4月5日
今日は中国の清明節です。
「清明時節雨紛紛、路上行人欲断魂。借問酒家何処有?牧童遥指杏花村。」という唐代詩人杜牧の詩≪清明≫は清明節の特別な雰囲気をよく表現されています。
清明節と春節、端午節、中秋節は中国の四大伝統的な祝日と言われています。
中国では清明節に墓参りをする習慣があり、連休中には里帰りをする人が増える。今年の清明節の連休は3─5日の3日間。
清明節の主な習慣としては墓参り、祖先を祭ることの他に、踏青、植樹、凧揚げなどがあります。その中で、お墓参りと踏青は清明節の2つの儀礼テーマで、清明節になると、万物は「吐故納新」し、自然は生き生きとした光景を呈しています。そのため、踏青と墓参りの良い時期となっています。
お墓参りをする時、人々は果物や紙のお金などを持って墓地に行き、先祖の墓に供え、紙のお金を燃やします。そして、お墓のために新しい土を取り替え、新緑の新枝を折ってお墓の上に挿し、拝礼し、最後にみんなで食事をするのが、伝統的な古い慣習です。
今年はコロナ感染症の拡大によって、各地では、連休中も娯楽施設の入場者を制限するなどコロナ対策が強化されているから踏青に行く人と里帰の人が少なくなったそうです。