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|突発性難聴とは

突然に生じる一側性の難聴、耳鳴、めまい、耳閉感などである。聴力低下の程度は、全く聴こえなくなる重症例からなんとなくつまった感じがする軽症例まで様々です。「老若男女問わず誰でも、健康な人がある日突然聴力を失い、その原因は不明、確たる治療法もない病気」といえます。

 

|突発性難聴の原因は

突発性難聴は内耳の聴神経細胞の障害によって起こります。原因ははっきりまだわかっていませんが、考えられるのは過度のストレス、過労、睡眠不足、心労などにより内耳を流れる血管が細くなり、毛細血管の血流が妨げられ内耳に血液が十分届かずに機能不全を引き起こすという内耳循環障害説ステロイドが効果を発揮することからウイルス感染を原因とする説などがあります。また、糖尿病、高血圧、中耳炎などで起きることもあります。

 

|突発性難聴の症状は

ある朝起きたら片耳が聞こえにくくなっていた、「耳が塞がっているようだ(耳閉感)」、「耳に水が入ったような感じが取れない」、耳鳴などがあげられる。            

症状は軽〜重度の難聴(低音型・水平型・高音型など)と耳鳴りなどが中心であり、それに加えて音が「異常に響く」「割れる」「二重に聞こえる」「音程が狂う」など、その副症状も人によって様々である。めまいや吐き気を訴える事もある。ほとんどの場合片側のみに発症するが、稀に両側性となる場合もある。

 

|突発性難聴と西洋医学治療

突発性難聴に対してはウイルス性内耳障害改善を目的とする、ステロイド剤投与(比較的効果が高い)。 内耳循環障害改善を目的とする、血流改善剤代謝促進剤高気圧酸素療法星状神経節ブロック注射等。内リンパ水腫改善を目的とする、利尿剤の投与。

病気の原因として心的ストレスが強いと考えられる場合、また耳鳴等のため眠れないことは治療結果にも悪影響を及ぼすため安定剤を併用することがあります。

突発性難聴は治療開始が早いほど、その後の症状に大きな差異が出るといわれます。ただし、これらの治療も確実な効果を保証するものではなく、適切な治療を行っても完治するのは患者のうちおよそ三分の一、更に三分の一の改善はするが難聴・耳鳴りなどの後遺症が残り、残りの三分の一は改善しない。特に高音部の難聴は治癒しにくいと言われます。

 

|突発性難聴と東洋医学

中国では現代の鍼灸を使った突発性難聴の治療は20年代初に発表された。50年代60年代に二回ほど難聴の鍼灸治療が盛んとなりました。鍼灸治療によって症例が積み重ねられ、さまざまな治療法が生み出されました。中国医学では突発性難聴は聴覚が低下して外界の音が聞こえない或いは聞きにくいものをいい、「耳聾」と称されています。二千年前に中国の古代医学書中にすでに記載されています。中国医学では怒りや恐れおよび悩むなどといった感情や、病気などで著しく体力を消耗したとき(腎虚)に難聴が起こると考えられています。

 

|突発性難聴の鍼灸治療

当院は難聴や耳鳴り・耳閉感に対して、院長が長期間の臨床経験と研究で生みだした体の針と院長が独自に持っている眼針治療法を行って効果が上がっている。突発性難聴は発症したころは病院の治療を中心に行われます。病院では「これ以上聴力は回復しません」と言われた方、また、耳鳴りや耳閉感が残っている場合など、当院の鍼灸治療で改善に向う例が多数です。諦めずに鍼灸治療することをお勧めいたします。

突発性難聴は予後が悪いタイブや西洋医学で手に負えない難聴は鍼灸を試してみる価値があると思います。鍼灸治療は、刺鍼によって内耳血管の透過性が増し、聴覚末梢神経の栄養状態が改善され、まだ完全破壊されていない損傷部分にある種の機能を回復させると同時に、患者によっては蝸牛電位の振幅を増大させ、蝸牛の機能を向上させます。

今までの臨床経験から見ると、ヒステリー性や精神的な要因による突発性難聴は鍼灸治療が効果的ですが、伝音性の難聴に対しては効果が悪く、中耳炎によって起こった難聴に対しては多くが無効です。不適応なのは中枢神経(脳)の病変で起きる難聴です。

 

症例

Oさん 34歳 男性

初診 2022年9月 

1週間前に左耳が聞こえにくくなり、閉塞感、左耳鳴りもあった。耳鼻咽喉科に突発性難聴と診断され、ステロイドを服用しましたが、良くならなかったため当院の治療を求めてきました。

週3回のペースで4回鍼灸治療後、聴力が上がり、詰まり感がなくなった。耳鳴りがまたあるから、続いての治療で、1クールで、耳鳴りも気にならなくなり、聴力が正常に戻りました。

 

Nさん 39歳 女性

初診 2022年9月 

8月中旬あたり、回転性眩暈、耳の調子悪い(聞こえつらい)、下旬に耳鼻咽喉科に突発性難聴と診断され、ステロイドの治療を受けたが改善はなかったから、当院の治療に求めて来た。

週2回のペースで5回の鍼灸治療後、聴力が正常に戻り、眩暈もなくなった。

 

Sさん 38歳 男性

初診 2022年7月 

2週間前に突発性難聴と診断され、左耳閉塞感、左耳鳴り、音が大きくて眠れない日が多い。平行感覚が少しふらつく、高音難聴。1週間ステロイドの点滴して、閉塞感を取れたが耳鳴り、ふらつき、眠れない症状が続いてますので来院しました。舌質紅、脈弦数。

週2回のペースで1クールの鍼灸治療後、耳鳴りに気にならなくたって、聴力が正常に戻りました。

 

Tさん 52歳 女性

初診 2022年6月 

1週間前より左耳閉塞感、低音音難聴になり、病院に突発性難聴だと診断され、5日間ステロイドを服用した。症状が改善なかった。耳鳴りなし、腰痛、睡眠不足、目が良く覚める。舌紅、脈弦数。

週3回のペースで5回の鍼灸治療後、聴力が正常に戻り、、詰まり感もなくなった。

 

Uさん 34歳 女性

初診 2022年5月 

4月中旬ぐらいより右耳鳴り、閉塞感、高音難聴病院に突発性難聴だと診断され、5日間ステロイドの点滴治療を行った。聴力が少し上がったが耳鳴り、耳つまりが治らなくて、眠れない日が多い。手足の冷え、便秘、舌暗、脈弦数。

当院の3回の鍼灸治療後聴力が戻て来て、詰まり感も良くなったが、耳鳴りがまた続いている。5回の治療後耳鳴りもほとんど聞こえなくなった。

 

Yさん 40歳 男性

初診 2022年3月 

3月19日より耳鳴り、閉塞感、低音難聴、耳のまわりに違和感の症状が出てきて、23日に病院にストレスにより突発性難聴だと診断され、31日までステロイドの点滴治療を行った。ところが、耳鳴り、耳つまりと難聴が治らなくて、当院の治療に求めて来た。手足の冷え、便秘、舌紅、脈遅。

当院の1回の鍼灸治療後聴力がすごし戻て来て、詰まり感も良くなったが、耳鳴りがまた続いている。5回の治療後聴力がもっと良くなり、耳鳴りもほとんど聞こえなくなった。

 

Hさん 60歳 女性

初診 2022年1月 

昨年の夏から夜中に左耳鳴、回転眩暈があり、一晩が治ったが今年の1月にキーンと耳鳴りしてその後段々ひどくなり、耳の閉塞感も感じるになった。耳鼻咽喉科に突発性難聴とメニエール症と診断された。ステロイドの薬の治療をしても耳鳴りを治らなくて、段々激しくなっている。手足の冷え、便秘、舌紅、脈遅。

当院の鍼灸治療8回終わたところ耳鳴りの声小さくなり、まとめて睡眠もできるようになり、眩暈もなくなった。

 

Tさん 56歳 男性

2週間前に過労とストレスによる右耳が突発性難った。8日間の入院、ステロイドを点滴した治療で聴力が少し上がったが、耳の閉塞感、耳鳴りが残ったまま。右の五十肩もあり、知り合いのご紹介で来院した。

当院の週2回のペースで、1クール(10回)の治療により耳鳴りと耳つまりの症状にに気にならなくなっ。病院での聴力の検査も正常範囲に戻ってきた。右の五十肩の痛みも緩和され、腕があげるようになった。

 

Fさん 55歳 女性

20日前に左耳鳴り、聴力(高温)が低下、耳のこもり感に気づいて、耳鼻咽喉科に左耳突発性難聴と診断され、ステロイドを処方された。2週間に服用しても改善はなかったため、当院の治療を求めに来た。隔日1回のペースで、6回の治療後、耳鳴りとこもり感がなくなり、病院の診察で聴力が戻て来た。

 

Hさん 62歳 女性

当院に半年前から嗅覚障害で通っていた患者で、嗅覚の症状が7割よくなったところ、急なストレスによって、右耳が突然、耳鳴り、詰まり感、聴力も低下した。耳鼻咽喉科に突発性難聴と診断され、ステロイドを投与され、症状は緩和されなかった。1週間後、嗅覚の治療で来院した時、突発性難聴の症状を言ってくれて、耳の治療も行いました。そして5回の治療後、耳鳴り、閉塞感がなくなり、検査したら、聴力も上がり完治しました。嗅覚の治療をしなければ突発性難聴にも鍼が聞くのは知らなかったと喜んでいました。

 

kさん 71歳 男性

10日前に右耳鳴り、聴力が3分の1まで低下、耳閉感がなし。右耳突発性難聴と診断され、高血圧のため、ステロイドを使わない方針で、血行を良くする、ビタミン剤の内服をしていたが症状が緩和されずに、当院の治療を求めに来た。

当院の週2回のペースで、4回の鍼灸治療後、耳鳴りはほとんどなくなり、病院で聴力検査も大分良くなった。ただ、雨の日、疲れた時、耳鳴りまた少し出てきて、しばらく治療を続いた、そして、1クールの治療が終わたところ、耳鳴りがなくなり、聴力も回復しまして、完治した。

 

kさん 32歳 男性

2018年8月発症して、右耳突然聞こえにくくなり、耳鳴り、耳閉感があり、病院に右耳突発性難聴と言われた。ステロイドを10日間の内服をしても、症状が緩和されずに、お母さんのご紹介で当院に来院した。

当院の1日おきのペースで、8回の鍼灸治療後、耳鳴りと耳閉感はなくなり、病院での聴力検査も正常に戻土ってきた。

 

Tさん 46歳 男性

2週間前、左耳突然聞こえにくくなった。めまいと耳鳴り、閉塞感、耳の響きがあって、病院で左耳突発性難聴と言われた。ステロイドを1週間の点滴をしても、症状が緩和されずに、当院に来院した。

当院の1日おきのペースで鍼灸治療後、耳鳴りと閉塞感およびめまいがだいぶよくなり、病院での聴力検査もよくなった。

 

Iさん 47歳 女性

9月20日朝、左耳閉塞感があり、21日には音が二重に響くようになったので、耳鼻科に受診、左耳の聴力が低下した。1週間のステロイドの点滴をしたが、改善しなかったため、当院にきた。

めまい、耳鳴り無く、聴力低下、閉塞感と音が二重に聞こえ、自分の声がひびく、眠りも浅い。

当院に週4回で1週間、その後週3回で、計2週間の鍼灸治療後、病院の検査で、聴力が回復して、閉塞感と音が二重に聞こえもなくなった。完治した。

 

kさん 23歳 男性 

昨年4月から右耳鳴り、難聴になり、病院で騒音性耳鳴り、高音難聴を診断された(自衛官のため、銃の音の騒音だと)。ステロイドを1週間で服用したが、症状がよくなったが、その後また、症状が出てきて、悪化しそうなので不安で、当院の治療にきた。

