この1週間2人の「メージュ症候群」という難病の方は当院にこられました。
両眼瞼が自分の意思とは関係なくこわばって開眼が維持できない状態という症状です。とても辛い病気です。男女ともに起こりますが,40歳以上に起こり,特に50〜60歳代の女性に頻度が高い病気です。
原因はアセチルコリンなどの神経伝達物質の変化があると推定されていますが,現在のところ原因ははっきりわかりません。
病院の治療はボツリヌス毒素を筋肉に注射して、3か月以上になると効果が減弱する再び痙攣して瞼が開けられないので、注射を繰り返す必要があります。
当院の鍼灸治療では眼瞼の周りのツボ、眼鍼(特別のツボ)、頭鍼を総合的な鍼をし、必要な時、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ脳組織を改善することにより、症状が緩和されることが多いのです。
こられた2人の方とも症状が良くなりました。また、続ける必要があります。大変ですが、頑張ってくださいね。