当院には大勢の自律神経失調症、不安症、鬱症などの患者が通っています。当院の院長は30数年の臨床経験を生かし、常に高い鍼術で、一番良い治療を行います。安心して、病気を治す治療を受けられます。
針灸治療は主に交感神経、副交感神経のバランスを調整することにより、緊張している交感神経を和らげ、血流の循環をよくすることで、体が軽くなり、気分も落ち着き心も晴れやかになることが出来ます。西洋医学的な大量の安定剤を使用する前に、または、安定剤をやめたい方が、経験のある先生により鍼灸治療をお勧めです。
自律神経失調症の原因・治療方法などについて西洋医学と東洋医学のそれぞれの考え方を紹介します。
┃西洋医学では
自律神経とは
自律神経には交感神経と副交感神経の二種類があります。
交感神経が働くと血圧が上昇し、筋肉が硬くなります(緊張)。反対に副交感神経が働くと血圧が下がり、筋肉もゆるんできます(リラックス)。
このアクセル的な役割の交感神経とプレーキ的役割の副交感神経により、内臓の働きなどをコントロールし、活動する時、休息する時など各状況に合わせて働き、人間の身体は自然に調整されています。
自律神経失調症とは
何かの原因により、いずれか一方の神経の緊張が高まってしまうと、バランスが崩れ、息切れ、動悸、冷え性、不眠、頭痛、めまい、倦怠感、むかつき、吐き気、食欲不振など多彩の症状を現れる。これが自律神経失調症です。
自律神経失調症の原因
症状が一人一人違うように、その原因もまた一人一人違います。 自律神経のバランスが乱れるのには、いろいろな原因が複雑にからみあっていると言われています。よく見られる原因は以下通りです。
☆生活リズムの乱れ
夜更かし、夜型人間、夜間勤務や、子供の頃からの不規則な生活習慣など、人体のリズムを無視した社会環境やライフスタイルが自律神経失調症を引き起こします。
☆過度なストレス
仕事などの社会的ストレス、人間関係、精神的ストレス、環境の変化など、過剰なストレスが蓄積すると自律神経失調症になりやすいです。
☆ストレスに弱い体質
子供の頃からすぐ吐く、下痢しやすい、自家中毒、環境がかわると眠れないなど、生まれつき自律神経が過敏な人もいます。また思春期や更年期、身体が弱っているときは自律神経のバランスが乱れやすくなります。
☆ストレスに弱い性格
ノーと言えない、感情処理が下手、気持ちの切り替えができない、人の評価を気にしすぎる、人と信頼関係を結ぶのが苦手、依存心が強いなど、ストレスへの抵抗力が弱い傾向のある人も自律神経失調症に陥りやすいタイプといえます。
☆環境の変化
現代の生活は適応能力が衰えやすく、社会環境の変化、人間関係や仕事などの環境の変化などへの不適応や過剰適応から自律神経失調症になる場合もあります。
☆女性ホルモンの影響
女性は一生を通じてホルモンのリズムが変化しつづけ、この変化が自律神経の働きに影響を与える。
自律神経失調症の主な症状
不眠、頭痛、めまい、耳鳴り、神経痛、息切れ、呼吸困難、動悸、冷え性、むくみ、のぼせ、肩こり、腰痛、背中の痛み、倦怠感など
治療では
自律訓練法などによるセルフコントロール
薬物療法 安定剤など
カウンセリングなどの心理療法
┃東洋医学では
中国の古医学書『黄帝内経』の中、「百病皆生於気」、「怒則気上、思則気結」、即ち、「百病は気によって生ず。怒れば気は上り、考えすぎれば気が結ぶ」など、つまり『病は気から』という記載があります。気の流れは乱れた時に現れる症状は自律神経失調症と同じなので、東洋医学では気滞、気滞などと考えられます。
原因
東洋医学では自律神経失調症は気滞(ストレス)が主な原因だと考えているが、気候の変化、体質、などにも関係している。不規則な食事、睡眠不足などの「不摂生」をすると、体のリズムを乱し、自律神経が崩れます。
症状
身体がだるい、イライラする、動悸がする、呼吸が苦しくなる、頭痛、肩こり、眠れない、食欲が出ない、なんとなく元気が出ないなどの症状があって、病院で検査しても特に異常がないと、自律神経原因だと言われることが多いようです。
鍼灸治療
中国針灸は自律神経失調症による諸症状を改善するだけではなく、自律神経失調症の原因となるストレスに耐えられる体質に改善していきます。
治療方針:補気行気活血。(気を補うと気や血液の流れが良くする)、
体鍼:肝ゆ、太衝、だん中、気海、神門など
その他:眼鍼、耳鍼など
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