週2回のペーズで、2ヶ月の治療を受けたら、病院の検査で、聴力を上がってきました、耳鳴りもかなり軽減した。

 

Hさん 76歳 男性 

何年前から両方の耳なり、難聴があり、日常生活にも影響があった。1回の鍼治療後、耳鳴りが元々の3/1まで減って、聴力も少し上がった。5回の治療で携帯での通話も通常にでき、耳鳴りにもあんまり気になくなった。

 

k さん 50歳 女性 

2014年12月10日発症した、突発性難聴で来院。高音〜低音まで聴力の低下、閉塞感、音割れがあった。数回の治療で閉塞感はなくなり、10回の治療で耳鳴りは小さくなり音割れもなくなった。現在、半年程通院し、中〜高音の聴力は改善し、耳鳴りも落ち着いている。

 

57歳 女性

2年前突発性難聴になり、病院でのステロイドの点滴などにより、難聴が残ってないが、耳鳴りがずっとひどくて近所の鍼灸院に2週間で毎日鍼灸治療を受けたが全然治らなくて顔にたくさんの鍼をして痛くて、鍼に怖くなり、心身症になった。その後、漢方薬、病ん院からもらった安定剤を2年間ずっと飲み続いたが、良くななりませんでした。ネットで林鍼灸院を見つかり、1回を治療を受けたら、鍼の痛みもそれ程なかった。3回目の治療で、耳鳴りのなり方が少し変わってきて、音も小さくなり、5回を受けたら、耳鳴りに全然気にならなくなりました。持病の腰痛、坐骨神経痛も良くなりました。 

            

Mさん 66歳 男性 

3月発症した突発性難聴で来院。聴力の低下、耳鳴り、閉塞感があった。2回の治療で耳鳴りが小さくなったと改善がみられた。3回目の治療後、病院の検査で聴力が上がっていることがわかる。

7回の治療で聴力は正常に近づき、耳鳴りと閉塞感もまったくなくなった。

 

Nさん 43歳 男性 

5月20日発症 突発性難聴で来院。めまい酷く、ふらつきもあり歩行時杖をついていた。耳鳴り、耳閉感が強い、高音難聴。3回の治療でつまり感はほとんどとれ、高音の聞こえも良くなった。5回の治療後、耳鳴りは気にならないくらい良くなり、杖がなくても歩けるほどめまいも良くなった。聴力も良くなった。

 

タ・ユさん 男性  52才

1ヶ月半前、原因不明で急に左耳が聞こえなくなった。病院の検査では、突発性難聴(低音障害型感音難聴)と診断され、大量の副腎皮質ステロイドや血管拡張薬を点滴した。聴力はわずか改善したが、耳鳴と耳の閉塞感がなかなか改善しない。しばらく病院外来で通院するが、それ以上は症状が改善しなかった。当院に鍼灸治療にはじめた。最初の毎日または隔日の治療を8回続け、耳の詰まり感と耳鳴が随分良くなってきて聴力もほぼ正常に戻り、その後、週2回のベースで18回の鍼治療で、聴力が正常に戻って、耳鳴、耳の閉塞感も残さずに完治した。

 

ホ・タ さん 女性 47才

 ライブハウスで左耳が聞こえなくなる。病院で騒音性突発性難聴と診断され、3週間の入院で、大量の副腎皮質ステロイドや血管拡張薬を点滴した。聴力が低音以外はほぼ正常値だが、左耳低音難聴(中度)が残り、耳鳴、音割れ、音が響いて二重に聞こえる。耳詰まった感も残っている。友人の紹介で当院を訪れ、13回の鍼灸治療で耳の聞こえと以上の症状が改善された。 

 

カ・ユさん 男性 44才  

2週間前、左耳が突然聞こえなくなり、耳鳴、耳詰まりが強く、とても不快感です。1週間の入院で、左耳突発性難聴と診断された。ステロイド剤の点滴、高圧酵素療法により、聴力が発症した時より5%が上がったが、ほとんど聞こえないし、耳鳴、耳詰まりが残った。現在、血管拡張剤を飲みながら、当院の鍼灸治療を受けている。隔日のベースで7回の鍼灸治療後、病院の検査で聴力が50%回復した、耳の閉塞感も改善された。現在も週2回のベースで耳鳴の治療を受けている。 

 

TMさん 49歳

突発性難聴で来院。耳の詰まり感、耳鳴りがある。1回の治療で耳鳴りが聞こえなくなり詰まり感も気にならなくなった。その後、耳鳴り、詰まり感が出ても治療すると症状が改善される。1クール(10回で)、耳鳴りと閉塞感は無くなった。もともともっているアレルギー性鼻炎もかなり改善した。

 

ISさん 56歳

左耳の難聴のため来院。以前、同じ症状が出たことがあり、薬の治療で治ったが今回は治りが悪い。耳鳴り、詰まり感、めまいはなく、高音が響くのが気になる。2回の治療で響く感じが無くなり、左耳で電話の声も聞こえるようになった。その後、3回治療し、電話の声もずいぶん聞こえが良くなった。

 

TKさん 48歳

右耳の詰まり感、難聴のため来院。詰まり感は3回の治療で気にならなくなり、1クール(10回)治療したところで聞こえにくさもなくなり完治した。

 

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耳鳴りには鍼灸と漢方が効果があるというレポート

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当院では大勢の肩こり(肩凝り)の方が通ってきています。肩こりに対する鍼灸治療に力を入れており、長い間様々な肩こりを針灸治療してきました。伝統的な鍼灸治療法によりよい効果が得られます。また、当院では院長が長期間の臨床経験と研究で生みだした独自の治療法で、肩こりの方にとって常に一番よい治療を提供します。特に慢性肩こりや頑固な凝りは良い効果が得られることが多いです。

 


西洋医学では

肩凝りとは、項部から肩甲間部に及ぶ範囲の詰まったような、強ばった不快な感じを総称したものです。場合により痛みや圧痛を伴うこともある。肩こりは、普段の生活の中での単純な疲労として最も日常的に見られる症候ですが、頚椎疾患をはじめ、耳鼻科、眼科、歯科疾患、さらに内科疾患からいわゆる不定愁訴(更年期障害、自律神経失調症)にいたる様々な病気の愁訴として訴えられることがある。

成因とは

姿勢が悪い、同じ姿勢を長時間過ごすなど原因で肩部の筋肉が緊張し、硬くなることで、その部位の血流が悪化し、筋肉活動を行なうためのエネルギー源であるグリコーゲンが不完全燃焼を起こし、疲労物質(乳酸)が大量に発生し、筋肉内に留まり代謝することが出来なくなることで発生すると言われる。血流不足、血行不良が原因とされる。

 

治療は

病院での肩こり治療は、投薬としては消炎鎮痛剤・筋弛緩剤・鎮静剤・抗うつ剤・ビタミン剤等、外用薬としては塗り薬・はり薬・湿布薬等が用いられます。また、頚の牽引法・電気的な温熱療法等の理学的療法も行なわれます。頑固な肩こりに対しては神経ブロックによる麻酔的治療も行われます。投薬と神経ブロックは副作用に要注意です。

 

東洋医学では

肩こりの原因とは

風寒による肩凝り

風寒の邪気が太陽・陽明経に侵入し、営衛の運行が阻害され、頚肩部の経脈が拘急すると肩凝りが起きる。

寒湿による肩凝り

寒冷と湿気の多い環境での居住・労働を契機として、身体に侵入した寒湿の邪気が陽気の運動を阻害するために肩部の筋脈が温養されないと肩凝りが起る。(環境に湿気が高い日本には肩こりの人が多く見られる)

肝陽亢進による肩凝り

ストレスなどの精神的要因で肝の疏泄機能が失調し、肝気鬱結に陥り、この鬱結状態が緩和されずに肝鬱化火に発展し、さらにこの肝火が肝陰を消耗し、肝陽上亢に陥れば(陰虚陽亢)、亢進した肝陽が頭頚部に上衝し肩凝りが起る。また、房事過多などにより腎精を消耗し、肝陰不足に拍車をかけると肝陽上亢が更に重篤になる。これも本タイプーの誘因や増悪因子の一つです。

お血による肩凝り

長時間の不良姿勢や外傷などにより、肩部局所の気血運行が悪化し、気滞血おを生じて肩凝りが起る。

肝血虚による肩凝り

肝は筋を主る、眼精疲労や病後・産後で肝血を消耗し肝血虚に陥り、このために肩頚部の筋肉や経絡を正常に栄養できず肩凝りが起る。

 

タイプ別の症状は

風寒タイプ

主症:肩凝りが強く、風寒に当たると増悪、拒按、局部の冷感など。

寒湿タイプ

主症:肩の重感・冷感、温めると緩和、雨天時に増悪。

肝陽亢進タイプ

主症:肩凝り、局部脹感、イライラ、怒りっぽい、眩暈などを伴う。

気滞血おタイプ

主症:肩凝り、脹痛または刺痛、局部お血斑や細脈が見える場合がある。

肝血虚タイプ

主症:肩凝り、眼精疲労、目のかすみ・乾燥感など。

 

治療は

肩こりは鍼灸適応症のなかで最も多く見られる疾患の一つです。どこの鍼灸院でも肩こりの方一番多いではないかと思います。つもり鍼灸治療は肩こりによく効くとうことでしょう。鍼灸治療は日常的な身体的、心理的疲労に起因する肩こりです。首の後ろから肩にかけて緊張し硬くなっている筋肉が第一の治療箇所となります。精神安定や自律神経調整などの治療が必要な場合もあります。普通の鍼灸治療で解消しないような頑固なこり症は、パルス通電ツボ療法(電気バリ治療)を勧めます。局所的に治療を三、五回程続けますと相当に頑固な超肩こりもほぐれます。

鍼灸治療

治療原則―活血通絡、疏筋止痛。

取穴―天柱、風池、秉風など。そして、タイプ別取穴して鍼をします。

耳針療法

取穴:肩、肩関節など

刺絡療法

肩・項部に細絡がある場合、細絡に刺針し、少し血を出す、肩凝りが軽快する。特におっ血タイプに適応する。

灸療法

肩井、天宗、大椎、肩外兪、肩中兪、条口に5壮ずつ施灸する、特に風寒や寒湿タイプの肩凝りに効果的である。

養生法と食事療法

*血行改善に役立つ栄養素と食品 ビタミンE 、かぼちゃ、モロヘイヤ、ナッツ類等

タラコ、レバー、カツオ、マクロ、鶏肉等

*肝機能改善に役立つ栄養素と食品 タウリン さざえ、とこぶし、ホタテ、たこ等

ビタミンB1 豚肉、レバー、うなぎ蒲焼、糠漬け等

* 体質改善に役立つ栄養素と食品 クエン酸 、梅干、もろみ酢、オレンジ、レモン等

アルカリ性食品 野菜類、果物、海藻、キノコなど

 

頭痛(片頭痛)五十肩 むち打ち症 頚肩腕症候群 関節痛

変形性膝関節症 腰痛 捻挫 ジャンパンー膝(膝蓋靭帯炎)

ぎっくり腰  脊柱管狭窄症 テニス肘 ゴルフ肘

 

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美容鍼灸とは

最近では、美容鍼灸という言葉がメディアなどでも取り上げられ、注目されるようになってきました。
さて、美容鍼灸とは、どのようなものなのでしょう?美容鍼灸とは、鍼灸治療により美容に対する悩みを解決し、様々な症状を改善するものです。美容鍼灸と聞くと、顔にたくさんの鍼を刺すもの!というイメージを持っている方もいらっしゃるかと思いますが、それだけではなく、心身全体のバランスを整えることで"内からの美"を引き出していくことができるのが、鍼灸ならではの「美容」ではないかと考えます。

