男性不妊と中国鍼灸/はり/東洋医学

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結婚して避妊せずに1年間子どもができない場合を、不妊症という。

不妊の患者、6組に1人組での現状です。原因は男女ともにあります。この中で男性側に原因があるものを男性不妊症という。

 WHOによる統計では、妊娠適齢期においては、不妊原因の約40%に男性も関与しているだが、最近には男女半々になるといわれている。不妊治療は夫婦二人で取り組むべき問題ですので、二人の思いをひとつにして治療を選択していくことが大切です。

ここで、男性の原因での治療についてお話したいと思います。

女性原因の不妊治療についてこちらへ

 

男性不妊症と西洋医学

男性不妊症の原因は

(1)造精機能障害(精巣が十分な精子を作り出せない状態)(例え 下垂体、甲状腺疾患など)

(2)精路通過障害(精巣で作られた精子が尿道まで輸送できない状態)

(3)精子機能障害(運動率が良くないなど)

(4)性交障害など 

(5)抗精子抗体など

(6)ストレスによるもの

 

男性不妊症の治療は

◎内科的治療

@非内分泌療法(漢方薬、鍼灸、ビタミン剤、血流改善薬等)
 精子の数が少ない症例や、運動率が低い症例に投与することがありますが、統計学的に精液所見や妊娠率の改善に対する明確な有効性が示された治療法は少なく、経験的治療が主体となっています。

A内分泌療法(hCG、FSH療法)
 脳の視床下部あるいは下垂体の機能不全が原因でおこる精巣機能不全症例(低ゴナドトロピン性性腺機能低下症)に対して行います。先天性のものと脳手術後など後天的なものがあります。定期的な注射が必要ですので、患者さん自身に自己注射をしていただく場合が多いです。低ゴナドトロピン性腺機能低下症は、治療前の状態が無精子症であっても、薬物療法により著明な精液所見の改善が望める、数少ない疾患の一つと言えます。

◎外科的治療

精索静脈瘤に対する手術など、人工授精など、体外受精、顕微授精など


男性不妊と東洋医学

男性不妊の原因では

主に、ストレスからの肝気鬱滞、過労により腎虚および冷えによりおっ血であると考えている。


男性不妊の治療では

鍼灸の治療で血流の活性化、ストレスの解消、補腎など作用によって妊娠しやすくなると考えている。

活血―血の通りを良くする。冷え症を改善する。精子の質と運動率が高める。

理気―体のエネルギーの通りをよくする、ストレスから開放する。

補気・補腎―体にエネルギーを補う。精子の質を高める。


これがいわゆる、「気・血・水」を整えることです。これら治療をどのような順番に行うか、どの組み合わせが良いのかなどを考え、適切に行うことが、鍼灸の不妊治療の基本となるのです。ぜひ、経験のある鍼灸院に行くのをオススメです。

 

養生では

@  生活習慣等、男性不妊の原因になりうる因子の除去

精子形成や射精を障害する可能性がある薬剤、喫煙、アルコール過剰摂取等、男性不妊の原因になりうると考えられるものがあれば、可能な範囲で中止します。また、長時間の高温環境はできるだけ避けるべきです。妊娠を考え始めたら、できるだけ規則正しい生活をして体をいたわるようにしよう。

 

A  食事療法

胡桃3个,長いも30g、K豆、K芝麻、枸杞10gずつ白米と一緒に混ぜてご飯を作る。核桃、K芝麻は天然な補腎のもの、K豆が固精、K米が滋陰補腎,健脾益气等効果があり、良く食べると、腎臓の働きを強めることで、妊娠しやすくなることが期待される。


男性不妊の例

男性 30歳

結婚3年で、奥さんが妊娠したことがない。病院に原因は高速運動精子の数が少ないといわれた。腰痛もある。

3年間、人工授精4回して、妊娠に至らず、顕微授精に勧められた。病院の説明会に聞きにいったが、顕微授精しても妊娠率が30%と、治療費の高さで、なかなか治療に決められない。悩んでいるところ、知人の紹介で、当院に夫婦とも鍼の治療に来た。3ヶ月週1のペースでの治療後、腰痛もなくなり、その後、奥さんが生理が来てないのに気づき、病院に検査をしたら妊娠したと確認された。その後、男の子を無事に出産した。

 

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