣が酷いく、人に会うのにいやになった。5月に病院のMRIなどの検査結果、片則顔面痙攣と診断された。安定剤を飲みたくないから、当院の鍼灸治療に来た。

5回の治療後、けいれんの回数が徐々に少なくなり、半年の治療で、けいれんが殆どなくなった。

 

男性、44歳

 

3ヶ月前から、左目の下ピクピクが止まらない、その後、左頬部も同じ症状が出た。目の疲れだと思ったが、なかなか良くならないから、当院に来ました。病院にいってない。

週1回のペースで大体13回ぐらいの鍼灸治療後、ピクピクを止まった。その後も定期的に鍼の治療を受けている。気になるほどの痙攣はなかった。

 

女性、44歳

 

昨年10月頃、目が開けにくくなり、まばたきが多く、まぶたが上がらないという症状がでてきました。その後、病院では眼瞼痙攣と診断され日常生活も困難になりました。ボトックス注射を受けましたが、ほとんど改善されず、仕事も出来なくなり休職した。

12月に当院に来て初めて鍼灸治療を受けた。治療後の次の朝、しばらく目を開けることができた。治療を重ねるごとに少しずつ目が開けやすくなり開けていられる時間も長くなりました。

治療を始めてから2ヶ月経ち、仕事に復帰した。現在は、開けにくさ重だるさもなく日常生活もすっかり元通りで車の運転もできるほどです。

 

 

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