 美しくありたいという願望は多くの方が持っているものです。『美』とは、外見だけのものではなく、心身ともに健康状態が反映されているものです。東洋医学では、昔から「皮膚は内臓の鏡」「皮膚は第三の脳」といって、皮膚組織は体内の健康を顕著に表すほか、精神的な健康具合による自律神経機能の変化に非常に敏感な組織である。健康と美しさは互いに深い結びつきがあるものと考えられています。体調が悪いとニキビができたり、肌の調子が悪くなったりした経験があるのではないでしょうか?鍼灸治療を行うことにより心身から健康な状態を実現し、その結果そういった心身の健康状態を表す皮膚組織を健全な状態にするような機序を用いる。アメリカやフランスなどの欧米美容先進国では、「コスメティック・アキュパンクチャー」といわれます。自然療法として注目されている。世界保健機構(WHO)でも鍼灸治療による美容効果を認めている。

 

美容鍼灸の作用

基本的に心身の健康な状態を治療主眼としているため、全ての症状に対して有効である。また、鍼には、年齢とともに減少しがちなコラーゲンの生成能力を促進し、エラスチンの変性を防止する効果があります。こういった効果により、肌のうるおいも改善し、若返りをはかることができるのです。 こういったことを、全身治療によって改善しながら、美容にも反映することを考えています。ですから、美容鍼といっても、顔だけを施術するのではなく、あくまでも全身治療の上に成り立っています。

美容鍼灸が認められる効果として、小顔効果、シワ、たるみ、目のくま、くすみ、二重アゴ、顔色の改善、むくみ、疲れ、ニキビ、肥満、脱毛、蕁麻疹、アトピー、などが改善していきます。

精神的ストレスによる情動の変化が主な原因の症状に対して、鍼灸治療は体の健康を介しての間接的な効果は期待できるものの、直接的な自律神経機能調節への効果としてはつよいので、心からリラックスできる環境で治療を受けることが重要であり。

中国ではごく一般的に病院内で美容鍼灸科があるほどであり特別なものとしても認識されていないぐらい普及している。 

美容鍼灸は顔だけではなく、体のツボにも針またはお灸をするので、高度な専門医学知識と熟錬な針の手技が必要となる。 

 

しわと鍼灸/中国はり たるみと鍼灸/中国はり シミと鍼灸/中国はり

肝斑と鍼灸/中国はり クマと鍼灸/中国はり ニキビと鍼灸/中国はり

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当鍼灸院では頭痛のかたが大勢通ってきています。頭痛に対して鍼灸治療は基本的に中国鍼灸医学を基に、院長が長期間の臨床経験と研究で生みだした痛みに対して鍼治療法を行われています。頭痛の症状が改善されたり、完治したりすることができます。良い効果が得られることが多いです。

頭痛で苦しんでいる人は大勢います。日本人のおおよそ4の人たちがかかっている病気です。片頭痛(偏頭痛)緊張性頭痛など機能性頭痛は鍼灸適応症となっています。また、頭蓋部の神経痛、眼・耳・鼻・歯などの異常、頚椎の異常、生理痛などによる頭痛も、鍼灸により改善が見られる。特に片頭痛と緊張型頭痛が頭や首のまわりの筋肉が痛むと考えられているから、鍼灸治療により即効性があり、効果的ことがよく認められる。継続的に治療することで予防効果もあります。

 

頭痛と西洋医学

頭痛とは

頭部の疼痛を主症状とする病症であり、痛覚受容器や神経への刺激により発生するが、刺激を受ける局所の痛みだけでなく、広範囲に感じられる関連痛です。頭痛は臨床でよく見られ、ひとつの独立疾患であることもあるし、急性・慢性疾患に現れる自覚症状の一つであることも多い。

 

頭痛の原因

風邪、二日酔いなどが原因の頭痛と高血圧病、緊張性頭痛、片頭痛(偏頭痛)及び眼、鼻、耳などの異常による頭痛、その他、更年期障害、神経性などによる頭痛。脳腫瘍による頭痛もある。

 

頭痛の種類

頭痛とは、日常的に起こる頭痛から脳に病気があり検査が必要な頭痛まで、頭痛の原因・種類にはいろいろあります。頭痛の種類は、下記のごとく大きく3つ分類する事ができます。 

 

△片頭痛(偏頭痛)
頭痛は拍動性でズキズキ、ガンガンと痛み、吐き気を伴うこともあり体動で痛み増加する。光をまぶしく感じ、音に敏感になるなどの症状を伴い女性に多い頭痛です。

 

△緊張性頭痛

頭が締め付けられるような頭痛は起こる。ストレスが原因で起こる筋収縮性頭痛で対人関係などの精神的ストレスや長時間のデスクワークやパソコンによる不良姿勢で起こる肉体的ストレスの過剰が頭痛を引き起こす。

 

群発頭痛
一定期間に毎日のようにしかもほとんど同じ時間に起こる激しい頭痛。群発期は年に数回起こるが群発期を過ぎると起こらない。

 

頭痛の西洋医学の治療

 

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緊張型頭痛の場合には不安や抑鬱の取り除き、筋緊張を和らげる、抗不安薬・筋弛緩薬の投与が効果的です。

偏頭痛の場合には血管収縮薬が効果的です。

腫瘍などの場合には手術の必要がある。

頭痛と当院の鍼灸治療  頭痛と養生法

三叉神経痛と鍼灸治療              顎関節症と鍼灸/中国鍼

肋間神経痛と鍼灸/中国鍼      関節痛と鍼灸/中国針

帯状疱疹後神経痛と鍼灸/中国鍼   生理痛と鍼灸治療

坐骨神経痛と鍼灸治療       腰痛と鍼灸治療

各種疼痛と鍼灸/中国鍼

「鍼灸がモルヒネより鎮痛効果が高い?」 

Posted by 鍼灸ニュース on Apr 29, 2020 7:00:00 AM  

 

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当鍼灸院の坐骨神経痛の鍼灸治療

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当鍼灸院では坐骨神経痛の方が大勢通ってきています。坐骨神経痛に対し痛み緩和、解消は鍼灸適応症の中で最も得意です。良い効果が得られることが多いです。当院の院長が長期間の臨床経験と研究で生みだした痛みに対して鍼治療法を行われています。手術する前や適当な治療法がない場合は鍼灸を試してみる価値があると思います。 

坐骨神経痛とは

腰椎の4・5番目の神経と仙骨の前面から出てきた臀部から大腿部及び下腿部に走行する人体では最も太い神経が何らか原因で刺激されてその神経の支配領域に痛みやシビレが生じることを言う。

 

坐骨神経痛の原因は

坐骨神経痛の一番多い原因が腰椎椎間板ヘルニアと言われています。それから、脊柱管狭窄症、脊椎分離症、脊椎すべり症、脊椎腫瘍、及び脊柱管近傍への転移性腫瘍なども原因となります。坐骨神経は、運動神経、知覚神経、自律神経の繊維を含んでいるので、坐骨神経が障害時はそれぞれの神経症状が出てきます。

 

坐骨神経痛の症状は

姿勢が変った時に突然腰部に強い痛み覚え、これがお尻、大腿後面、下腿外側および後、足の外側に放散し、痛みのために動けなくなることがある。また、感覚異常(冷え、鈍感、しびれ)などを伴います。腰痛、下肢痛が単独にまたは合併しておこります。

 

坐骨神経痛の西洋医学治療法

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西洋医学では、坐骨神経痛に対して治療は腫瘍の原因では外科の手術治療が選択する。その以外は保存的治療法(安静、薬物療法、神経ブロック、理学療法など)です。薬物療法とは鎮痛薬・筋弛緩剤などの内服薬や座薬などありますが、なかなか効果が上がらない方も多いようです。また、最後の治療法としては手術する場合もあります。ここで問題になるのは、「痛み、しびれ」があるからといって、長期間に渡って鎮痛剤を服用によって副作用で胃腸を壊して、胃潰瘍になってしまう方も多いのが実情です。そこで、東洋医学は西洋医学で有効な手段がとれないときには、中国鍼灸をうまく利用すると道が開けることがしばしばあります。

 

坐骨神経痛と東洋医学

東洋医学では坐骨神経痛を腰痛または痺証(下肢痛)と言います。痺証は臨床的には一側あるいは両側の下肢の筋、筋肉など部位の疼痛、腫脹、しびれなどを主症状とする病証です。原因は「腎虚」と「お血」が関係しています。東洋医学では骨の変形や磨り減りなどの老化現象は、五臓六腑の中でいう腎(じん)の働きを弱くなると考えています。よく腎虚(じんきょ)という言葉を耳にしますが、これは “精力減退、足腰の弱り、視力減退”などの老化現象を指しています。腎虚になると腰痛になりやすいとされています。また、風、寒、湿、熱などの外邪によってひき起こされる。その中でも寒湿と湿熱によるものが多いです。寒湿の邪を感受して、経絡が阻害され、気血の流れが失調すると腰痛や下肢痛が発生します。また湿熱交蒸の季節に邪を受けても経脈が阻止されて腰痛が発生します。東洋医学の坐骨神経痛に対する主な治療法漢方・鍼灸・整体などあります。その中で最も効果が得られやすい治療法は鍼灸治療です。鍼灸は痛みや痺れに対して治療の歴史が長いです。効果もさまざまな臨床で証明されています。

 

坐骨神経痛の針灸治療

坐骨神経痛の鍼灸治療は基本的鍼の特有の鎮痛作用を生かして、坐骨神経の通路のツボに鍼を打つことによって、その刺激が脳や脊髄といった中枢経路を経て、エンドルフィン、エンケファリン等の鎮痛物質を分泌させ、痛みを柔らげることにより坐骨神経痛の症状が改善さたり、完治したりすることができます。鍼灸は坐骨神経痛の治療はすぐれた治療法ですが、効果が100%ではありません。特に重症の坐骨神経痛の方には、病院の専門医の治療と針灸治療を併用して頂くことにより、長期間にわたり痛止め薬を飲み続けているかたやブロック注射しているかたもより相乗効果が認められます。当院では鍼灸や耳ハリを用いて、独自な治療法を開発して、よい効果が得られます。

過去の来院の坐骨神経痛患者をまとめてみると、半数ぐらいは3〜5回で改善されるか痛みが和らぎます。ほとんどの方が10回以内にいくらか効果が得られます。
 

坐骨神経痛鍼灸治療症例

坐骨神経痛の鍼灸治療用の主な穴:腎兪、大腸兪などなどツボに30分に鍼を置く。症状によって温灸も行います。強い症状の場合は低周波を使用します。また、坐骨神経痛も後期になると、発病以来日数を経ていることから気血・肝腎の受損があり、治療にあっては気血と肝腎の補益を考慮しなければならない。この為常に足三里・腎兪、肝兪などを配合して治療する。

耳針:神門、腎など

 

頭痛と鍼灸治療 生理痛と鍼灸治療 腰痛と鍼灸治療

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「鍼灸がモルヒネより鎮痛効果が高い?」 

Posted by 鍼灸ニュース on Apr 29, 2020 7:00:00 AM  上に戻る

 

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当院では腰痛治療のため大勢の方が通ってきています。腰痛に対しての鍼灸治療は鍼灸治療の最も得意な分野の一つです。当院では腰痛に対する特効ツボを使って、本場の中国鍼を使って常に高い効果が得られています。椎間板ヘルニアぎっくり腰慢性的などによる腰痛のある方、是非、当院を訪ね、中国鍼でつらい痛みを取りませんか。

 

西洋医学では

腰痛とは

腰痛とは運動時、あるいは安静時腰部の片側または両側に痛みを感じる疾患の総称です、腰痛の原因としては腰椎、椎間板、椎関節、靱帯、筋・筋膜の障害、内臓の病気が想定されているが、正確な診断が可能なのは全腰痛患者の半数以下。そのような場合にとりあえず、腰痛症という病名を付ける。

 

