40年の経験、実績と信頼!東京・三鷹にある難病専門の中国鍼灸(はりきゅう)の林鍼灸院にお任せ下さい(対応言語:日本語・中国語・English)
 

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多発性硬化症(MS)とは、脳や脊髄、視神経といった中枢神経系のあらゆるところに病巣ができる病気です。病巣ができる部位によって症状が異なり、しびれなどの異常感覚、感覚鈍麻、麻痺、視力障害など、非常に多彩です。そして多くの場合は、症状が出る「再発」と症状が治まる「寛解」を繰り返します。

当院では東洋医学の理論に基づき、お一人ひとりの患者様に丁寧に問診を行い、タイプを見極め、一人一人に合ったオーダーメイドの治療を行っています。その上、独自に開発した「多発性硬化症」に対する「頭皮針電気療法」および「眼鍼療法」を用い、よい効果が得られています。また、中国最新の多発性硬化症の鍼灸治療法を研究し、積極的に取り入れて、多発性硬化症の緩和や完治をめざしています。

 

多発性硬化症とは

多発性硬化症とは、脳や脊髄、視神経といった中枢神経系のあらゆるところに病巣ができる病気です。

通常、脳の情報は、神経細胞を介して体全体へと伝えられています。神経細胞の一部分が突起のように長く伸び、脳の情報を伝える“電線”のような働きをするのが「軸索」です。また、この軸索は「ミエリン」という“電線のカバー”のようなもので覆われていて、このミエリンがあるおかげで、脳の情報をスムーズに伝えることができるのです。

しかし、多発性硬化症では、ミエリンが何らかの原因で障害され、軸索がむき出しになってしまいます。このように、ミエリンが障害されることを「脱髄」といい、脱髄が起きた神経では、情報がスムーズに伝わらなくなるため、様々な症状が現れるようになります。

 

多発性硬化症の原因

多発性硬化症の原因はまだ十分に明らかになっていませんが、「自己免疫」が関与しているのではないかと考えられています。自己免疫とは、通常、ウイルスや細菌などの外敵と戦って自分の体を守るために働いてくれる白血球やリンパ球などが、誤って本来は攻撃しないはずの自分自身の細胞を攻撃してしまうことです。

多発性硬化症では、脳や脊髄のミエリンが自分自身の免疫系によって攻撃された結果、脱髄が起こり神経線維の切断が生じると考えられていて、他にも以下の多数の要因が組み合わさって発病すると考えられています。

 

〇遺伝

両親から引き継がれる遺伝子の組み合わせによって、たまたま多発性硬化症になりやすい体質であることがあります。1つの遺伝子で決まる遺伝病とは異なり、直接遺伝することはありませんが、多発性硬化症になりやすい体質が遺伝することはあり、日本人では100人に1人程度の家族内発症があります。

 

〇環境

多発性硬化症の発症は日照時間の短い地域で多く、妊娠中や小児期の日照時間が少ないことによるビタミンDレベルの低さがこの病気の発症を促進する要因となることがわかっています。

 

〇ウイルス感染

多発性硬化症は、衛生状態の良い地域や家庭に多い傾向があります。ウイルスなどの感染因子に曝露される年齢が高い場合に、ヘルペス属ウイルスなどの感染が引き金となって、自己免疫によるミエリンへの攻撃が始まることが発症の原因の1つではないかと考えられています。ウイルスが脳に感染するわけではなく、この病気が他の人にうつることもありません。

 

多発性硬化症の症状

 多発性硬化症でみられる症状は、ミエリンが障害されている部位によって異なるため、患者さんによって様々です。また、同じ患者さんでも、毎回同じ症状が出るとは限りません。比較的よくみられる症状として、以下のようなものがあります。

しびれなどの異常感覚、感覚鈍麻、麻痺、視力障害など

 

(感覚の障害)

・しびれやひりひり感などの異常な感覚

・痛みや温度の感覚が鈍くなったり、逆に過敏になる

 

(運動や歩行の障害)

・手や足に力が入らない

・ふらふらしてまっすぐ歩けない など

 

多発性硬化症の治療

 

西洋医学では

原因となる疾患などを治療すること。

急性期の症状を副腎皮質ステロイド薬で抑えることが多い。 

 

中医学(東洋医学)では

中医学では多発性硬化症は神経系の病気です、症状としてはは筋と肉に現れているから、肝との機能低下が関与していると考えられます。肝が血を蓄える、機能低下すると筋肉に行く血液が足りなくなり、しびれや痙攣などになり、脾が筋肉を支える作用があり、脾の機能が低下すると手や足に力が入らない、ふらふらしてまっすぐ歩けないまたは体の拘縮の症状が現れる。

この考えに基づいて、肝脾の機能を改善し、血を補い、湿の代謝を促すことにより、多発性硬化症の症状を改善することに期待できます。

 

治療法則:補脾除湿、

取穴:肝兪、脾兪、太衝、太白など

 

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   院長 中医師 林 暁萍

中国医師/武庫川女子大学非常勤講師/中国遼寧中医薬大学 客員教授

患者様のつらい気持ちをわかって心がこもった治療は大切ですが、豊富な医学知識、確かな技術により病気をしっかり治してあげることも大切です。だから、私は常に最新の医学知識と医術の勉強を努力しています。誰にも言えない身体の悩みがひとりで抱えないで、ぜひ一度、ご相談してください。

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