当院には中医学(東洋医学)の理論に基づき、お一人ひとりの体質に合わせた鍼灸治療を行います。当院の院長が長期間の臨床経験を生かし蕁麻疹を含め様々な皮膚病の方にとって常にベストな治療を提供しています。
┃蕁麻疹(じんましん)とは
皮膚の一部が突然かゆみとともに赤くなって盛り上がり、しばらくすると消える、といった症状を繰り返す病気です。多くの場合、直接的な誘因がはっきりわからない特発性の蕁麻疹ですが、ある特定の刺激(食品、薬剤、物理的刺激、ストレスなど)が誘因となる場合もあります。
1度だけ症状が出たり数日内で治まる「急性蕁麻疹」と、1か月半以上にわたって皮疹が出たり消えたりが続く「慢性蕁麻疹」があり、何か月ないしは何年も症状が続くこともあります。
┃蕁麻疹の原因
原因を特定できる蕁麻疹は全体の1〜3割ほどで、多くの場合、誘因がはっきりわからない特発性の蕁麻疹です。なお、誘因が明らかでない特発性蕁麻疹でも、疲労やストレス、感染症など、様々な因子が症状を悪化させることが知られています。
甲状腺疾患や膠原病などの病気が原因で現れる蕁麻疹もあり、この場合は医療機関での詳しい検査が必要です。
蕁麻疹を起こしやすい刺激・誘因としては、食品、薬剤、物理的刺激、ストレスなど以下のようなものがあります。
(蕁麻疹の原因・誘因の例)
・食べ物−サバ、エビ、カニなどの魚介類、肉類、卵・乳製品、穀類、人工色素や防腐剤などの食品添加物
・薬剤−抗生物質、解熱鎮痛薬など
・物理的刺激−皮膚のこすれ、圧迫、寒冷、日光、温熱など
・発汗−運動や入浴、精神的緊張(冷や汗)など
・その他−感染症、疲労、ストレスなど
┃蕁麻疹の症状
蚊に刺されたような赤みをもった膨らみ(膨疹)が現れます。膨疹は全身のどの部位にも起こりえて、強いかゆみやチクチクしたかゆみ、ピリピリとした痛みを感じることもあります。膨疹の大きさも様々で、膨疹同士がつながり、地図のように広がることもありますが、一つひとつの膨疹は、通常は24時間以内に跡を残さず消えてしまいます。
蕁麻疹は人から人へうつることはありません。
┃蕁麻疹の治療
西洋医学では
特定の刺激により症状があらわれる蕁麻疹では、特定の刺激を避けることが重要となります。蕁麻疹自体の治療には抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬といった内服薬が用いられます。
中医学(東洋医学)では
中医学の理論では皮膚は内臓と密接な関係を持つことから、『皮膚は内臓の鏡』と言われています。
つまり、蕁麻疹など皮膚病の原因は内臓の機能が低下していたり、内臓間のバランスがとれていなかったなど体質によって決まるからなのです。そのため、鍼灸治療を行うことにより内臓の機能を回復させ、 バランスを取り戻すなど体質の調整、改善により病気を治療するわけです。アレルギー性の皮膚炎を起こす場合は、体質の異常、体が化学物質に敏感に反応していることがわかります。鍼灸治療は、免疫が低下すればそれを高め、過剰な場合はそれを抑えるなど双方向性の作用を持つことも大きな利点といえます。
あらわれた症状に応じて処置を行う西洋医学の「対症療法」に対し、中医学は慢性的に繰り返す症状を繰り返さないために、体質そのものから変えていく方法です。
鍼灸治療
治療法則 去風、活血、止痒
取穴 血海 風地 風市など
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