腰痛の原因

以下の四大原因であると考えられます。

1「筋肉」脊中起立筋など筋、筋膜炎により引き起こる。

2「腰椎」骨変形などや椎間板ヘルニア、変形性脊柱管狭窄症、骨粗しょう症、腰椎圧迫骨折、脊椎すべり症により引き起こる。

3「関節」体重を支えるため、腰椎の負担が大きいや関節リウマチなどにより引き起こる。

4「内臓」腹部、骨盤内の臓器の病気、癌など、骨肉腫、血管腫により引き起こる。

 

分類は急性腰痛症(整形外科の腰痛)と慢性腰痛症(内科の腰痛)がある。

急性腰痛症は筋肉の挫傷、腰椎捻挫(ギックリ腰)(若い人が多い)、腰椎椎間板ヘルニア、分裂すべり症(運動をする人が多い)、変形性脊椎症(年寄の人が多い)、脊椎狭窄症(高齢者が多い、変形性脊椎症の進んだもの)、転移性脊椎腫瘍などにより引き起った腰痛です。

慢性腰痛症は腎炎、慢性筋・筋膜性腰椎症、姿勢不良、筋肉疲労などにより引き起った腰痛です。

 

腰痛の症状

急性腰痛症―疼痛は腰部に限らず、臀部、大腿後面や側面などにも現すことがある。腰痛は運動により増強され、安静により軽減する。

慢性腰痛症―6ヶ月以上続くような慢性腰痛、腰部の重だるさ、立ち上がった時ひどくなるなどです。

 

西洋医学の治療法

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安静や軟性コルセットにより固定。消炎鎮痛剤の内服や外用、ストレッチング、水中歩行などの運動、リトガ―ポイントへの注射や硬膜外ブロック注射等。

 

 

腰痛と中国鍼灸治療   腰痛の鍼灸治療のメカリズム

腰痛の日常養生法      ぎっくり腰と鍼灸治療

坐骨神経痛と鍼灸治療   ┃肋間神経痛と中国鍼灸

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「鍼灸がモルヒネより鎮痛効果が高い?」 

Posted by 鍼灸ニュース on Apr 29, 2020 7:00:00 AM

 

腰椎椎間板ヘルニアに対する治療法が広がりそうです」

Posted by 鍼灸ニュース on Apr 10, 2020 7:00:00 AM
 

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『逆子です』と言われたらぜひ鍼灸での治療をしてみましょう。

当院では、たった1回の逆子治療で治ったケースがたくさんあります。

|逆子と鍼灸治療

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鍼灸は昔から逆子の治療に使われてきたとても有効的な伝統的な方法です。

現代医学の研究では至陰などのツボに温灸療法を施し子宮の緊張緩和、胎動増加、子宮周囲の体表面温度の上昇が認められ胎児の自己回転する環境が作られたことにより、逆子を矯正することができるという報告があります

鍼灸治療(矯正)の開始が遅れるほど治る確率が低くなってしまうので、逆子とわかったらすぐに鍼灸院に行くことをおすすめします。1週間の違いが結果を左右します。逆子体操と鍼灸を併用することも可能です。

逆子体操で直らなくても、あきらめないで、そして、外回転術や帝王切開を決断する前にぜひ一度、院で中医学的な逆子治療をしてみませんか?

 

|逆子とは

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妊娠の早い時期から赤ちゃんは、お腹(子宮)のなかで動いていますが、妊娠28週くらいから頭が下(頭位)になり安定するようになります。

妊婦検診で28週くらいか、それ以前に逆子と判明しても、たいていは出産までに自然に治るので様子をみて下さいと言われることが多いです。妊娠28週を過ぎると産科や助産院で逆子体操を勧められることが多く、逆子が問題になるのは28週くらいからです。

 

|逆子の原因は

東洋医学的には逆子は母と子の陰陽関係がおかしくなっている状態なのです。主な原因は母体にあります。お母さんの体のバランスが崩れていることによって起こるといわれています。たとえば、冷えが原因のことがよくあります。

昔から、「頭寒足熱」と言いますが、頭は冷めて足が温かいのが健康的です。頭は陽の部位ですから、冷えてバランスを保ち、足は陰の部位ですから、温かくしてバランスが保ちます。もし、母体の下半身(陰)が冷えていれば、胎児は頭を守るために頭を上に向けているとも考える事ができます。

このように考えると逆子は胎児が自分の体を守ろうとする一種の防衛反応と言えます。

 

|なぜ逆子はダメですか?

赤ちゃんが出産時に頭から出てくるのが正常ですが、逆子の場合は出産時に足やお尻が先に出てきて、最後に頭が出てくることになります。大きな頭が最後に出てくるということは、かなりの危険が伴ってしまいます。
そのため逆子はほとんどの場合で帝王切開での出産となります。一度帝王切開すると、二人目、三人目も必ず帝王切開しなければいけないです。また、帝王切開で出産をされた方の場合、のちのち腰痛が出てくるということもよくありますし、そして、身体の回復も自然分娩より遅いと言われます。

 

|西洋医学の逆子に対する対応

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1.自然に治るのを待つ

2.自宅での逆子体操の指示

3.児背を上にした側臥位の指示 

4.35週頃、外回転術(張り止めの点滴をしながらお母さんのお腹の肌を通じて胎児を外から医師の手の力で回すという方法もありますが、外回転術には、適応妊娠週数とリスクもあり、実施して下さる産科医の先生もとても少ないのが実情です。)

5.臨月(妊娠36週)でも治らなければ帝王切開をしましょう。 という流れが多いようです。

 

|東洋医学の逆子に対する対応

東洋医学的な逆子治療はお灸と鍼を組み合わせて行うことによって足のツボを直接灸をすることと足のツボに鍼をすることで逆子が治る可能性があるというのです。逆子治療で主に使うツボは、「陰陵泉」「至陰」「三陰交」「足三里」「太衝」です。
その他にも、状況によってほかのツボを使うこともあります。これらのツボは逆子の中医学的タイプによって使うツボが異なります。

自宅でお灸を始める前に、妊婦さんを多く手がけている経験のある鍼灸師に一度相談する事をお勧めします。

 

|治療間隔・時期

妊娠の27週くらいまでは全体の30〜40%の方が逆子であるといわれています。ですから27週までは逆子治療は必要ないと思います。
28週以降で逆子の場合には、治療は通常週に3回のお灸治療を行います。治療回数は、1〜10回以内で治ることが多いです。時期は妊娠28週〜35週まで出来ますが、その早い週ほど良い結果がでています。これ以上の治療で改善しなかった場合は、何らかの原因があるように思われます。それでも根気よく治療していけば治る場合もあります。
胎児が2300gより大きくなると子宮の中で回転するのが困難になります。

 

|逆子で注意することは?

保温を心がけ無理をせず ゆっくり休むことが、とても重要です。

家事程度はよいですが、意識して行っている運動
長時間のウォーキング、マタニティ向けの運動の習い事などは一時お休みして下さい。

(尚、逆子が治れば反対に適度な運動は積極的に行っていただきたいものです。)
体が冷えると体が硬くなるのと一緒で、子宮も冷えると硬くなるので、夏でも生足は厳禁、体温より低い飲食は避けましょう。

常に、ゆるめ、かつ、あたたかくして、ゆったり過ごすことも大事なことです。

 

|逆子治療の研究

高橋ら(1995)は、至陰穴に温灸療法を施し子宮循環抵抗(臍帯血管抵抗の低下)が低下し、子宮筋トーヌスの減少により子宮環境の改善(骨盤位矯正)し影響を与えたと報告しています。(東京女子医科大学産婦人科)

釜付ら(1994)は、至陰、三陰交、湧泉穴に温灸療法を施し子宮の緊張緩和、胎動増加、子宮周囲の体表面温度の上昇が認められ胎児の自己回転する環境が作られたことにより、矯正率8965%の結果を報告しています。(藤田保健衛生大学婦人科学)

 

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逆子の症例

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当院のぜんそくの鍼灸治療

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当院には遠方から来られている方を含め、多くの喘息の患者さんが訪れ、完治も言える高い効果が得られています。皆様に喜んでいただいております。ぜひ一度来院して相談し、治療を受けられるようお勧めします。

西洋医学では、副腎皮質ホルモン薬、気管支拡張薬、抗アレルギー薬など、対症療法しかありません。それに対して、中医学の鍼灸ではぜんそく治療には治癒力は高く、再発が少なく、根治療法です。

 

喘息とは

肺(気道)が慢性的に炎症を起こすことで、気道が狭くなったり、過敏になったりする病気です。この炎症が繰り返し起こるので、ゼーゼーしたり、胸苦しくなったり、咳が出たり、ひどい時には臥位を取れないとも考えられます。呼吸困難を起こした状態を「喘息発作」と言います。重篤な喘息発作では死亡するケースもある。

 

喘息の原因
気道に慢性的な炎症が存在し、感染やアレルギー反応を契機に急激に気管支が狭窄して呼吸困難を起こす病気です。ぜんそく発作を起こし引き金の一つはアレルゲンの吸入です。家のダニや花粉、ペットとの毛、ほこり(ハウスダスト)を吸い込むと発作が起きます。また、牛乳、ピーナッツ、魚介類などで発作を起こす人もいます。アレルギーについてはある程度の遺伝的体質が関係している。

ぜんそく(成人発症)は、感染症、肺気腫などが原因のこともあり、原因を複雑にしています。かぜのウイルスで発作は誘発されることもあり、アスピリンなど薬物によって発作を起こすこともあります。また、ぜんそく、アレルギー性鼻炎、アレルギー性皮膚炎(アトピー、じんましん)は合併して起きてきます。

 

喘息の症状

 

喘息があっても、発作がなければ無症状です。発作が起きた場合には、咳や痰が多くなり、息を吐くときにヒューヒュー、ぜいぜいという喘鳴(ぜんめい)が出現し、息が苦しくなります。特に夜中から明け方にかけては、冷気のために気管支が刺激されて喘息発作が起こりやすくなります。春先や梅雨、秋口などの季節の変わり目にもアレルギー反応のために発作が起こりやすくなる。 

 

喘息の西洋医学の治療

発作が起きた場合には、短時間作用型気管支拡張剤の吸入と全身へのステロイド剤投与が中心になります。
安定期の治療の主体は、吸入ステロイドと気管支拡張剤などです。

 

鍼灸治療について

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中国針灸療法としては、大椎、肺兪などのツボをその人の症状や体質に合わせて選穴し使用しますが、特に天突のツボに対しては長針を用いて治療することがポイントとなります。また、奇穴を組み合わせることで慢性の喘息も完治が可能です。

鍼灸治療のメカニズムとしては鍼灸刺激で、副腎皮質の機能を増強させ、ホルモンを増やすことによって、 網内系の発動を活発させ、全体的に免疫抗体の量を増やし、自分の力で喘息を治す事です

 

治療を受ける目安と受療方法
急性の場合(発症6か月以内)、1〜2クール(10回〜20回)の治療が必要です(原則として1週間に2回、お通いください)。
慢性的な場合(発症6ヶ月以上)、半年から1年以上の治療が必要となります。(原則として1週間に1回、お通いください)。

 

日常の注意事項

気管支喘息を悪化させる要因として、各種のアレルギーの他に、ストレス、タバコ、冷気などの刺激があります。規則正しい生活やストレスのない生活を送るようにしましょう。
なお、一部の気管支喘息では、運動によっても悪化することが知られています。激しい運動を避けましょう。
  

 

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アレルギー性鼻炎と鍼灸・中国はり

嗅覚障害の鍼灸・中国鍼

急性・慢性鼻炎の鍼灸治療・中国鍼 蕁麻疹と鍼灸

アトピー性皮膚病と鍼灸 気管支喘息と鍼灸 |花粉症と鍼灸

間質性肺炎と鍼灸 喘息と鍼灸治療・中国はり

 

