当院には大勢の円形脱毛症や薄毛の患者が通ってきています。当院の院長が長期の臨床経験に通じて開発した独自の治療法を用いて、その上、東洋医学理論に基づき、タイプ別の治療により円形脱毛症の有効率はかなり高いです。
円形脱毛症の発症年齢はどの年齢でも発症する可能性があるが、学童期の子供と20〜40歳台の青年に多くみられている。男女比ではやや女性に多くみられる。鍼灸治療により早期の完治に期待される。
|円形脱毛症とは
突然の発病とともに自覚症状がないのが特徴であるが、たまに発病前の前頭部皮膚の軽い痒感、あるいは軽い刺痛が認められることがある。脱毛は円形または不規則形で一ケ所から数ケ所、大きさも定まっていない。重症の場合は頭髪の全部が抜け落ち、甚だしきは眉毛なども抜け落ちることがある。ストレスによって発症した場合には、ほとんどは6ヶ月程で自然治癒するが、再発することも多い。完治するかの見通しがつかない為、本人や家族の精神的苦痛ははかり知れない。回復に時間と根気を必要とする場合もある。
|円形脱毛症の原因とは
西洋医学では遺伝的素因、精神的ストレス、内分泌異常、自己免疫疾患等であると考えられている。その中、自己免疫疾患という説が有力だが、精神的ストレスがきっかけ、誘因になると認識されている。
中医学では腎は髪と関係が密接であり、その状態は髪に反映する。また、髪は「血の余」といわれており、血との関係も密接であり、そして、血の生成が脾と肝にも密接な関係が持っている。したがって円形脱毛症などの毛髪の病気は腎や血液、脾、肝の病態と関与している。過度の思慮で脾の損傷となり、脾の健運機能が失って、房事過度で腎精が虚損になり、精血の不足となり、血虚で風が生じる、そのため、毛髪の栄養が失って脱髪となる。また、ストレスなどによってこの病気を誘発していると考えられている。
|円形脱毛症の症状は
脱毛は円形または不規則形で一ケ所から数ケ所、大きさも定まっていない。重症の場合は頭髪の全部が抜け落ち、甚だしきは眉毛なども抜け落ちることがある。
東洋医学によって以下の2つのタイプに分かられます。
血虚タイプ(虚証)−毛髪や頭皮の栄養状態が悪い、顔色・唇・爪の血色不良、女性では生理不順を伴う、舌質淡、脈細数。
気滞血おタイプ(実証)−顔色がどす黒い、皮膚乾燥を伴う、舌質暗紅、血点・お斑、脈細渋。
|当院の東洋医学的の鍼灸治療
鍼灸治療は毛包周囲の毛細血管の数を増やし、末梢血管の循環を良くして、毛球細胞の分裂活動を増加させることにより治癒させると考えられます。また、特別の鍼(梅花鍼)を使って局部に刺激することによって血流の循環がよくなり、円形脱毛症、薄毛に対する針灸治療の効果がもっと高め、その有効率はかなり高いです。
治療原則
局所の血液の循環改善を目的にその局所に施術するのが主とする。
遠隔には足陽明胃経、足太陰脾経、兪穴を取穴する。
タイプに応じて、
虚証には気血を補い、肝腎を益す、補法を施す。
実証には平肝、活血きょ風をはかる、瀉法を施す。
治療方法
鍼法 体針と局部の梅花鍼と併用する。
局部取穴:脱毛局部、生髪穴
遠隔部取穴:百会、風池など
タイプ別取穴
血虚タイプ−上穴+心兪、脾兪など
気滞血おタイプ−上穴+曲池、気海など
灸法 以上の風池穴以外のツボに棒灸を用い、5分ずつで灸を行う。
|養生法について
1)精神をリラックスすることを大事にすること。
2)脱毛局部に刺激を与えること。
3)薄く切った生姜で、頭皮が少し赤くなるまで脱毛局部に少し力を入れて擦す。2回/1日。
症例
NGさん 女性 26歳
2011年3月末発症した。全部で八か所ある。病院からもらった塗り薬は全然効かないと。
来院は5月7日。3ヶ月(17回)の鍼灸治療によって完治しました。
3年後別の症状で再来院したが、円形脱毛症の再発はなかった。
36歳 女性 2013年来院。
半年前、1か所の円形脱毛症になり段々大きくなった。病院からもらった塗り薬は全然効かないと。
週1~2回で1年の鍼灸治療によって完治しました。再発はなかった。

15歳 女性 2013年来院
1年前に円形脱毛症になり、段々ひどくなった。色々ところ、様々な治療を受けたが、一向良くならず症状が進んでいた。
当院の1年半の鍼灸治療後、完治した。今も再発はなかった。
15歳 男性 2015年来院。
1年前から、円形脱毛症になり段々広がり8か所以上があった。病院からもらった塗り薬と飲み薬は使っても良くならなかった。
週1回で5ヶ月の鍼灸治療によって完治しました。
2016年4月30日
|慢性疲労症候群と鍼灸/中国はり |円形脱毛症・薄毛と鍼灸/中国はり
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