|肥満症とは
肥満症とは標準体重の20%以上超える病証です。近年、食生活の変化につれて肥満症の発症率は増加しており、または高血圧症、糖尿病、虚血性心疾患等の生活習慣病をひきおこすことから重視されている。一般的には倦怠感、腰膝関節痛、動くと息切れ、汗掻など症状を良く伴う。
肥満は中国の『内経』等古典に「肥貴人」と記載されているが、詳しい論述は多くなかった。
|病因病機では
肥満は遺伝、年齢、飲食習慣、運動量、情緒変化などと関係がある。臓腑では脾・胃・腎などの臓腑の機能異常と関係が密接である。 主に胃熱による肥満・脾虚痰湿による肥満・腎陽不足による肥満・気滞血おによる肥満の4つのタイプに分けられます。
|弁証分類
◎胃熱タイプ
症状:全身性肥満、あるいは上腹部が著明,按すると肌肉に張りがある。食欲亢進、 多食、口渇、口臭、顔面紅潮、暑がり、多汗、便秘などを伴う。
◎脾虚痰湿タイプ
症状:肥満、特に顔面や大腹部が著明、肌肉は弛緩、精神疲労、疲れやすい、寒がり、四肢の重怠、嗜眠、腹部脹満感、便秘、動くと息切れがする、ある場合に軽度浮腫を伴う。
◎腎陽不足タイプ
症状:肥満、下半身が著明、肌肉は弛緩、精神不振、乏力、顔色に艶がない、食欲は普通、腰膝無力感、寒がり、尿少、浮腫、性欲や性機能が減退などを伴う。
◎気滞血おタイプ
症状:形体肥満、胸・腹の脹満感、面・唇の色が紫暗。いらいらする、怒りっぽい、不眠、排便不爽を伴う。
|肥満症と鍼灸治療
鍼灸
◎胃熱タイプ
治療法則:清熱瀉火、調胃除満
◎脾虚痰湿タイプ
治療法則:健脾益気、化痰除湿
◎腎陽不足タイプ
治療法則:温陽補腎、益気利湿
◎気滞血おタイプ
治療法則:活血化お、行気解鬱
耳鍼療法
神門、口、内分泌 など
説明
◎肥満の治療は鍼灸療法だけでなく食事療法、運動療法などを総合的に治療すれば効果が出やすい。
◎リバウンドの防ぐため、治療の効果があっても、暫らく続けなければいけない。
◎便秘は肥満の治療に影響があるので、便秘の予防と治療が重要である。
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