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当院の間質性肺炎の鍼灸治療

当院では、この難病治療には、豊富な治療実績がある中医学を駆使し、現代西洋医学の優れた検査技術で治療効果を確認しながら進めていくのがベストだと考えております。

さまざまな症状や背景因子を持つ患者さん一人一人に合わせて鍼灸をすることで、間質性肺炎の炎症抑制、肺の線維化の緩減、進行停止を最終目標とします。

 

間質性肺炎とは

また、肺線維症とも言います。正常な肺は、目の細かいスポンジのような構造をしており、息を吸えば膨らみ、息を吐けば縮むという動きをスムーズに行っています。

何らかの原因で、この柔らかい肺に、線維化が起こり、肺が固く縮んでゆき、ついには呼吸ができなくなり、死に到ることもある病気です。

発病率10万人に7〜8人といわれる進行性の稀な疾患で、特に特発性間質性肺炎は現代医学ではまだ決定的な治療が確立しておりません。

 

間質性肺炎の原因

○感染症・・・・・マイコプラズマ、ウイルスなど

○放射性肺炎・・放射線治療による副作用

○過敏性肺炎・・トリコスポルンなど

○膠原病

○原因不明・・・・この場合を、特発性間質性肺炎と言います

 

間質性肺炎の症状

乾性咳嗽、息切れ、バチ状指、稔髪音

 

西洋医学的な診断

理学所見・・・ 血液・免疫学的所見・・・赤沈、 KL-6(シアル化糖鎖抗原)正常値は500u/ml未満

呼吸機能検査・・・・・・拘束性障害、拡散能低下

胸部X線写真・CT所見

 

治療の目的と症状の改善について

間質性肺炎の炎症抑制、肺の線維化の緩減、進行停止を治療目的としますが、病状・病程などによって、進行停止までには半年単位の継続治療と十分な栄養・睡眠・生活習慣の改善など患者さんご自身の努力の必要となります。

よって、6か月〜1年間の継続治療によって以下の症状の改善を目的します。

○健康・日常生活レベルの向上・体力の増強・体重の増加など。

○肺活量の増加。(間質性肺炎の炎症の改善による)

○咳、痰、息切れの軽減、あるいは完全緩和。(自覚症状)

○併発している病状の改善。(気胸、貧血、糖尿病、虚弱体など)

ただし、治療中でも風邪、感染などが誘因となり急性増悪することもあります。(特に秋・冬)

 

東洋医学(中医学)の考え

リラックスの効能

心と体は密接につながっています。中医学では「心身一如」と言います。 リラックスを常に心がける習慣は本格的な鍼灸治療の効果を最大限に高めます。

 「リラックスしよう、気を楽にもとう、前向きに頑張ろう・・・」と常に心がけることと、鍼灸治療で体は次の様に反応します。

○中医学でいう「気・血・水」の循環がよくなり五臓六腑」の働きがなめらかになる。

○胃腸の働きが高まり、食物の栄養が効率よく体に吸収される。 呼吸が深く穏やかのなり、肺のすみずみに酸素や血液がいきわたる。

○体の末端部分や肺細胞の一つ一つに血液が行きわたり、自然治癒力・免疫力が活性化する。

○中医学の「七情内傷」(極度または長期の喜怒哀楽が各内臓を傷つけるという理論)から離れることができる。

逆にリラックスしていない状態(悩み、怒り、憎しみ、悲しみ、緊張、興奮などのストレス)が長期間続くと、「気・血・水」の循環が滞り、呼吸も浅くなり、低酸素(お血)になりやすく、頭痛、肩こり、不眠、下痢、便秘、冷え、うつ、低体温などの原因となり、針灸治療の治癒力・免疫力の活性化にブレーキをかけてしまいます。

 

日常生活の養生

 深呼吸方法

 1.無理のない程度に背筋を伸ばす。(自由な姿勢)

 2.口を閉じ、舌先を上前歯の裏に軽くつける。

 3.鼻から少しずつゆっくりと息を吸う。(10秒くらいかけて)

 4.息が胸・腹いっぱいになったら5秒ほど息を止める。

 5.口からゆっくりと10秒以上かけて少しずつ息を吐く。

 6.上記1〜5を約10分間繰り返す。

→約10分間を1セットとし、1日数セット行いましょう。

 

○  生活上注意点

 1.日中は適度に動き、夜間はぐっすりと8時間眠る生活を実践しましょう。夜更かし禁物。ゆっくりとお風呂に入ったり、散歩をしたり、ティータイムを設けたり、自分なりのリラックスタイムを取りましょう。

 2.カフェインを含むのみ物(コーヒー、緑茶、ウーロン茶、コーラ、チョコレ ートなど)を控えしましょう。

 3.揚げ物(天ぷら・ポテトチップ・フライものなど)刺激性の強い香辛料などは控え、バランスの良い食事を心がけましょう。

 4.季節の変わり目(特に秋から冬にかけて)に風邪を引かないよう十分注意して下さい。

 

間質性肺炎 症例

 

男性 64歳

初診2024年5月

2017年6月肺気腫、軽度間質性肺炎と言われた、自覚症状はない。2023年再検査で間質性肺炎は進行していた。KL-6が1562でした。空咳。薬は服用してない。他院で2月から鍼灸治療を受けたが変化はなったため当院の治療を求めに来た。

週2回のペースで1ヶ月半の治療後、再検査したらKL-6が1562から1010になった、空咳もなくなりました。継続治療中。

 

女性 69歳

1年1前から咳が止まらない。間質性肺炎の疑い。咳と息きれの症状があった。せき止めを服用したが、効果はない。特に夜のせきがひどくて眠れない。週3回のペースで2ヶ月ほど通院後、夜の咳が大分良くなって息切れもなくなった。そのご週1のペースで通っていた。現在、咳がほとんどなくなった。

 

男性 65歳

5.6年前からせき・痰、息切れの症状があり、段々ひどくなり、昨年9月に病院の検査をしたら、間質性肺炎と診断されました。吸入薬だけしたが、あんまりよくなってないから、知人のご紹介で来院。週2回のペースで5か月ほど通院後、咳・息切れは大分良くなってきた。その後、週1のペースで通っていた。1年半後に病院のレントゲン等の検査で、間質性肺炎を良くなって、安定していると言われた。

 

女性 75歳

2年前に間質性肺炎と診断され、咳と胸苦しさを訴え来院。週2〜3回のペースで7ヶ月ほど通院後、咳・息切れもなくなり安定する。レントゲン検査で医師から良くなったといわれる。その後も症状が安定していたので2週間に1回のペースで通院。通院の頻度を減らしても変わらず安定しており、肺機能検査の数値も良くなった。咳と息切れはまったくなくなったので通院を終了した。

 

男性、70代

10年前、間質性肺炎と診断され、階段を登ると激しい息切れ、何もしていないのに咳が出て止まらないなどの、症状に悩まされていました。
関東から通っているから1日1〜2回、2クール(20回)集中治療をして、徐々に症状が軽くなってきて、歩道橋に登れるようになり、息切れせずに人前で演説もできました。不整脈、息切れもなくなりました。通院を終了した。

 

喘息と鍼灸治療/中国はり  急性・慢性鼻炎の鍼灸治療・中国鍼

蕁麻疹と鍼灸/中国はり   アトピー性皮膚病と鍼灸/中国はり

花粉症と鍼灸/中国はり   副鼻腔炎(蓄膿症)と鍼灸/中国はり

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当院には大勢の顔面神経麻痺の患者が通院しています。鍼灸治療の適応症の中で、顔面神経麻痺・脳梗塞・脳出血後遺症などの神経内科の疾患は当院の最も得意な疾患の一つに挙げられます。

当院の院長は、大学病院の神経内科での十数年間の臨床の間に、大勢の顔面神経麻痺・脳梗塞・脳出血の患者を針灸で治療した、豊富な経験を持っています。特に体針と眼針を合わせて行うことによって効果がかなり上がっています。

顔面神経麻痺の鍼灸治療の効果は、発症時期と重さによりますが、鍼灸治療の有効率は極めて高いです。ただ、鍼灸治療開始の時期及び施術の先生の技術、経験によって完治できるかどうかはとても重要な要素ですので、顔面神経麻痺になった方または病院で改善されない方は、ぜひ早めに一度、経験のある当院で鍼灸治療を受けることをおすすめします。

 

顔面神経麻痺の原因

西洋医学では

顔面神経麻痺の原因は臨床的には中枢牲顔面神経麻痺末梢性顔面神経麻痺に分けられます。

 

○中枢性顔面神経麻痺

顔面神経核上病変(上位神経)による麻痺です。原因は脳溢血、脳腫瘍、その他脳内の病変により、顔面神経が障害され、顔面機能が消失する病気です。

 

○末梢性顔面神経麻痺

①ベル麻痺

顔面神経を栄養する血管はウイルスの侵入によって痙攣になって顔面神経組織への血液の栄養が失って、浮腫、圧迫され、顔面神経麻痺を発症する。

 

②ハント症候群

顔面神経麻痺の原因の15パーセントほどを占めるものとしてハント症候群があります。ハント症候群は、水疱瘡(みずぼうそう)の原因ウイルスである帯状疱疹ウイルスの再活性化により発症します。

 

③外傷などにより顔面神経が障害され、顔面機能が消失して麻痺になることもある。

 

東洋医学では

顔面神経麻痺の原因はストレスや過度の疲労などが原因で体力と免疫力が低下して、体の中の正気(抵抗力)が不足して脈絡が空虚になり、外表を防衛できなくなる、その上、風邪・寒邪・熱邪が虚に乗じて、顔面を支配している主な脈絡に陽明、少陽という脈絡を侵入して脈絡の流れが悪くなると筋肉が麻痺を起すと考えられています。

 

顔面神経麻痺の症状

顔面麻痺は朝起きた時、突然に顔面の片側に力が入らなくなり、頬が腫れて、食事した時口角から食物がこぼれて、目が閉じなくなる、麻痺している側の口角が下がってくるなどの症状が現れる。大勢の顔面神経麻痺の方は発症の1日〜1週間前、風邪のような症状があり、耳の後ろに痛みがあることが多くみられる。

 

○末梢性顔面神経麻痺の症状

·  麻痺側の前額郡の「シワ」がなくなり、又「シワ」を作ることが出来ない。
·  閉眼が不十分、または閉じられない。
·  口笛が上手く吹けない。うがいができない。
·  神経麻痺側の鼻唇溝は平坦となり、口角は垂れ下がる。
·  神経麻痺側の舌の前2/3の味覚障害がでることがある。
·  食事と飲水時、口角から食物がこぼれる。
·  耳が痛い、高い音や自分の声が響くなど症状。

 

○中枢性顔面神経麻痺の症状

·  対側前頭筋がほとんど障害されない。上方視に際にシワを作ることができる。
·  目周りの筋肉(眼輪筋)は麻痺がされないか、あってもきわめて軽い。
·  健側と麻痺側の両目が閉じることが可能である。
·  口周りを中心に両側の筋肉(口輪筋)が障害されることが多い。
·  食事と飲水時、口角から食物がこぼれる。
·  顔面麻痺以外の症状がでる。

 

○中枢麻痺と末梢神経麻痺の鑑別の仕方

オデコにしわ寄せが出来るか否かによる。
·  麻痺側のオデコにしかしわ寄せが出来ない、出来ても弱い→末梢性
·  両方のオデコにしわ寄せができる→中枢性

 

顔面神経麻痺の治療

西洋医学治療

顔面神経麻痺にかかると一般的にまず耳鼻科や脳神経内科などへ行き諸々の検査を受け、副腎皮質ステロイドや抗ウイルス剤の点滴、星状神経節ブロックなどを行い、改善されなければ、血流改善剤、ビタミン剤や神経賦活剤などの薬が処方されます。病院によっては顔面神経減荷術の手術を行うところもありますが、手術の後遺症を伴うなどのリスクが高いですし、因果関係はまだはっきりしていないということで、現状ではよい治療法とは言いきれません。なかなか症状改善されなければ薬物・ビタミン投与などのあとは「しばらく様子を見る 」ということになり、これといった治療法が確立されていないのが現状です。 

 

東洋医学治療

顔面神経麻痺に対しては鍼灸治療最も効果をあげられます。針灸治療によって経絡を活性化して、気・血のながれをよくしそれによって麻痺した神経の働きが徐徐に回復していくと考えています。



◎鍼灸治療と治療時期及びかかる時間

顔面神経麻痺は早期治療が大切な病気である。時間が経てば経つほど、治りにくくなり、後遺症が残りやすくなる。顔面神経麻痺に対して鍼灸院によって様々な鍼治療法がありますので、まず顔面神経麻痺に対しての治療経験豊富な鍼灸師を慎重に選んだほうがいいでしょう。

顔面神経麻痺は症状や発病の時期によって治療法が変わることがあります。特に顔面神経麻痺発症の初中期は低周波を使っての電気鍼など強い刺激は避けるべきです。病的な共同運動など後遺症が出現しやすくなることがあります。鍼灸は主に自然治癒力を活かして、麻痺された神経を早期回復することに主眼がおかれます。顔面神経麻痺は自然に治ることもあります。しかし、麻痺の程度や治療法、治療開始時期などによって、予後に大きく影響することがあります。

 

当院の治療方針

当院院長の長い治療経験や治療した例からいいますと、治療時間は一般的に発症して一週間前後から鍼灸治療するのがベストだといいでしょう。発症初期は病院と並行しての鍼灸治療をお勧めします。発症してからの半年前後が勝負のわかれ目である。当院では体鍼や眼針やお灸を使うことで治癒率を高め、短期間に回復させて顔面神経麻痺の後遺症を防ぐことが可能である。そのために、まず、針灸治療によって風邪や寒邪を取り除いて、経絡を活性化して、特に顔面部の経気のめぐりをよくし、三陽の経筋の栄養状態の改善をはかる。主に手足陽明胃経、手足少陽経穴を取穴する。局部取穴と遠隔取穴を組み合わせる。タイプ別取穴を加わる。必要に応じて灸法または耳針など療法を用いる。 

 

養生法

· 患部に寒冷の刺激を避けて、冬の場合にはマスクをするほうがよいこと。
·  患部を自己マッサージする、または暖かいタオルで患部に敷く、10分間/1回、1回/1日。やけどしないよう注意すること。
·  閉じられない目の感染も注意を払うこと。

 

当院の顔面神経麻痺の一部の症例

AZM.さん 女性 38歳 顔面神経麻痺 

それは余りにも突然のことでした!朝起きると顔面の右側に違和感を覚え、鏡を見ると目が閉じられず右顔面が動かない!!右顔の表情が全く消え去ってしまったのは2009年11月末のことでした。これはもしかして、「顔面麻痺」かも?とインターネットで調べてみると全ての症状が自分の顔に起きていることと一致しているんです。さらに愕然としたのは治癒するのに早くても3ヶ月〜6ヶ月、ひどい場合は1年以上かかるとか・・。麻痺するのはあっという間なのに、うそでしょう?

翌日、耳鼻咽喉科に行くとやはりその病名を告げられ、凄く落ち込みました。綜合病院を紹介され、そこで検査を受けて5日間のステロイドの点滴治療を行いました。私の場合かなり重症で当初の検査で左100%とすると麻痺側の右は10%のお動きしかないとのことでした。発症前は耳の辺りが痛くなる場合があるが私にはその症状がなく、ただ前日の昼食時に右舌の味覚がないなあ?と感じたのがその前さ触れだったのです。動かなくなってすぐは顔面の痛みはなかったのですが5日目にあたりからほっぺたに手を添えるだけで激痛が走り飛び上るほどでした。

1週間後、鍼灸治療がよいと知りある鍼灸院へ通っていたのですが、なかなか改善されず1月16日から林先生に診ていただくことになりました。最初は痛く感じましたが、だんだん慣れてくると心地よくなってきました。その痛み感じは「響き」と呼ばれ、ツボに鍼が確実に入って反応しているということらしいです。そして、3〜4回目にはほっぺたの辺りが少しピクピクとさせられるようになり動き出す感覚が自分で感じ出すようになりました。実は最初に通っていた鍼灸院は顔面麻痺の患者さんが多くなかったのと比較的軽度で数回の治療で治った方々の事例が紹介されていて、なかなか動きが出ない私の顔に首をかしげられ、ますます私を不安にさせるのでした。

そんな時に林鍼灸院のホームページを見て少し遠方なのですが見ていただくことにしました。林先生は中国の神経内科医としても今まで多くの患者さまを治療されておられたので「あせらなくてもいいですよ、時間がかかりますが必ず良くなりますから」と言って下さり精神面ですごく楽になりました。女性の先生ですので、気軽に何でも相談しやすく安心感がありました。

この病気は一向に顔が動き出さないことへの焦りが心まで不安定にしていくのですが、鍼灸治療をしていけば確実によくなっていくことを信じてゆっくりと治していくことが大切だと思います。そういう私自身も治癒するまで長い時間がかかることを納得するまで気持が穏やかではありませんでした。2ヶ月間、仕事を休んで複帰する時が一番憂鬱な時期でした。半分、引きこもりみたいな状態になっていた所もあったのですが、職場のバックアップもあり、何とか複帰出来ました。あと、顔面麻痺をきっかけに食生活も和食中心になり神経回復のためにビタミンB群やレシチンを多く取り入れるようにしました。体内からの治療である食生活もすごく大切だと思います。

2ヶ月半後の検査では麻痺側の動きは30%くらいの回復でした。今もう少し動いてるみたいで周りからも「よくなってきたね!」と言われます。私もまだまだ治療中ですが、同じように顔面麻痺になられた方にはぜひ、林鍼灸院での治療をお勧めします。  

 

KI.さん 女性 35歳 顔面神経麻痺 

重度の顔面神経麻痺で通いました。

第二子妊娠中のためステロイドが使用できず、麻痺が結構残るかもと病院でも言われていましたが、5ヶ月弱通い、パッと見でわからない、話したりしていても気にならないほどになりました。

顔だけではなく全身鍼なので、施術後は血流が良くなっているのが毎回実感でき、普段酷い肩こりも感じなくなりました。

第一子の2歳の長女も、発症直後は「何かお母さんの顔変…」と感じていたようで、私の顔をじっと見つめたりしていて、第二子が生まれたら一度も笑顔を見せてあげられないのかな…と思った時期もあったので、本当にここまで回復して嬉しいの一言です。

院内には顔面神経麻痺の施術事例の写真がたくさん貼られていて、参考になりますし、経験豊富な先生なので、心配なことがあればささいなことも相談でき、安心してお願いできます。

また何かあればぜひお願いしたいと思います!!」

 

 患者さんからの治療経過の手紙 症例 234

 

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当院には大勢の婦人疾患の鍼灸治療の方が通院しています。その中に更年期障害の方も多いです。鍼灸治療の適応症の中で婦人疾患は当院の最も得意な分野の一つとして挙げられます。更年期障害に対する鍼灸治療は、ホルモンバランスの変調を防ぐことが大切なので、卵巣機能をある程度維持し、ソフトランディングさせることを目的とした鍼灸治療を行います。

女性ならだれでも避けて通れない「更年期」は女性が閉経の前後約10年間を指します。更年期の症状は、性成熟期から老年期への移行期で、卵巣機能が衰え女性ホルモンの分泌が減ることによる症状が多様です。ほてりやのぼせの症状はなんと7割以上の女性が経験するとされています。また、うつ状態、頭痛など様々な症状が出ることもある。このような更年期障害の症状は個人差が大きく、中には日常生活に支障が起きるほど重い症状で苦しむ場合もあり、治療の必要な女性は20%〜30%だと見られています。 

 

更年期障害とは

閉経前後の40代半ばから50歳代半ばまでの女性は、加齢に伴い卵巣機能が落ち、卵巣で作られる女性ホルモン量が急激に減り、このホルモンの不足は、自律神経、脳、骨、血管などにも作用し、さまざまな症状を起こし、これを女性更年期障害と呼ぶ。更期障害の症状が出るのは女性全体の75%ぐらいです。

西洋学には、更年期におこるものの中で、一般的な診察や検査所見では異常が見つからない自律神経失調症を中心とした不定な症状を訴える状態とされ、「更年期症候群」や「更年期不定愁訴(不特定な訴え)」などとも呼ばれています。自律神経異常あるいは心因性によって発症する性腺機能の変化が原因で、視床下部の神経活動に変化をもたらし、神経性代謝性の様々な生体変化を起こすと考えられています。

症状は様々ですが、主に以下の症状が見られます。

血管運動神経系:のぼせ、ほてり、動悸、異常な発汗
知覚系・運動器系:肩こり、皮膚のかゆみ、皮膚や粘膜がカサカサしてくる
精神神経系:頭痛、めまい、耳鳴、不眠、うつ状態や情緒不安定
消化器系:悪心、食欲不振、便秘、下痢
泌尿器系・生殖器系:頻尿、排尿時痛、不正出血
その他:むくみなど、冷え、倦怠感

自覚症状以外:骨粗鬆症、脂質異常症、動脈硬化など

 

西洋医学の治療

対症療法を中心に行われています。主に。ホルモン補充療法(HRT)や自律神経薬、向精神薬などが使われています。

 

東洋医学では

更年期障害の基本的な発病機序は、天癸」の満ち欠けです。「天癸」とは男女の性機能の成熟と衰渇の指標で、人体の成長、発育を促進し、月経、妊娠を維持する機能と定義されています。「天癸」が急激に枯渇することによって症状の悪化をもたらすと考えられています。すなわち、生前に父母から先天の気として受け、生後は、後天の気と相まって、盛んになってくる。これは、とりわけ腎とのかかわりが強く、人体の生長、発育、生殖機能を促進する物質であり、男女の精と血を産生する生理活動にかかわる物質であるのです。これはすなわち、肝腎の精血のことを指します。加齢により肝腎の精血が衰弱するに従って衰えた時には、必ず人体にある程度の影響(陰陽のアンバランス、あるいは五臓の関係の失調等)を及ぼします。もし、その影響が生理的な適応閾値を越えると、「更年期障害」などの機能的な疾患を引き起こす原因となります。

症状では 月経不順、眩暈、心悸、心煩、イライラ、怒り易い等を特徴とする。

 

大きく次の二つのタイプに分かれます。

肝腎陰虚−月経量少、顔面紅潮(のぽせ)、手足心熱(ほてり)寝汗、眩暈、口乾、皮膚乾燥、怒り易い、耳鳴、腰や膝だるい、便秘、舌紅、苔少、脈細数。

脾腎両虚−月経量多、色淡い、顔色に艶がない、精神不振、寒がり、食少、軟便、脱力感舌淡、苔少、脈細

 

鍼灸治療では

更年期障害の不定愁訴の例としては、頭痛、眩暈、不眠症、肩こり、腰痛、食欲不振など様々です。しかし、東洋医学はその原因をただひとつと考えます。それは天癸の満ち欠け、すなわち肝腎陰虚または脾腎両虚(陽虚)です。その考えに基づいて、肝・腎・脾に渡る治療方法は単純に一つ一つの症状の治療を行うよりも、治療効果は高いと考えるのです。

また、鍼治療は全身状態を診る総合的治療ですので、多様かつ一定のパターンによらないで変化する諸症状に対して、症状に合った対症療法を行うことができます。個々の体質や症状を把握し、患者さま個々の症状によって治療方針を立てるキメの細かい治療を行われます。肩こりや頭痛などに対しては鍼灸治療の特有な即効性がありますが、副二次的な治療効果で自律神経調整作用や女性ホルモンの分泌促進作用も期待できます。しかも更年期障害の主な症状である、のぼせや冷え性にも効果はあります。

ただし、鍼灸治療の効果は100%ではありません。特に重症の更年期障害の方には、病院の専門医の治療して頂きながら、鍼灸治療を併用して頂くことにより相乗効果が認められます。更年期障害に現れる様々な愁訴を鍼灸治療で少しでも取り除くことにより、更年期障害を快適に乗り越えられます。

 

不妊・不育症と鍼灸/中国はり 生理痛と鍼灸/中国はり

生理不順と鍼灸/中国はり   子宮内膜症と鍼灸/中国はり

子宮下垂(子宮脱)と鍼灸/中国はり 逆子と鍼灸/中国はり

更年期障害と鍼灸/中国はり  冷え症と鍼灸/中国はり

卵巣膿腫と鍼灸/中国はり   無月経と鍼灸/中国はり

 

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眼瞼下垂に対する治療法も当院が得意とする治療の一つです。当院の院長は、大学病院の神経内科にて長期間の臨床経験を積み、さまざまな研究の中で、色々な鍼灸治療法を生み出しています。その中でも、大勢の眼瞼下垂など神経疾患の治療をしてきた実績から、眼瞼下垂に対しての眼針体針頭針など鍼灸治療も生み出しました。この眼瞼下垂に対しての総合的な鍼灸治療は、高い効果を上げています。病院で手術などをされる前に、鍼灸治療を試してみる価値があるのではないかと思います。

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眼瞼下垂の特徴・種類と原因

眼瞼下垂はまぶたが垂れ下がることをいいます。特徴は目を開いた時に、上まぶたが上がらないものです。片目だけの時と両目の時とあります。程度も色々ですが、症状がひどいものでは全く瞳が見えないほど下がってしまう事があります。

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眼瞼下垂の種類は、大きく先天性と後天性に分けられます。

 

先天性眼瞼下垂は、眼球運動障害など眼瞼下垂以外の異常を伴わない単純眼瞼下垂が90%以上を占めています。

 

後天性眼瞼下垂は動眼神経麻痺、重症筋無力症など神経、筋の疾患によるものが多く、近年の高齢化社会に伴い、老人性眼瞼下垂の頻度が急増しています。

また、同様にコンタクトレンズ長期装用が原因のコンタクトレンズ眼瞼下垂も急増ています。

眼瞼下垂の症状の原因は、まぶたを持ち上げる筋肉や力がなんらかの理由で弱い状態になってしまい、持ち上げる筋肉とまぶたがしっかりしていないために起こります。後天性の原因として上げられるのは、主に虚弱体質、老化による筋肉の衰えが上げられます。さらに、長期間のコンタクトの使用によるものも上げられます。眼瞼下垂はまぶたが重くなります。こうなることで目が小さくなります。

眼瞼下垂の主な症状

○まぶたが重くて眼が開きにくい

○目を開けると額にしわが出来やすい

○目が細く、目ツキが悪い

○光が異常にまぶしく感じる

○いつも眠ったそうな目

左右の目の開きが異なる

○まぶたがくぼんで老けて見える

眼瞼下垂の西洋医学の治療法

 

先天性の眼瞼下垂の場合

筋肉に機能的な問題がある場合が多いので、筋肉に注射をして機能的な改善をはかり、手術をおこなうことになります。


 

後天性の眼瞼下垂の場合

治療法の多くが手術になります。挙筋前転法、挙筋短縮法、経結膜的眼瞼挙筋短縮術、埋没法、上眼瞼切開法など様々な手術法の中からもっとも合った方法でおこなわれることになります。上まぶたの皮膚が垂れ下がることによっておこる老人性の眼瞼下垂には上眼瞼切開法など行います。

瞼下垂の鍼灸治療について

当鍼灸院は眼瞼下垂に対して鍼灸で積極的に治療を行っています。
重症の眼瞼下垂を除いて、鍼灸治療で7割近い眼瞼下垂の方が完治したり、症状を改善させることができるのです。また、軽い眼瞼下垂であれば、すぐに治すことができます。特に動眼神経麻痺、交感神経の異常、筋肉の異常などによる後天性眼瞼下垂に対しては、鍼灸治療の効果が期待できます。

鍼灸で有効なツボ刺激をすることにより筋肉や神経の働きが活発になり、血液の循環をよくすることになり、眼瞼下垂の症状改善につながります。また鍼灸で自律神経のバランスを調整して、交感神経の異常による眼瞼下垂にも効果を挙げられます。

 

眼瞼下垂の症例

 

 

女性 22歳(初診2022年7月26日)

目の左右差を指摘されるようになり、(左眼ケイ下垂)自分も気になる。突然なので不安である。

インターネットで、当院にたどり着きまして、ただ2回のはりの治療を受けて、左眼瞼が完全に開くようになり、左右差はなくなった。

 

 

男性 57歳 (初診2020年10月27日)

8月中旬に左眼瞼下垂、複視(二重見える)、眼球が動きにくい、斜視の症状が出始め、9月中旬に入院した。MRIなどの検査で、異常なし。おそらく眼瞼型重症筋無力症による動眼神経麻痺だと言われました。免疫力を抑える薬、ステロイドなど4週間を内服したが症状は改善されませんでしたため、当院にたどり着きました。

当院の8回の鍼灸治療後、まぶたが完全に開けるようになり、斜視と複視もなくなって完治されました。

男性 42歳 (初診7月29日)

7月14日、突然右まぶたが開けなくなった。目も二重に見える、目が動きにくい、症状がだんだんひどくなり、病院でMRIなどの検査をしたが、特に原因が見つかりませんでした。原因不明の動眼神経麻痺だと診断されて、ビタミン剤を処方された。あと様子見るといわれた。半月過ぎでも症状は一向も良くならないため、当院に治療することになりました。

そして3か月の治療でまぶたが完全に開けるようになって、続いての治療で斜視と複視もなくなり完治しました。

男性 15歳

小学校5年生時(10歳)、急に右眼の視力が低下、眼球の動きはよくない、瞼が開かないことで、病院に原因不明の動眼神経麻痺だと診断されました。3年前(12歳)時、目の手術をして、眼球の動きがよくなりましたが、瞼が閉じたまま、病院にそれ以上に治療方法はないと言われました。

インターネットで、当院にたどり着きまして、はりの治療を受けて、2クールで、瞼が少し開くようになり、重なる治療で、開く程度も大きくなりました。

 

女性 39歳

左目が開けずらい。ハートコンタクトを10年間つけている。2年前から、左の瞼が重くて、開けずらくなった。病院に通ってない。当院の5回の鍼灸治療を受けたところ、瞼の重たるさがなくなり、徐々に目も開けやすくなった。10回の治療後、完全に治ってきた。

 

男性 58歳

昨年11月、突然、右目のまぶたが開けなくなって、眼球も動けなくなり、複視もあった。救急センターに脳出血の疑いで、MRIなどの検査をしましたが、特に異常なし。原因不明の動眼神経麻痺かもしれないといわれ、治療方法もないので様子を見るしかないと・・・ その後も大学病院の神経内科など診察をしてもらったが、結論が同じく、結局、様子見るだけです。

1ヶ月過ぎでも症状は一向も良くならないため、当院に治療することになりました。

5回の治療後、まぶたが少しずつ開けるようになって、眼球の動気も良くなりました。1ヶ月の治療で、まぶたが完全に開き、眼球の動きも正常になり、複視も殆どなくなりました。信じられないぐらい回復しました。病院に治療方法はないといわれでも、諦めずによかったと本人が言いました。

 

女性 43歳

ハートコンタクトレンズを20年につけて、瞼が重たくて、開けにくくなり、そして、だんだん下げてきて、病院に手術しか治らないといわれた。知人の紹介で当院に治療を受けることになった。3か月ぐらいの鍼灸治療で、瞼が挙げやすくなり、重い感じもよくなった。続いて治療を半年で、瞼が完全にあげられるようになった。違和感もなくなった。

 

 

 

15歳 女性

原因不明の左眼瞼下垂で、視力正常、複視・斜視なし。形成外科の手術を勧められた。知人の紹介で当院に治療を受けることになった。ただ6回鍼灸治療で、眼瞼がほぼあげられるようになった。

 

 

 

 

 

メージュ症候群と中国鍼灸 顔面痙攣と中国鍼灸

顔面神経麻痺と中国鍼灸  眼瞼痙攣と中国鍼灸

動眼神経麻痺と中国鍼灸

 

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院には、生理痛治療を目的として、大勢の若い女性が通院しています。生理痛はお腹や腰の痛み、または頭痛の症状だけではなく、冷え症、肩こり、便秘症を伴うことも多く、そういった症状を放っておくと、日常生活に支障をきたすことがあります。さらに生理痛は、不妊症の原因になりうるので、我慢せずに、早期治療をするようにしましょう。

鍼灸治療の適応症の中で、婦人科疾患治療は当院の最も得意な治療の一つに挙げられます。当院の生理痛の鍼灸治療の主な対象は月経困難症、子宮内膜症、冷え性などによる生理痛です。

ここでは、生理痛の原因・治療方法などについて、西洋医学と東洋医学のそれぞれの考え方を紹介します。

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西洋医学ではこう考える

西洋医学では生理痛の主な原因を、分泌期内膜から産生されるプロスタグランジンによる子宮筋の収縮としています。その他、黄体ホルモンによる骨盤内臓器の充血や浮腫による場合もあり、各々の症例において生理痛の原因を確定するのは困難です。子宮内膜症における生理痛は骨盤腹膜病変からの出血による腹膜刺激症状と考えられています。生理痛の分類として、器質的疾患を背景に持たない機能的生理痛と子宮筋腫や子宮内膜症などの疾患を背景にもつ器質的生理痛があります。  

 

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西洋医学の治療法

西洋医学では、生理痛の治療をほとんど薬に頼ります。痛み止めの薬を処方するなどして、薬に頼った治療がメインとなります。しかし、薬ばかりに頼るのは、少し抵抗がありますよね。 

 

 

 

東洋医学ではこう考える

東洋医学では生理痛を「痛経」や「経行腹痛」と言います。
女性の月経前後、あるいは月経期間中に少腹部(臍の両側)・小腹部(へその下)および腰仙部に痛みがでてくることを月経痛と言います。月経痛
の主な原因は、気血の運行がスムーズに出来ないことにあります。血は身体のすみずみまで栄養や酸素を運び、また老廃物を排泄する大切な役割を担っています。血液の流れが悪くなり、それに伴うさまざまな不快な症状が現れることを「お血(おけつ)」と呼びますが、生理痛は「お血」が主な原因であると考えられています。

「お血」になると痛みが激しくなるうえ、その痛みがあちこちに移動します。生理中ですとお腹や腰などの痛みはだんだん強くなってきます。東洋医学の理論を基に行う鍼灸治療は効率よく血の流れを改善し、痛み症状を和らげ、予防することができるのです。

東洋医学ではこう考える

東洋医学では生理痛を「痛経」や「経行腹痛」と言います。
女性の月経前後、あるいは月経期間中に少腹部(臍の両側)・小腹部(へその下)および腰仙部に痛みがでてくることを月経痛と言います。月経痛
の主な原因は、気血の運行がスムーズに出来ないことにあります。血は身体のすみずみまで栄養や酸素を運び、また老廃物を排泄する大切な役割を担っています。血液の流れが悪くなり、それに伴うさまざまな不快な症状が現れることを「お血(おけつ)」と呼びますが、生理痛は「お血」が主な原因であると考えられています。

「お血」になると痛みが激しくなるうえ、その痛みがあちこちに移動します。生理中ですとお腹や腰などの痛みはだんだん強くなってきます。東洋医学の理論を基に行う鍼灸治療は効率よく血の流れを改善し、痛み症状を和らげ、予防することができるのです。

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東洋医学の治療法

東洋医学の理論を基に行う鍼灸治療は、血の流れを改善し、痛み症状の緩和や予防が期待できます。さらに、自律神経やホルモンのバランスも整えることができます。鍼灸治療は副作用の心配も少なく、体質全体を改善していけるので、何よりも安心して治療を継続していけるのです。

☆生理痛のタイプ☆

寒湿タイプ…月経前・月経中に小腹部の冷痛・拒按(押えることを拒み)を感じる、温めてあげることにより痛みの軽減をすることができます。また、経血量は少なく、色は黒く、血の塊が混じることがあります。

肝鬱気滞タイプ…月経前・月経中の小腹部の脹痛・拒按を感じ、経血量が少なく、血の塊が混じる方は、このタイプです。胸脇部や乳房の脹満感を感じたり、イライラと怒りっぽいくなることがあります。

気血両虚タイプ…月経中・月経後に小腹部鈍痛を感じ、揉むと痛みが緩和される、経血量は少なく、色淡く質稀薄、小腹部や陰部の下垂感、倦怠感、顔に艶がない、食欲減退、軟便傾向になります。

肝腎虚損タイプ…月経中・月経後に小腹部の隠痛を感じ、揉むと痛みが緩和される、経血色は淡く質清稀、腰部のだるさ・痛み、眩暈、耳鳴り、顔色蒼白、精神倦怠などを感じます。

鍼灸治療時にはタイプによって取るツボも違いますし、手技も違いますので、まずタイプの見分けをしなければなりません。当院では、患者様ひとりひとりの症状に合わせて、適切な治療を行いますので、安心してご来院ください。より高い効果を得ることができるはずです。

 

不妊症治療と鍼灸治療 頭痛と鍼灸治療 |無月経と鍼灸/中国はり

生理不順と中国鍼灸子宮内膜症と中国鍼灸逆子と鍼灸/中国はり

子宮下垂(子宮脱)と鍼灸/中国はり 更年期障害と鍼灸/中国はり

冷え症と鍼灸/中国はり 卵巣膿腫と鍼灸/中国はり

「鍼灸がモルヒネより鎮痛効果が高い?」 

Posted by 鍼灸ニュース on Apr 29, 2020 7:00:00 AM 

 

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林鍼灸院では不妊治療院として、年間20代〜40代後半の数多くの女性を妊娠に導いた実績のある鍼灸院(はり・きゅう院)です。多数の方が2人目妊娠のために再来院しております。自然妊娠を望む方、不妊専門病院併用の方など、妊娠を望む様々な方に適切なアドバイスと治療で妊娠の可能性を高めます。当院に3か月以上継続に通っていた方の妊娠率(自然妊娠、人工授精、体外受精を含む)は80%以上でした。(当院の最新の妊娠報告

 

近年、不妊治療に関する鍼灸治療の効果が多くの方に認識されてきており、ネットで不妊治療の鍼灸院を検索するとたくさんの鍼灸院が出てきます。

当院の鍼灸治療は今までの医学的な知識、経験および実績を生かし、患者様にとって最良の治療をすることのできる自信があります。他にない”対話”を重視し、患者さんの身体的な負担、精神的な負担などいろいろな負担を軽減する治療方針を特徴として、県外など遠くからいらっしゃる方も沢山います。また、90%以上の方が1人目出産後に2人目妊娠のために再来院なされてます。  

「妊娠は時間との闘い」、どこに行っても上手くいかなかった方が是非、お早めに実績のある当院の治療を受けてみてください!

 

不妊症と西洋医学

不妊症の原因として無排卵症、卵管閉塞、卵子の輸送障害、子宮内膜の炎症、子宮筋腫、子宮頚管ポリープ、子宮後傾などがあげられます。また、不妊症の症状としては、ホルモンのバランスが悪くてよい卵子が育たない、子宮内膜症が原因で着床ができない、生理不順などと様々です。

 

西洋医学の治療法

無排卵の場合は排卵誘発剤を用いたホルモン療法。

◎卵管閉塞の場合はつまっている部分を開通させたり、障害部分を切除する手術を行います。

◎原因不明の不妊症の場合は排卵誘発剤等を用いるほか、人工授精や体外受精を行います。

 

西洋医学治療法ー体外受精の成功率の現状について

「日本の体外受精の実施件数は世界一である一方、日本は採卵1回当たりの出産率が6.2%しかなく、60カ国中なんと最下位でした」

「東洋経済」2016年9月18日により

 
※ちなみに、不妊症の方は当院の鍼灸治療を3か月継続に受けた方の妊娠率が
80%
以上でした。やはり、不妊治療の成功率を上げるのに鍼灸治療が有効だってことをもっと広く知ってもらいたいですね。(当院の最新妊娠報告
 

不妊症と中医弁証

1.不妊の原因

① 腎虚 

中医学でいう腎は腎臓のみでなく、内腎・副腎・外腎の3つをさします。 内腎・副腎は一般的な用語で言えば、 腎臓・副腎であり、外腎は泌尿生殖器をさします。泌尿生殖器とは、女性では子宮・卵巣および膀胱など、男性では睾丸などをさします。この腎の機能が低下することを腎虚といいます。

つまり、先天腎気不足、または過労により腎のエネルギが不足なると腎虚という。不妊に関していえば、生殖機能の弱っている状態。女性では卵巣機能不全・黄体機能不全などを意味し、男性では精子減少症、精力減退などを意味します。鍼灸治療の根本はこの腎虚を治すことにあります。

 

② 肝鬱 ストレスにより肝気の流れが滞り、任脈への気血の輸送量が少なくなり、調節機能も低下するため妊娠しにくくなる。はいきゅうの治療により、気の流れを良くする事でストレスをたまりにくくなり、妊娠に関わる任脈への気血を増やすことが期待できます。

 

③ 痰湿 先天の肥満体質、後天の飲食の不摂生、辛い物、甘い物の食べすぎなど食生活の影響によりもう一つの「後天ノ気」を弱くする原因となります。後天ノ気」とは食べたものによって生じる気で、人体は様々な影響を受けます。これが弱まると脾胃の機能失調、痰湿内生、気機不調になり、自らの子宮・卵巣を冷やし、ひいてはホルモンのバランスを狂わすことになります。そのためには薬と鍼灸での治療とともに食事の改善も必要となってきます。

 

④ お血 人体は気、血、水のバランスを基本に成り立っているという考えがあり、お血とは、その中の血の流れが滞った状態を言います。これは、不妊のもうひとつの大きな原因です。月経期間に感受風寒、寒凝お血の状態に陥ると、血行が悪くなり、人間が本来の持っているあらゆる機能を低下させます。もともと下半身は冷えやすいため、子宮・卵巣の機能がさらに低下してしまうのです。人によっては排卵障害や生理不順、および生理痛などを起こし、子宮筋腫・卵巣のう腫・子宮内膜症などの原因にもなりえるのです。

 

2.不妊症の中国鍼灸治療

最近では、高度不妊医療を行う専門病院の中でも鍼灸治療を取り入れる病院ができてくるなど、鍼灸治療を行う事で妊娠する可能性が高まる事も認められつつあります。   

不妊症の鍼灸治療の歴史は長いです。鍼灸治療により妊娠率が大幅に向上するという記事や研究結果は中国国内と日本以外にも外国の多くの研究チームによって報告されています。

 

 不妊症を大きく四つのタイプに分けられている。  

①  腎虚タイプ

弁証要点:不妊、月経遅れ、経血の量が少ないor閉経、面色無華・暗、腰・下肢の無力感、四肢冷え、性欲低下、軟便傾向。舌淡苔白、脈沈・遅。

治療方針:温陽強腎、調補衝任(腎陽を温め、腎機能を強め、衝任脈を調整する)

選穴:関元、三陰交、足三里、血海、腎兪など

 

②  肝鬱気滞タイプ

弁証要点:不妊、月経前後不定期、量少、生理痛、乳房脹痛、鬱傾向、イライラする。舌質淡紅、苔薄白。脈弦。

治療方針 疏肝理気、調経

選穴は肝兪、蠡溝、気海など

 

③  痰湿タイプ

弁証要点:不妊、肥満/肥満傾向、生理遅れ/閉経、下り物が多く・質粘稠、胸悶、悪心。苔白膩、脈滑。

治療方針:燥湿化痰、理気調経

選穴治療:足三里、陰陵泉、脾兪、太白など

 

④ お血タイプ

弁証要点:不妊、月経遅れ・量少・色紫暗・血塊、生理痛、普段少腹痛み。舌質紫暗・血斑点、脈細弦。

治療方針:活血化お、調経

選穴治療:足三里、血海、地機、気海など

 

不妊症は中医学においては原因を臓器(子宮、卵巣、卵管など)だけだと考えません。子宮や卵巣を取り巻く身体全体の状態を併せて治療してゆきます。これは鍼灸治療と生活習慣の見直しを併用することで、自然妊娠しやすいからだをづくりが可能になるからです。お灸で不妊症のツボに温熱作用を与えて、鍼で体調を調整すれば、卵巣、子宮など骨盤内器官の機能が改善され、妊娠しやすい体質を作ることができます。

 

鍼灸の不妊治療に対する作用とメーカリズム

その主な作用が視床下部・下垂体・卵巣軸を介するホルモン代謝調節と骨盤内循環動態の改善です。不妊症の女性には冷え性の方が圧倒的に多い。冷たい下肢の血液が外腸骨静脈から骨盤内に介して下大静脈へ戻る際に卵巣も冷却されて正常な代謝が抑制されるので、不妊治療には骨盤内血流とホルモン代謝の改善が必要です。

 

鍼灸治療により子宮の血流がよくなり、受精卵が子宮内に着床しやすくなります。そのほか、鍼灸治療は生理不順・生理痛・子宮内膜症・無月経など婦人科疾患にも効果があります。また、鍼灸でストレスを減らし、肩こりなどつらい症状も改善できます。排卵誘発剤などの使いすぎで低下した卵巣機能を鍼灸で回復しやすくなることもあります。

 

まとめると

鍼灸は

・生理不順の改善
・排卵の誘発
・骨盤周辺
・子宮内膜の血行の促進
・不妊治療に使われる薬の副作用の減少

などに効果があると言われています。

 

妊娠するために必要な
・ホルモン分泌
・妊娠を維持するために子宮環境

などを整えることはもちろん、免疫力を高め、心身を健康にすることによっても不妊治療の成功率をより高める役割も果たします。

子宮・卵巣を赤ちゃんのできやすい環境にすること、このような母体づくりをしないでいくら西洋医学的治療(ホルモン治療・人工授精・体外受精等)を試みてもなかなか妊娠するのは難しいと思われます。

 

当院の実績

2009年5月から2013年7月までに他の医療機関で不妊症と診断された挙児希望で、当院に来院し、中医弁証論治による鍼灸治療継続3ヶ月以上(鍼灸治療のみおよびART+鍼灸治療)により、113名の方が自然妊娠とARTで初めて妊娠が成立した。(2013年9月「日本中医学会」に論文を発表した

自然妊娠を望んでいる方」「原因不明の不妊症といわれた方」何回も人工授精・体外受精を受けているのに妊娠できない方」、医師の経験と実績のある林鍼灸院の東洋医学的な鍼灸治療で体質改善をしてみませんか? 

 

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   院長 中医師 林 暁萍

中国医師/武庫川女子大学非常勤講師/中国遼寧中医薬大学 客員教授

患者様のつらい気持ちをわかって心がこもった治療は大切ですが、豊富な医学知識、確かな技術により病気をしっかり治してあげることも大切です。だから、私は常に最新の医学知識と医術の勉強を努力しています。誰にも言えない身体の悩みがひとりで抱えないで、ぜひ一度、ご相談してください。

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新著書 中医美容鍼灸実践

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記事が2012.No8 医道の日本に掲載された

記事が2017.No.5 医道の日本に掲載された

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